番外編 柊さんの郵便
柊さんからお手紙着いた。
「あ、お手紙だ!美味しそう」
柊さんたら読まずに食べた。
「しまった。あんまり美味しそうだから、つい食べちゃった」
仕方がないのでお手紙書いた。
「すいません。お腹が空いていて、届いたばかりのお手紙食べちゃいました。味は美味しかったのですが、手紙の内容が分かりません。申し訳ありませんが、もう一度御用件を教えて下さいませんか?」
さっきの手紙の御用事なぁに?
柊さんからお手紙着いた。
「あ、お手紙だ!美味しそう」
柊さんたら読まずに食べた。
「しまった。紙のイイ匂いに耐え切れず、つい食べちゃった」
仕方がないので、お手紙書いた。
「すいません。食欲に勝てず、届いたばかりのお手紙食べちゃいました。芳しい香りに違わず味は良かったのですが、手紙の内容が分かりません。申し訳ありませんが、もう一度御要件を教えて下さいませんか?」
さっきの手紙の御用事なぁに?
柊さん達は、直接会って相談した。
「お手紙は、ダメだ。食べちゃう」
連絡手段をどうするか、柊さん達は困った。
長距離の連絡を取り合う唯一の手段である〝手紙″は、欲望に勝てず食べてしまう。
それは、手紙を届ける柊さんも例外ではない。
配達途中で、食べてしまうのだ。
困った柊さん達は、議論に議論を重ねて悩み抜いた末に、一つの結論を出す。
「美味しいから、いっか」
柊さん達は、幸せな気分でお手紙を食べ続けた。
「なんか可愛い夢 見たぁ!」
興奮したカイは、夢から醒めた。
すごく眠いけど一話書いてみよう的な挑戦をしたら、こんな話になっていました。




