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ヒミツ  作者: 爪楊枝
ナツのオワリ
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番外:血を分けた貴方だけを私は愛する


最悪な気分だわ。

ハル君と玉波さんの関係があそこまで進んでいてなんて…私がもっと早く復学していれば…でもこのまま玉波さんと付き合うことになれば少なくとも他の女はハル君に手出しできなくなる。


彼女は十分にハル君を好いているし、執着心も持っている。なにより彼女ならハル君を傷つけたりはしないだろうし。


それでも……やっぱり殺してやりたい。私のハル君に好感情を抱かれる女は全員…私のハル君を誘惑する女も全員…


ハル君の姉であることは私にとって全てに勝る幸せだけど…その先を望めないのが一番辛い。


でも大丈夫。私の愛は誰にも負けない。なにが子供も平等に愛するよ……くだらない。私はハル君だけを愛しているし、ハル君だけを愛し続ける。


他の誰かも愛せるなんて…気持ちが悪いものね。


そうだ、玉波さんとハル君の間に子供が生まれたらハル君は私が引き取ろうかしら……玉波さんは子供も愛するって言っていたし…ひとり愛する対象が減ったところで平気でしょう?


私にはハル君しかいない。だからずっとハル君だけのそばに居たい。


彼女には頑張ってもらわないと。


私のハル君を幸せにするためにも協力してもらわなければならないのだから。



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