『速記者と犬』
速記者の子供が、速記者である父親に尋ねました。
「お父さんは、速記が書けて、漢字にも詳しい、問題文の作文も得意だし、朗読もできるのに、何で犬が怖いのですか」
父親である速記者が、速記者の子供である自分の子供に言いました。
「犬を怖いなんて思ったことはないよ。ただ、犬が吠える声を聞くと、体が勝手にすくんでしまうんだ」
教訓:まず言えることは、速記が書けたり、漢字に詳しいことと、犬が怖いかどうかには関係がない。次に言えることは、犬が吠える声を聞くと体がすくんでしまうことを、犬が怖いと表現するのである。