幕間 俯瞰のできること
紙空目々は城の自室で瞑想していた。
「ん~!はぁ、難しいな」
何をしているかというと、目々の職業『空目屋』の可能性を探っていたのだ。
「空目屋ができるのは、今のところ上空から周りを見渡せるのと雷を落とすぐらいかぁ」
強いが、使える場面は屋外である。室内は使えない。そのため、目々は室内での使い方を考えていたのだった。
「雷は上からだから無理だとして、見るぐらいは室内でも使いたいな~」
…………
……
…
「無理!詰まった!気分転換しよう」
中庭を散策する。
「おや、目々じゃねいか。自室に籠ってなかったっか?」
時軻である。
「いや~、息詰まっちゃって。空目屋の新しい使い方を思い付かなくて」
「そうか。私も一緒に考えるよう」
ベンチに座って考え出してから少し、時軻は顔を上げた。
「なあ、上空からの俯瞰って高さ変えられるのか?」
「え!」
考えてもいなかったことを言われ、動揺する。
「どうだろう?」
あり得そうな気はする。
「物は試しだ。試してみてはどうだろう」
「うん!ありがとう!」
自室に戻り、俯瞰する高さを変えようとする。
「で、できた…」
あっさり成功したのだ。
「これで屋内も…」
活躍できる。
「けど、何で高さを変えたり、できるのだろう?それに、なんでこんな職業があるのだろう?」
可能性を見つけた喜びを感じながら、湧いた疑問に頭を抱える目々だった。
遅れました。




