第13話 修行の成果
1ヶ月後
俺はこの森(上位の森)でも大丈夫になっていた。運動能力が上がり、熊と組み合いができる。
「これでもメルナには勝てないな~」
メルナは滅茶苦茶強い。
赤目熊を一撃で瞬殺するし、模擬戦でも一瞬でボコボコにされた。何でも世界の頂点の一人で闇の頂点らしい。つまり闇系統では世界最強ということである。
それに様々なスキルも手に入れた。
『影行動』 影に入りそこを通って様々な場所に行ける。
『侵食魔手』 侵食能力を持つ闇の手を出す。
『吸収黒点』 ブラックホールを発生させ、呑み込んだ物をエネルギーに変換する。
使い勝手がいいものが多くてよかった。
走っていると黄耳兎が現れた。
「きゅゅー!」
蹴ってきたのを避け、蹴り返す。ところが避けられる。ただ耳に当てることができ、片耳が消える。大量の血が噴き出す。
「きゅゅー!!」
痛みで怒ったらしく凄まじい速度で突っ込んでくる。俺は『吸収黒点』を使い兎を呑み込む。
《スキル『豪脚』を獲得しました。スキル『縮動』を獲得しました》
そう、『吸収黒点』は呑み込んだ奴のスキルを確率で獲得できるのだ。
「うんうん。もう大丈夫だね。修行は終わりだよ」
ビクッ、いつの間に、それよりも
「終わりとはどういうことですか?」
「君は十分強くなったということだよ。では、さらば」
「待って下さい。まだ全然弱いですよ。だから、ま続けてください。」
「えっ、うーん、どうしよう」
メルナが悩む。
「じゃあ、こうしよう。私がいつも暮らしている所に来れたらまた鍛えてあげよう。だから、このコンパスをあげる。これでどこにいるか分かるよ」
「ありがとうございます!」
「じゃあ、そういうことで。君も城に行きなよ」
「はい!」
こうして魔王城に帰ることとなった。
誤字脱字があれば教えて下さい。
次はメルナ視点です。




