ボク=キミ
白い部屋 淀んだ空気
本の壁を 煙草と吐息で汚す
ボクがいる空間を 僕が見ている
その日から ボクは僕になった
僕がやりたいことを ボクはしない
何故?できるはず
僕は何もできない
できる体は ボクがもっているから
いつになれば僕とボクは ひとつになれるのだろう
それは誰にもわからない
だって ボクは僕だから
それだけはたったひとつの真実
意志の弱さが 僕の敗因
蝕まれていく ボクのカラダ
息を止めるほど苦しくても
僕には止められない
やらなければならないことも
やりたいことも
流されるまま ボクだけが動く
その日から ボクはキミになった