第7話 サイとの戦い
サイが突っ込んできた。俺は『矢闇』を発動させた。
「くっ」
防御できてるが押し込まれてゆく。止めること自体は出来ないらしい。だが、俺に向いていることで勇輝が自由だ。
「くらえ!『勇聖斬』」
「グォォォ!」
効いているようだ。しかし浅い、たしかさっきの技が一番強いはずだ。勇輝にサイが向く。次の瞬間突進してきた。
「うぁぁ!」
勇輝が吹っ飛ばされ、さらに後ろにいた数人が吹っ飛ばされた。
「大丈夫か!」
「皆は死んでなさそうだよ。心音がする」
奏が言った。
良かった。すると、サイが急に何もない所に突進していった。
「今幻覚見せてるから作戦会議しよ」
忍が言った。
「ああ、そうしよう。皆どうする?」
次々に帰ろうと言う声が上がった。
「すぐ追い付かれるよ。私の幻覚も長く続かないし」
「倒すしかないか。···よし、なら終が攻撃を止めてる間に勇輝の『限界解除』と魔法の面攻撃でやろう」
皆が怯えながらも頷く。
と、足音が響く。どうやら来ているようだ。サイが姿を見せる。少し睨んだあと、突進してきた。
俺は前に出て『矢闇』で受け止める。
「今だ!」
「『限界解除』、『勇聖斬』!」
「「炎槍!」」
「「氷槍!」」
「風刃!」
「雷槍!」
「「落雷!」」
「石弾!」
「光槍!」
「闇槍!」
「空間切断!」
「極小隕石!」
「亡者の手!」
「血線!」
「恐怖の鈍痛!」
「『止まれ』」
「時斬り!」
「音壊し!」
「聖槍!」
「一点集中!」
「重撃!」
「影スタック!」
「瞬投!」
「一閃剣!」
「遠斬り!」
みんなが自分が使える最大火力を放っていく。
「ブモォォォ!」
サイにも効いており、もう少しで倒せそうだ。
「皆、あと少しだ!」
学徒が様々な魔法を放ちながら皆を鼓舞する。
「ブモォォォ!」
最後の意地なのか、前足を振り上げ地面を打った。何かのスキルを使ったのか地面に衝撃波が広がる。その時、魔法で地面にダメージがたまってたのか地面が割れた。そして、俺は割れた地面の上に居た。
「うぁぁぁぁ」
俺は崖の下に落ちていった。
次が転機か?これが転機か?
誤字脱字があれば教えて下さい