27/109
epilogue
「家内、今日も一緒にお弁当を食べましょう」
「はい……えっとそれでなんですけど…莉音達も一緒で大丈夫でしょうか?」
「私は構わないわ」
玉波先輩は表情を崩さずに肯定する。多分これは少し嫌な時の反応だな。
「シロ先輩、今日も私と交換しよう!」
「嫌よ、私は家内としかお弁当の中身は交換しないの」
「なんでだ!?」
まだまだ僕や伊藤さん達だけだけれど、玉波先輩は少しずつ他人とのコミュニーケーションを取っている。毎日のようにお昼に誘われるのは正直疲れることもあるが、きっと先輩にとって良い変化なんだと僕は思う。
僕はこれから彼女に対する答えを考えねばならないけれど、それはまだ少し先の話になりそうだ。




