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第34話 帰る道しるべ
俺とメルナは北に向かって移動していた。
「ほーう。この車は便利だな」
「ああ、けど、ほんとうに巨人たちの所に元の世界に帰る方法があるんだよな?」
「疑うの?まあ、無理無いか。正確には巨人たちの住みかの近くのダンジョンが別の世界に繋がってるといわれてるんだ」
「希望もないし、それに賭けるしかないか」
帰れるかもしれないという情報があるからである。
「そういや、時軻と蒼が空間を感じるとはいってたような…」
「へぇ、空間系か。本質にいたればもしかして…」
「何か言った?」
「いいや、何もない。空間系は貴重なのにって思ってただけ」
「蒼は日替わりで変えられるらしいけど」
「凄まじいね…」
砂漠地帯に入った。
「けっこう砂嵐がひどいな」
「そういう土地らしいよー」
町が見えてきた。
「王様に挨拶して、すぐダンジョンにいこうか」
メルナが提案する。
「そう、簡単にはいかないと思いますけど、そうしましょう」




