番外編 この辺でそろそろちゃんとした設定でも付けようか
これは、メモ書きのようなことをしようとした際、どうせならということで書いたものです。なので、物語性はありません。サブタイトル通りの、軽い感覚で書いたものになっています。
椿
椿です。自己紹介しろってことなんで、始めます。
大学二年生。時期によって変わりますが、早生まれの為、基本的に年齢は十九です。酒呑んでるけど、関係ありません。身長は、180ない位です。クソ天使は俺よりでかいみたいだけど、アレは下駄履いてるからそうなんであって、絶対俺の方が背高いです。体重は、最近計ってないから細かく分かんないけど、70あるかないかです。
未だに具体的なイメージが固まってませんが、成り行き上、ダークヒーローを目指してます。つーか、ヒーローっていいですよね。だから、ヒーローたる者 トレードマークの一つでもと考えた結果、黒いニット帽をかぶってます。
〝願いを叶えやすくする力″を持っているので、その時の願う強さに応じてですが、大概の事は出来ます。身体能力も格段に跳ね上がりますが、悔しい事にスピードだけはカイに勝てません。あと、石楠花曰く俺の力は『他人の技術を盗む事』に特化されているらしいです。
あとは……好きな食べ物とかか?好きな食べ物は、おにぎりとか、基本的に米が好きです。嫌いな食べ物は、トマト。あれだけは食べられません。トマトケチャップやトマト鍋みたいに加工した物や火を通した物は食べられますが、生は絶対無理です。加工してあっても、トマトジュースも無理です。野菜ジュースの『トマト感がアップして飲み易くなっています』なんて、いい迷惑です。
趣味は特にないけど、休日はマンガ読んだりゲームしたりしてます。マンガは、王道のバトル物が好きです。刀とかで斬り合うシーンは、テンションあがります。スポーツ系もけっこう好きです。ギャグとかラブコメとかは、コミックスを買ってまで読みません。ゲームは、主に格闘ゲームをします。結構何でもしますが、完全にターン制となっているゲームは、じれったいのであまりしません。だからと言って、全くしないワケでもありません。あまり手を出さないというだけで、どっぷりハマった作品も中にはあります。そう考えると、シューティングの方がしないかもしれません。やっぱり、あんまり考えないで指先の感覚と直感でやるゲームが好きです。かと言って、あまりコマンド入力が簡単なのも、どうかと思います。難しい技も、練習して出せるようになった時は、すごくうれしいです。
あとは……好きな物の次は嫌いなものか? 嫌いな物はけっこうあるけど、大人なんで我慢出来ます。けど、強いて上げるなら、女子高生という生き物は大っ嫌いです。あいつらは、自分の思い通りに物事が進むとか考えているし、自分たち種族が最強だと勘違いしている節もあるし、思い通りにならないと「ムカつく」とか「ウザい」「キモい」などとテキトーに愚痴って、物事をやり過ごします。それに、自分のことは棚に上げて、他人をバカにします。芸能人で明らかにお前らより顔が整っているヤツの僅かな短所を見つけては、そこを一気に叩きます。仲が良いように見えて、その実、裏では悪口を言い合っています。意味がわかりません。たぶん、こういう事を言っている俺の事も、罵っている事でしょう。「はあ?あんたに言われたくねぇし。つか、ウザい」とか言って。けど、俺はそんなこと気にしません。俺は、声高らかに言ってみせましょう。女子高生絶滅しろ、と。しかし、そうは言っても、女子高生も悪いヤツばかりではないという事も知っています。例外的に一部、ちゃんとしたヤツもいるでしょう。ですが、俺は 総合的にみて女子高生は嫌いです。あと、女のアイドルグループも嫌いです。安っぽい歌唄って、女が集団でキャッキャ騒ぐ姿は、見ていて気分が悪くなります。そう考えると、俺は女子の集団が嫌いなのかもしれません。あと、嫌いな物は……。嫌いな物の話はやめましょう。
俺の周りのヤツ等について話しましょうか。榎→変わっているけど、いいヤツ。何となくだけど、人外に好かれるよな、こいつ。 クソ天使→相棒のクソ。 柊→普通にしていればいいヤツだし頼れるけど、怒らせると超怖い。初対面の時は、ホントすんませんでした。 カイ→熱いバカ。最初 殺されかけたけど、あん時の結果は俺の勝ちだったし、赦してやる。 十六夜→実は榎よりも付き合いが長い、幼馴染。俺のことを色々知っているだけに、何気に一番タチが悪い。 高橋さん→俺達を導いてくれる、大人の男。つーか、酒強過ぎ。 五十嵐さん→Dグローブ ありがとうございます。提案なんすけど、クソ天使にもっとキツイ実験しませんか? 篝火→不気味な二日酔い。 石楠花→篝火とは違う意味で、危ない感じのする不気味な男。 レイラ→エロガキ。俺の身体に入らないで欲しいし、百歩譲って入ることを許しても、榎に抱きつくなどの奇行は絶対するな。 他の人については、面倒だし省略させてもらいます。
つーか、短いか?
榎
榎です。えーっと…自己紹介って言われても特に面白いこととか言えませんが、頑張ります。
年は二十歳です。椿君はたまに私を子供扱いしますが、私は夏生まれなので、私の方が年上なんです。これは、少し嬉しいです。椿君の方が子供なんだよ、って勝った気になれますから。身長は、160ない位です。体重は……それなりです。
好きな食べ物や嫌いな食べ物は、特にありません。何でも美味しく食べれます。あでも、辛い食べ物は結構好きかもしれません。
一人暮らしが長いので家事全般は得意です。けど、椿君に、料理の腕前は認めてもらっていません。私としては美味しくなるだろうと思ってする事も、実際食べてみて美味しいと確認した事でも、椿君には止められたりします。椿君は、たまに細かいことを言ってきます。
休日は、椿君や楸さんが仕事をしていれば、それにくっついて行ったり、柊さんと都合が合えば、一緒に出歩いたりしています。一人だと寂しいので、誰かと一緒が良いです。
私も椿君やカイ君と同じで〝願いを叶えやすくする力″を持っています。けど、二人のように身体能力に変化は全くありません。どちらかというと体質に近いのかもしれませんが、普通の人には見えないモノが見えたり、聞こえないモノが聞こえたりします。例えば、姿を隠した天使の姿を見ることが出来たり、動物と話が出来たりします。石楠花さんは、これを〝感知″という名前で呼んでいました。
そう言えば、他の人についても話すようになっているそうなので、私のことよりもそっちに行きたいです。 椿君→偏屈だけど、すごく優しい人です。ホントは臆病なのに、必死に隠そうとしています。だから、たぶんそういう所が不機嫌そうな態度に表れているんだと思います。弱さを隠すために強がる、みたいな。 楸さん→大人だけど、どこか子供っぽいです。でも、ちゃんと周りのこととか見ていて、気配りしてくれます。前言撤回、やっぱ大人です。 柊さん→カッコいい大人の女性です。美人だし、しっかり自分というものを持っていて、憧れます。あと、たまに照れる姿とか、ちょっと可愛いなって思います。女の子で初めてできた、私の大切な友達です。 カイ君→すごく真っ直ぐな人だと思います。悩むより動く、みたいな。でも、女の人が苦手みたいで、私と話す時もあまり目を合わせてくれません。 十六夜君→なんだろ? 少し、変わっています。発言が一貫していない時とか結構多い人です。 石楠花さん→私『ひさぎ』って言います『かりんとう』じゃないです、って言っても、一向に名前を覚えてくれません。あと、たまに無言でお菓子をくれます。 篝火さん→いつも具合悪そう。たまに篝火さんに見られると、恐怖心が湧きます。 レイラ君→明るい子。でも、少しは自重してね。 高橋さん→お父さんみたいな人、かな? 楸さんたちとのやり取りを見ていると、仕事の付き合いだけ以上のものを感じます。 他の天使の方はあまり面識がないので、省かせてもらいます。
えーっと…この辺で終わっても良いのかな?椿君なんか長かったけど、いいよね。
楸
楸です。ホントはトリを務めるべきかもしれませんが、自己紹介始めます。
年齢は、人間の方に換算する方法も分からないので、とりあえず見た目で言わせてもらうと、椿達と同じくらいです。二十二~三って感じ。身長は、180あります。下駄を履いているからとか関係なく、椿には負けません。体重は、たぶん60ありません。他のヤツらと違って俺は頭脳派だから、余計な筋肉とかありません。
基本的に、浴衣に下駄という和風な格好をしています。軽い癖っ毛です。昔は煙草を吸っていましたが、今はやめて、代わりに棒付きのアメを舐めています。だから、椿が無理してニット帽がトレードマークだとか言っているけど、俺は自然な流れでトレードマークがあっちゃうのかな、これ。
好きな食べ物は、甘い物も好きですが、カペッリーニです。でも実はこれ、パスタの細さで分けた種類の言い方らしいですね。榎ちゃんに教えてもらいました。なんか『天使の髪の毛』とか言われているらしいから好きだって言ってみたけど、実はただの細いスパゲッティ、っていうね。なんか、やりきれなくなります。好きな食べ物は、いつもの棒付きキャンディということにしましょうか。嫌いな食べ物というか食べられない物は、結構あります。中でも、茹でたブロッコリーとかは口の近くに運んだだけで「オエッ」ってなります。
趣味は、音楽を聞くこととかですかね。ちなみに、本当にドラムはできますよ。
好きな女の子のタイプは、女のコらしい人です。この基準は、俺の中に漠然とあるだけなので、言い表すことはできません。でも、例えばギャルみたいな人は苦手です。榎ちゃんがいいです。……てか、椿 良く喋ったな。あんまり言う事多くないはずなのに。
そうだ!天使の資格!俺は〝天使の矢 一級 (現在は自ら使用禁止にしている)″と〝テレパシー 二級″を持ってます。あと〝視覚防壁″が苦手な俺は羽だけ隠す事ができないのですが、何となくやってみたら、羽を浴衣の中に隠したまま出さないでも飛べるようになりました。これは、どうやら俺だけの特技らしいです。まあ、他の人は羽だけ〝視覚防壁″を張って隠せるから必要無いだけなのかもしれないけど。羽を出して本気も出せば、本気のカイと同じくらい速く動けます。ちなみにというか、なんやかんやあって、最下級の天使のライセンスを持っています。級は関係なく、嬉しいです。
それではそろそろ、他の人について語りますか。椿→俺の相棒です。本人自覚ないようですが、かなりのバカです。バカと言うより変り者なのかもしれません。あと、臆病ですね。チキンです。総合すると、オオカミの皮を被ったヒツジと言ったところでしょうか。けどまあ、いいヤツです。ちょっかい出すと本気で怒るし、面白いヤツです。 榎ちゃん→可愛いですね。変に頑固な所があるというか、芯の強いコなんだと思います。それに気配り利くし優しいし、ホント良い。そういえば、俺の呼び方「天使さん」から「楸さん」に変わったよね。俺的には、「楸」でもいいよ。 柊→貧乳です。詳しくないけど、AAAカップとかでしょうね。凹凸は、ホワイトアスパラよりもありません。けど、良いヤツですよ。俺が弱っている時、例えば俺が椿と榎ちゃんに嘘吐いていた時、ちゃんと理解してくれた上で見守ってくれてました。あれには、少し感謝しています。けど、やっぱ貧乳です。 高橋さん→迷惑かけましたし、きっとこれからもたくさん迷惑掛けます。イイ意味でも悪い意味でも、好きな親父です。あと、一個だけ言わせてもらうと、ヒナさんにケンカ売っても勝ち目 薄いと思いますよ。 五十嵐さん→楽しいおじさんです。一緒の目線で遊んでくれる、親戚のおじさんみたいな感じです。けど、試作品の実験体にするのだけは、マジ勘弁してください。 支部長→この人がいなかったら、今の俺は無いでしょう。ホント、迷惑かけました。こういう言い方していいのか分からないけど、懐の深い、ありがたい理解者です。 看守さん→どっか抜けているけど、イイ人。一度目も二度目も、牢獄に入れられた時にこの人の支えがなかったら、たぶん俺の心はポッキリ折れてたと思います。 カイ→真っ直ぐなヤツですね。良くも悪くも曲がって無いんです。だから、突っ走り過ぎて間違ったことしないかとか、少し不安もあります。でさあ、柊のどこがいいの? 十六夜→一言でいえば、変なヤツです。俺や石楠花と違う、特殊なタイプの嘘つきですね。今度 椿の昔話聞きに行こうかな。 石楠花→ある意味、一番人間らしいと思います。恐ろしいほどに自分の欲望に正直なところとか。あでも、それを我慢するのが人間だから、人間らしくないのか? とにかく、危険な思想を持ち合わせている男だけど、根っからの悪人ではないと思います。 他の人は、なんか長くなっちゃったんで省きます。一個言わせてもらえば、みんなどっか変わっているけど、イイ人たちだと思いますよ。
それじゃあ、また。
柊
柊です。早速、自己紹介始めさせてもらいます。
年齢は、楸と同じで見た目で言わせてもらうと、椿や榎ちゃんと同じくらいです。二十一ってところかな。身長は、170ちょっとです。体重は、元からの体質と〝力″の関係で、幸いなことに少ない方です。けど、もう少し肉が付いても良いのに、って思う部分はあります。
昔は黒い短髪、肩よりも少し短い位でした。けど、悪魔の力を手に入れて髪が白くなってからは、天使のライセンスを自分で捨てて高橋さんの下から離れることになったので、それを機に少し女の子っぽくなろうと思い、本当は邪魔だけど髪を伸ばし始めました。今では大体、肩甲骨近くまでの長さです。服装は、動き易さを第一にした、肩や脚の出ている少し露出が多いものが多いです。その上に、夏場や暑いとき以外は膝丈くらいの黒いロングコートを羽織っているので、はしたなくないはずです、たぶん。ちなみにこのコート、高橋さんがくれた、アタシのお気に入りです。
楸のような普通の天使と違い、アタシの仕事は依頼人あってのものなので、あまり自由はききません。榎ちゃん達が会う時でも、アタシは行けない時とか結構あります。でもその分、報酬とかは交渉次第でなんとでも出来ますし、依頼内容を達成すればアタシの裁量で仕事出来るので、そういう意味では自由もあります。
休みの日は、家でじっとしているのも退屈なので、テキトーに外に出ます。大食いチャレンジの店で食事を済ませたり、服屋で女の子らしいファッションの勉強をしたりします。あと、時間があえば榎ちゃんと会って、おしゃべりしたり何処か行ったりします。他にも、不定期に高橋さんの所に行きます。この二つは、幸せな時間です。
天使の資格は、そこそこ持っています。その中で主に使うのは〝千里眼 二級″と〝読心術 二級″ですかね。ちなみに〝矢″は三級 持っているけど苦手です。最近、必要かなと思い、治療系の取得に励んでいます。悪魔の能力は〝悪魔の剣″〝空間凍結″の二つを主に使いますが、他にも、例えば簡単な変身だけなら〝擬態″も出来ます。楸と違い、基本的な〝視覚防壁″とかはそつなく出来ます。天使と悪魔の二つの力を持つ、『聖なる堕天使』柊ちゃんです(照)。
ゴホンッ! えーそれじゃあ、この辺でアタシの周辺について、簡単に言いますか。椿→良く分かんないけど、変り者だと思います。強がって、理知的に振る舞おうとしているみたいだけど、臆病だし、短絡的な、一言でいえばバカだと思います。けど、そんなバカだから、楸と上手くいってんのかもね。 榎ちゃん→好きです。可愛いし、優しい。ちゃんと自分の意志を貫こうとする強さも持っています。色々とアタシに無い物を持っています。ただ、そういう理屈抜きで、一緒に居て落ち着けるし楽しい、大好きな友達です。 楸→色々と危なっかしくて、ほっとけないガキです。一人にしておくとロクなことしないし、かといって手を掛けようとすると煩わしがるし、面倒くさいガキです。また深く落ち込むような事にならなければいいと思います。面倒なんで。 カイ →努力家ですね。普通、人間で師範に何度も挑むなんて出来ないと思うし。ねぇ、アタシと闘うのは本当に無理? ヒナさん→優しいおネエさんみたいな人なんだけど、実は危険な爆弾でもあります。気を付けないと、アタシでも怖気立っちゃうくらい、怖いオーラを放つ人です。 五十嵐→クズです。この世の生物で最も下劣で性根が腐ってて、とにかく最悪の男です。ホント、クズです。アタシ、コイツ大っ嫌いです。高橋さんの友達じゃなかったら何としてでも斬り捨てます。生かしておけません。 高橋さん→えーっと……あの、いっぱい言おうと思ったから最後に回させてもらったんだけど…あの……アタシの周囲の男がどいつもこいつもガキなんで、ほぼ唯一の大人の男性です。……カッコいいし、大人の色気あるし、何よりあの包容力が素敵です。……えーっと、その……大好きです。
あーっ!もお!ちょっ、もう終わり!
梅
カイです。梅花皮と書いて「かいらぎ」っす。
年齢は、十九。椿や榎さんと同い年だと思ってたんだけど、実は学年一個下らしい。けどまあ、椿とは ほぼ一緒か。身長は、167。もう少し伸びて欲しい。柊さんより小さいし、椿達に見下ろされると腹立つから。体重は、58くらい。猫背気味。吊り目。なんかガラ悪く見られるみたいで、中高ってケンカ売られることもあったけど、俺 別に不良なつもりはないから。
って、早速詰まったな。あんま言う事ねぇし。
あ~あれだ、俺も椿達とおんなじ力持ってる。おんなじっつっても、石楠花の話では若干違いがあるらしいな。俺のは、身体能力が全て上がるワケじゃねぇけど、めっちゃ速く動ける。それに、足に力を集中させればジャンプ力も結構出せる。二階建ての家の屋根までだったら、特に苦も無く飛び乗れるし。あと、元から運動神経イイ方だから、速さをコントロールして、身軽に動ける。石楠花はこの力を『疾風』って呼んでたけど、俺も榎さんみたく英語の方が良いな。
っと、本当に何言えばいいんだよ? 椿は何であんな長く喋ってんだ? そうだ、最初に持ってたナイフ、アレはまだ没収されたままです。高橋のおっさんが預かってるらしい。今 要らないから別にいいけど…。
もう周りの話に行っていいか? 椿→変人。俺のことバカにすっけど、こいつも相当だと思う。てか、こいつの方がバカじゃね、って思う時もあるし。けど、俺の考えを聞いてくれた上で、真っ向から止めてくれた。まあその辺については、感謝して無くもない…かな? 榎さん→たまに相談相手にもなってくれる、優しい女性かな。少しだけ柊さんとの仲が羨ましくもある。 楸→俺や椿みたいなバカのストッパー役になってくれる。言動からたまに、伊達に歳くってねぇな、って思う時もある。 柊さん→っと、あー……大好きです。マジで。美人だしクールで可愛くて、それにカッコいいって思う部分もあるし、厳しいように見えて優しいし……とにかく好きです。けど、俺には高根の花過ぎるから、いつか絶対手が届くよう、強い男になりますから 俺。 十六夜→こいつも変人。天然とかじゃなく、絶対わざとふざけてる。けど……まぁ、これはいいや。うん、嫌いじゃない。 篝火→こいつと十六夜が一緒だと、ホント鬱陶しい。何故か俺をターゲットにしてきやがる。こいつ単体だと、まあ不気味なだけで無害だよな。 石楠花→人を小バカにしやがるムカつくヤツ。俺のことネコ猿とか、どこがだよって感じ。 高橋のおっさん→仕事で人の上に立つ人って感じより、ただの親父って方が近い気がする。俺のナイフ、捨ててねぇよな? ゴリラのおっさん→俺の師匠みたいな人。というか、強過ぎる修行相手。ホント頼むから、うっかりとか勘弁してくれよな。
もういいよな? 終わるぜ。
高橋
面倒だけど しゃーねぇ。ま、テキトーに始めっか。
名前は高橋。楸や柊の上司で天使やってるが、基本的には放任主義。年は、見た目で四十前後ってところだ。身長は185とかで、体重は75とか。健康診断が嫌いだから、曖昧だな。酒ばっか呑んでるイメージがあるかもしれないが、それなりに鍛えてもいる。だから意外かもしれないが、ガッシリ体型だ。
服装は、基本的に黒のスーツだ。ジャケットの内ポケットは、楸の浴衣の袖口と一緒で、俺の〝空間移動″と五十嵐の技術によって改造されている。だから、普通のポケットの容量なんか比じゃない位の物を持ち運べる。ちなみに、銃は普段ここに入れていて、有事の際はすぐ出せるようにベルトに差し挟んでいる。ジャケットの胸ポケットには、薄い色のサングラスが入っている。仕事の時なんかでスイッチ入れ替えたい時は、これを掛けるってワケだ。
俺の銃は、五十嵐に「矢を持ち運びやすく改造してくれ」と頼んだ時に、元となった俺の弓から変えられた代物だ。ちなみに、矢の資格は基本的に人間に罰を与える為の物だ。級が上がるにつれて、出来る事が増える。楸の持つ一級なら、矢を当てた相手を殺す事も出来る。俺の矢ではそこまでは出来ないが、まあ不便はないな。拳銃くらいの威力なら出せるが、そこまでの力も必要ないと思っている。銃を向ける相手は大抵あの腐れナースだから、皺を増やすとかシミが出来るとか、その程度のことが出来るだけでも充分満足している。
俺の持つ資格は、多岐に及ぶ。〝天使の矢 二級″〝読心術 二級″〝空間移動 二級″ 〝千里眼 二級″他にもあるが、あとは最近取ったヤツだと〝先読み 二級″だな。基本的に二級までの力があれば満足だ。そりゃあ便利かもしれないが、一級は取るのも疲れるし、二級の能力でも組み合わせたり磨いたり、つまり使いようによって充分な力になるし、色々あった方が便利だからな。必要を感じれば、適宜取っていくつもりだ。ライセンスは、中一級だったかな。
良く酒を呑むことを雛罌粟に注意されるが、実はそれほど飲んでいない。清酒なら日に一升瓶一本位、ウィスキーならボトル一本も飲まないし、年に数回、休肝日を設けようとも思っている。それに休肝日に関係なく、気持ちが落ち込んでいる時は呑まない。楸や柊のことで頭悩ませている時とかは特に、な。酒ってのは美味しく呑む物だ。嫌な気持ちを流すためでは、その気持ちも当然分かるが、少しもったいなくないか。だから、美味しく呑める時にだけ、俺は酒を呑む。な?実はそれほど呑んでいないんだよ。
周りのヤツについて、そっちに移るか。椿→バカなガキだが、お陰でって言ったらいいのか、楸は立ち直れた。本当に、あの時の楸に会わせる人間が、こいつみたいな良いヤツで良かったと心底思うよ。感謝してる。 嬢ちゃん→椿だけじゃなく、楸の面倒まで見てもらって悪いな。どっちも素直じゃないから、一緒に居て疲れるだろ? くくっ。ま、よろしく頼むわ。 楸→問題児だな。今でも、また変に落ち込んで考え歪まないか、とか心配しちまう。が、くくっ。元気で楽しそうなあいつ見てると、やっぱ嬉しいモンだな。 柊→愛娘って感じかな。最初は反抗的な態度を取られて揉めたこともあったし、俺も若い娘相手にどうしようかと戸惑ったりもしたが、今ではそれも懐かしく、楽しい思い出だよ。ちゃんとやっているようならそれでいいが、困った時はすぐに頼ってくれると嬉しいな。今みたいにたまにでも良いから、これからも顔見せてくれよ。 カイ→突っ走り過ぎる所もあるから、少し落ち着いて考えろ。焦って身を滅ぼすようなことがなければ、こいつはなかなかいい男になると思うんだがなぁ。 五十嵐→腐れ縁だな。畑は違うが、同期だし、いろんなところで仲間みたいなヤツだな。 支部長→これもやっぱ同期の腐れ縁だな。俺がワガママやる代わりに、立場上自由が許されないあいつの頼みを聞く、ギブ・アンド・テイクのような関係でもある。ま、今後ともよろしく頼むわ。 神崎→こいつも同期なんだが、良く分からん。ボケーっとしているかと思えば〝読心術 一級″持っているし、それなりに優秀だ。なんか、いまひとつ惜しいヤツだよ。 雛罌粟→腐れナース。立場上、俺達の生活態度が気になるかもしれないが、心配過剰なんだよ。従わなければ殺すとか、有り得ねぇだろ。大体、俺や五十嵐の言う「ぶちゃいく」の類の悪口は、一種の愛情表現でもあるんだよ。本当に不細工だと思ってたら、言えないからな。なのに本気で怒りやがる。ホント、内面まで「ぶちゃいく」な腐れナースだ。
終わっていいよな?じゃ、酒でも呑むか。
五十嵐
俺ぁいいだろ、別に。やんなきゃだめ?
名前は五十嵐。年ぁ、見た目 四十前後ってトコだろ。身長175くらいで、体重は70ちょいくらい。細かい数字は覚えてない。筋肉質ってワケでもないし、中肉中背ってところだ。
楸より強い癖っ毛で、眼が悪いから普段から眼鏡かけてる。服装は基本、白衣でサンダル履き。愛煙家で酒も呑む。
科学者とでも言ったところか、開発課に所属して発明家をやっている。お困り事があれば、課で依頼を受けて、それを解決できるアイテムを作る。他にも、自主的にいろんな物を作る。俺の作品には、例えば人間の感情をキャッチできる人形『天使を呼べ!叫べ!お前の気持ちをさらけ出しちゃいなよ、君』シリーズや、ぶつけた相手を強制的に眠らせる『ねんねこ玉』、戦闘訓練できる相手として人工知能を搭載した『拳王・ゴリラ』を作った。ちなみに、俺達の所属する〝天使の館″を天空の城に変えたのも、俺だ。他にも、頼まれれば何かしら作ってやるぞ。椿の『Dグローブ』みたいに。
そんじゃあぼちぼち、周りのヤツについて。椿→楸より頑丈そうだしよぉ、今度俺の実験体にならないか? ひひっ。 榎→あんま面識ないが、苦手かな。どういじったらいいか、わかんねぇし。 楸→高橋んトコのガキ。いろいろ面白いヤツだよ。遊び相手にもなるしな。ひひっ。 柊→高橋んトコのガキその2。色々あるが、通称「チャ子(ペチャパイの子の略)」。少し危険だが、からかうにぁ絶好の相手。感情むき出しだから、よほどのヘマしない限り、俺が負けるこたぁないだろ。 高橋→同期ん中でも、一番よく一緒に居るヤツだ。俺からすると不器用なヤツだし理解に苦しむ所も多々あるが、ま、いんじゃね。ガキ共 大切にしろよ。 支部長→素行不良の目立つ俺や高橋がそのまんまでいられんのも、こいつが上に立っていてくれるからかな。あんま気張り過ぎんなよ。 神崎→こいつ、こそっとやれば、基本的に何されても気付かないんだよ。ひひっ。何回か黙って実験体になってもらってるぜ。ま、何故かお前には薬が効かない事の方が多いけどな。 ヒナ→面倒な小娘だ。俺や高橋のやることにイチイチ目くじら立てやがる。前に一回冗談が通じずブチ切れさせちまって、変な薬 注射されて三日三晩苦しまされた時もあったしなぁ。 拳王・ゴリラ→想像以上に立派になりやがって、なぁおい。涙が出るぜ。
ちょっ、もうこの辺で終わっていいか? いいよな。ぐすっ。
十六夜
はーい、十六夜です。十六夜と書いて「いざよ」です。けど、別にこだわりません。そんな僕、十六夜ことジョルジーニョが嘘偽りなく、自己紹介始めちゃいます。
年齢は、なんと二十歳。大人ですね~。身長は175弱。カイ君より大きいですね~。体重は75強。リンゴ何個分でしょうか? 眼を閉じて、瞼に力を入れながらゆっくり開けると、二重になります。
引きこもりって程ではありませんが、インドア派です。外に出るとロクなことが無いので、一人での外出は極力避けます。一人で遠出とか、心細いですしね~。それじゃあ家で一人何をやっているのかというと、色々です。五つのサイコロを振って一の目が揃う確率は、およそ7776分の1だというので、これが本当か検証してみたり、トランプ手裏剣の練習をしたり、インターネットをしたり、ゲームしたり、多種多様な本を読んで知識を増やしたり、といろんなことをしています。一応仕事もしているので、ニートではありません。
ちなみにといいますか、僕にも〝願いを叶えやすくする力″があります。と言えたらいいのですが、すみません嘘です。
さて、ここまで来て、問題発生です。
実は僕、あまり重要なキャラクターではないので、話す事がありません。椿君の昔話を知っていたり弱みを握っていたりする、という意味では重要かもしれませんが、あのボンクラの秘密にそれほど価値があるとも思えないので、残念です。そんな僕は、椿君の話し相手にはなりますが、彼らの仕事の手伝いはしません。つまり何が言いたいかというと、僕は交友関係が広くありません。椿君と楸君、それにカイ君だけです。番外編では何人か接点があるのですが、本編では幼馴染のはずのひーちゃんとすらまだ会ってません。
どうしましょう?
番外編でも出会いには変わりないですよね。そう認めていただかないと、三人について話すだけでは物足りないので、椿君の昔話に花を咲かせてしまいます。だから、そんなつまらない展開を避ける為にも、細かいことには目を瞑りましょう。
てことで椿君→幼馴染です。小学生からかそれよりも前なのか定かではありませんが、一番付き合いが長いです。変わっているし時々怖いけど、基本いい人ですよ。彼の恋愛事情については、いずれまた。 ひーちゃん→榎ちゃんです。椿君を間に挟む形で知り合いました。僕の言う事を鵜呑みにし易いので、たまに焦ります。優しい子ですが、やっぱ類は友を呼ぶのか、椿君に似て変わったところもありますよね。 楸君→僕のお腹を面白がって触ってくるのですが、まだ若干距離を感じます。今度一緒に草相撲で遊びましょう。 ひーさん→柊さんです。クールな方なので「ちゃん」よりは「さん」かな、と思います。ファースト・コンタクトではどっちなのか迷いましたが、別にサラシを巻いているとかではない、普通の女性らしいですね。 カイ君→面白い人です。なんか冗談を言うと、ちゃんと反応してくれて、それがたまに本気で怒っているんですよ。でも、後には引きずらないで、その場で完結させてくれます。僕と違って行動に迷いが少なく、強い男の人で、羨ましいです。彼からは色々と見習いたいです。 ジェシカ→篝火さん。波長が合うようで、番外編ではよく共演させていただいています。前に二人でメールしていた時、椿君にネコ耳を付けてそれを写真に収めようと計画したのですが、冷静になると、ただ気持ち悪いだけだという事に気付き、実行には至りませんでした。
もう少し出番と見せ場が欲しい、哀愁の男・十六夜でした。
篝火
私は、簡単なプロフィールだけにしませんか? その方が謎の多いミステリアスな女って感じがして、今後いつか「そうだったのか、篝火」みたいなことにならないかしら? ならないのね。
私は悪魔ですが、力は他の悪魔に奪われてしまったので失っています。でも、悪魔です。ややこしいですね。『聖なることのない堕悪魔』篝火ちゃんです。これ言っていると柊ちゃんに怒られそうなので本題に戻すと、天使組と一緒で、年齢が曖昧だという事です。なので、同じく見た目で言わせてもらえば、大体二十三くらいです。身長は、175位あります。カイ君より大きいですが、猫背なので柊ちゃんと同じくらいだと思っていただいても構いません。それでもカイ君よりは大きいですしね。体重は、55くらいです。
服装は、ダークな色のドレス系なファッションが多いです。下からシュポって入って着て、脱ぐときもシュポと楽に脱げる、そういうゆったりめの服です。羽は、千切られた残りが無残に残っています。これではもう飛べませんが、辛うじて動かす事は出来ます。尻尾は、お尻のちょい上にありますが、これも千切られました。十センチほど、黒い尻尾がぶら下がっているだけです。これも、辛うじて動かせます。ふふっ、少し卑猥ね。髪の毛は、昔は黒かったのですが、一度真っ白くして、次に金髪にして、今の真っ青な髪に落ち着きました。長さは、腰くらいまであります。
お酒は好きですがあまり強くなく、頻繁に二日酔いっています。また、声に張りが無く、体力も無いからしんどそうに見えるようで、よく暗い印象を相手に与えてしまいます。たしかに落ち込み易いし嫉妬もし易い方だから、それで暗いと思われるかもしれませんが、元気な時もたまにあります。
さて、ここで問題です。実は私、裏話になりますけど、重要なキャラクターじゃないそうです。私自体で何かするというより、他の誰かを引き立たせるための都合のいい存在として生み出されました。私は、どこにいっても都合のいい女になってしまいそうで、怖いです。それはさておき、何が言いたいかというと、ここまで本編での出番が少なく、当然知り合いも少ないのです。
でも、気にしない。強い心を持てと彼が教えてくれたから。
てことで椿君→生意気なガキ。ツンデレのつもりなら、私にもっと優しくしなさい。 榎ちゃん→可愛い子ね。私、不摂生がたたったのかしら、既にこの子みたいな健康的な若さに憧れる。でも、食べたりしないから怖がらないで。 楸君→なんだろ、猫かぶってそう。まだ彼のことは良く分かんないかな。 柊ちゃん→天使のくせに悪魔の力を本物の悪魔の私より上手く使えるとか、嫉妬メラメラね。美人だけど、でも胸は全然ないみたいだから、そこだけは嬉しい。 カイ君→からかい甲斐のある面白い子。でも、私一人じゃマジギレされた時怖いから、自重してます。 ジェームズ→十六夜君。彼とは波長が合うようで、番外編ではよく共演させてもらいます。この前 二人でメールしていた時、「紅葉狩りって、見るだけで別に紅葉狩らなくね?」という話題で盛り上がりました。 高橋さん→最初すごく怖かったけど、実は優しいダンディな人。 石楠花さん→私、あなたのエサでした。どうでしょう?本当に召し上がってみては?
もっと出番を。できれば幸せな展開を。そう渇望してやまない篝火がお送りしました。
石楠花
俺ね。ききっ、いいぜ。余すことなく、懇切丁寧な自己紹介と行こうか。
年齢は、二十八。身長は190弱。体重は60弱。体型は、長身痩躯って感じだ。言っておくと、俺は非力だ。腕力なんか、その辺の女子と同じくらいだと思うぞ。実際 腕相撲をしたら、かりんとうといい勝負だろう。
服装は、黒とか落ち着いた色の物が多いな。肌を出すのが好きじゃないし、ゆったりした服だと落ち着かないから、タイトめのジーンズにタートルネックの長袖っていうのが多いかな。その上に、たまに膝丈よりも少し長いコートを羽織るといった感じだ。
基本的に食事は駄菓子で済ませる。学生時代から今でも定時に食事を取れるような生活をしていなかったからだ。何か事に集中していて時間を忘れるってこともだが、ゆっくり椅子に座って食事を出来る状況が少ないってこともあるだろうな。だから、短い時間でさっと手軽に食べられる物ということで、駄菓子を選んだ。意外とクオリティも高いから、味に不満はない。それに、物によっては糖分を補う事も出来るから、疲れた頭には最適だ。ちなみに、駄菓子と言っても板チョコやアメのような物も含まれる。フガシのような物ばかりじゃない。な?駄菓子も悪くないだろ?
何をしているかは言えないが、俺は普段から頭を使っている。仕事でも、プライベートでも。が、相手の心理を読もうとする時は、あまり頭を使わないで済む。別に心理学を修めていなくとも、経験と勘で成せることだ。相手の発言に揺らぎが生じた、眼の動きが不自然だ、声の抑揚に妙な変化がある、その他にも手の動きやちょっとした仕草からも、相手の心理を、なんとなくなら読む事は出来る。その心理を正確に読み取ろうとすれば、こっちからも言葉を使って仕掛ける必要があるワケで、その時に初めて頭を使う。ま、この言葉遊びは正確に学んだワケではなく、自分の感覚でやっている事だから、マインドコントロールしたりする武器にはならないがな。
さて、俺の周りの面白いヤツ等に触れてみようか。ニット帽→バカ。よって、敵にすると行動が読み難く苦手な相手だが、そうでなければ操るのに苦労しないタイプだ。せいぜい不思議な力をもっと磨いて、俺を楽しませてくれよ。 かりんとう→こいつは、苦手だな。純粋過ぎて気持ち悪い。が、からかう分には話は別だ。ききっ。また赤面させてみるのも面白いかもな。 浴衣の→こいつは、何かを隠している、嘘吐きの匂いがプンプンだ。まあ、何かを隠しているというよりは、自分を隠していると言った感じかな?ききっ。いつか、こいつを本気にさせて化けの皮を剥ぐのも面白いかもな。 白いの→危険生物。先にも言ったが、俺は非力だから、こいつが怒った場合に対抗する術を持たない。結構短気ですぐに手が出るみたいだから、下手なこと言えない。それとも、『貧乳』が禁句だっただけか? ネコ猿→ニット帽ほどではないが、こいつもバカだな。ニット帽と違って、中途半端に手の内 見せても動きを止めることは難しそうだ。 青いの→こいつは、分からん。髪を青くする心情ってどんな感じなんだ?いつかゆっくり話をしてみたい相手だ。
それじゃあ、俺の話はこの辺で終わりだ。ききっ。そう言えば最後に一つ。人は、自分で苦労して得た情報は信じる傾向にある。汗水たらしてやっと得た情報だ、それが本当は間違っているとしても、それを疑う事の方が難しいってことだ。それでは、その反対は? 信を置ける友人や立場上 正しい事を教えなければならない教師が相手なら話は別だが、それ以外なら?どうしたって最初は懐疑的になり、裏を取らないと信じられないって事もある。そうやって疑ってしまうのも、人の悲しい性だよな。ききっ。えっ、何が言いたいかって?別に何も、特に意味はないぜ。
それでは、今度こそ本当に、俺の話は終わりだ。
雛罌粟
私もですか?少し照れますが、クズ達の発言によって付けられた私の印象を覆したいですし、頑張ります。
見た目年齢は、二十代後半です。誰が何と言おうと、三十代ではありません。身長は、164です。体重は、もちろん秘密です。ですが、別に私、太っているワケではありませんから。ガリガリじゃないけど、ポッチャリでもありません。普通の体型ですし、胸もそこそこあります。
医療に携わる仕事をしているので、服装は、白衣の女医スタイルか、白または薄ピンクのナース服を仕事内容や気分によって着分けています。でも、天使の館内に居る時はナース服が多いですが、私生活や何かのきっかけで人間社会におじゃまする時は、普通の服を着ますから。
先にも述べた通り、私の仕事は医療関係です。専門医の指示に従って動くだけでなく、自分だけでもそれなりの治療を施す事は出来ます。応急処置はもちろん、程度の低い傷ならばすぐに治せます。だから、その為にも医療系の資格を多く持っています。この資格による治療とは、自分の力を相手に与え、その人の治癒力を高めさせることを言います。資格の種類によって出来ることに差異、例えば内科と外科のように違いはありますし、級の高い方が強い治癒力を出せます。ですが、資格を用いての治療は、多用してしまうと身体への負担もありますから、出来れば小さな傷を治すだけや自然治癒の手伝い程度に留め、可能ならば普通の治療でゆっくり治すことが望ましいのです。もちろんと言うか、〝天使の矢″も二級なら持っています。私の場合、イメージして具現化させる矢の形は注射器の形をしています。治療系の資格と組み合わせて、逃げる患者 (例えば高橋さんや五十嵐さん)に注射することも可能ですし、麻酔銃のようにも使えて、色々便利ですよ。死人以外ならば治せる、それぐらいの強い気持ちを持って、仕事に臨んでいます。
では、私も周りの方々について、少し言わせてもらいましょうか。椿君→熱い子ですね。ちょっと言っている事が理解できない所もありますが、他人を思い遣る心を持った、優しい男の子だと思いますよ。 榎ちゃん→若いっていいわよね。好きな人の為に一生懸命になるとか、素敵だと思うわよ。えっ、関係ない? 楸君→頑張るのもいいけど、あんまり無理しないでね。高橋さん、あまり口に出さないけど、あなたのこと大切に思っているから、無茶はしないでね。それに、せっかく出来た仲間も居るのだから、もっと周りに甘えてもイイと、私は思うよ。 柊ちゃん→柊ちゃんは可愛いのだから、もっとおしとやかにね。五十嵐さんみたいなクズの言うことをイチイチ真に受けて怒らないで、聞き流すぐらいの余裕を持つか、いっそ殺っちゃいましょう。あと、高橋さん心配してるから、元気な姿をもっと見せてあげてね。 高橋さん→色々とグチグチ言うつもりはありません。ただ、もっと生活態度を改めてください。確実にお酒呑み過ぎです。あと、これは忠告です。私のこと、今度また「ぶちゃいく」などと言ったら、軽く死を見ますよ。 五十嵐さん→ほとんど高橋さんと同じです。それにプラスしてあなたの場合、柊ちゃんへの悪口もやめなさい。女の子に対してホント最低な、あなたはクズですよ。カスです。 支部長→いつもお世話になっています。ところで、高橋さんと五十嵐さんに特別な処罰を与えるという件、考えて下さってますでしょうか?
それでは、この辺で失礼します。
支部長
どうも。世界中に数多く点在する〝天使の館″の中で、楸君や高橋君も所属する館の支部長をやらせてもらっています、白木といいます。簡単ですが、僕のことなどを言わせていただきます。
高橋君や五十嵐君、神崎君とは昔ながらの付き合いで、いわゆる同期生です。けど、五十嵐君曰く僕は童顔らしいから、彼らよりは若く見られることが多いですね。だから大体、見た目年齢三十代前半から半ば位だと思います。身長は、170ちょっとあります。体重は、65くらいかな。普通体型です。
服装は、立場上ラフ過ぎると示しがつかないのでスーツにしています。もちろん、普段はカジュアルな格好もします。事務仕事が多いのですが、そういう書類に目を通す時などはフレームの細い眼鏡を掛けています。普段は生活に支障がないので、裸眼で生きてます。
最初に言いましたが、僕は支部長という地位につかせてもらっていて、高橋君たちの上役になっています。ですが、これには少し事情があります。それをここで言わせて下さい。まず、五十嵐君ですが、彼はそういう畑に居ません。科学者ですから、医務課のヒナちゃんと同じで、僕たち実務部隊をサポートする裏方なのです。ライセンスに関しても、詳しくは言いませんが、僕たちとは違います。極端なことを言えば、彼は同じ建物内で働く、別の職業の人だと思っていただいても構いません。僕たちの方の出世とは、一切関係ない所に居ます。次に高橋君ですが、彼は素行に問題があります。上司として柊ちゃんや楸君の起こした問題のこともありますが、彼自身にも問題はあります。もしかしたら、昔の彼の方が問題児だ、と言っても過言ではありません。素質だけで言えば僕より彼の方が上ですし、ライセンスも充分上級に匹敵します。けど、彼の昔の問題や現在の素行から判断されて、もったいないことに、現在の地位に甘んじる形となっています。神崎君は、ボケッとしている所があるから、ちょっと無理…かな?
そういう事情があって、同期の中では無難な僕が、運も手伝って一番上になっています。けど、僕も〝千里眼 一級″や〝先読み 一級″は持っていて、決して無能な男というワケではありません。そういう所を評価してもらっての人事だったら嬉しいです。
少し、ライセンスについて話します。ライセンスは、天使の証です。ライセンスには、大まかに上・中・下といった三段階の級分けがあります。級を上げるには、業績を上げることや難しい資格を取得することなど、様々な方法があります。例えば、楸君が以前 上級にまで上がったのは、〝天使の矢 一級″を取得した事が大きく関係しています。簡単に言えば、上役を納得させるに足る理由が必要なんです。僕以外にも、厳しい上の人たちのね。同じように、その人たちが「やはりこの者は、その級に相応しくない」と判断すれば、級が下がる事もあります。高橋君は、何度か上がり下がりを経験しています。では更に続けて、この級分けの意味を簡単ではありますが説明します。まず、「下」の級では、誰か「中」以上のライセンスを持った者の下について動く事が義務付けられています。「中」からは一人でも仕事出来ますが、パーティを組む事を希望する場合など、それまでの上司の下に残るということも可能です。ちなみに、中二級以上からは、申請してそれが通れば、複数の天使 (この者の級は関係ない)とチームを組むことを前提として、個室を与えられます。高橋君の部屋は、高橋君が中一級のライセンスを持っている事と、柊ちゃんや楸君が居て初めて認められるワケです(余談ですが、五十嵐君の部屋は、五十嵐君が他の科学者の方と一緒の部屋で実験したりすると、周りに危害が及ぶ可能性がある、ということで与えられた、小さいですが特別な個室なんです。爆発とか、危ないですからね)。この他にも、級が上がるにつれ、認められることが増えます。それだけの天使だと認められるから許されるのです。級が低いと自分の裁量で出来る仕事も少なく、いちいち上司の確認などが必要になります。一人前の天使として、あれこれ文句を言われること無く自分の判断で仕事をしたいと思うなら、より高い級を目指す事が勧められます。もちろん、それだけの資質と努力は必要ですが。
それでは、あとは周りの人たちに関することを言って終わりたいと思います。椿君→彼は、少しだけ心が弱いけど、優しい人間です。他人を思いやることが出来ます。けど、自分に自信を持てないと、どうすればいいのか悩み、間違いを起こす事もあるようですね。それも成長するには悪いことではないけど、イイ事とも言い切れません。悩む事もあるでしょうが、これだけは覚えておいてください。キミは、十分ヒトの為に動ける人ですよ。 榎さん→もっと自分に自信を持ってください。今のあなたの周りには、あなたを理解してくれる人がいっぱいいますよ。そりゃあ、特異な力は理解されにくく、苦労も多いと思います。でも、今のあなたは変わらずとも素敵な人だと、僕は思います。 楸君→辛い経験をしたけど、もう 逃げないでくださいね。僕は、昔の楸君の考え方も一生懸命さの表れだと思うし、あれはあれで間違いだとは思いません。楸君の場合、少し頼りないかもしれないけど高橋君っていう上司もいるし、柊ちゃんっていう頼りになる同僚も、何より今は椿君っていう素敵な相棒がいるのだから、もっと周りに頼ってください。くれぐれも、自分一人で考え過ぎないように。 柊ちゃん→柊ちゃんが悪魔の力を手にした事、否定的な意見も多々ありましたが、僕はいいと思います。それがあなたの決断なら、僕も微力ながら支えたいと思います。高橋君の世話や五十嵐君の嫌がらせも大変だと思うけど、頑張ってくださいね。 カイ君→キミは、ヒトの力になれる人だと思います。考え方は単純かもしれませんが、そこも長所です。だから、誰かを傷つけるやり方ではなく、もっと別の方法で、誰かの力になってください。 高橋君→僕もいろいろお願いするけど、その分 迷惑かけられているし、チャラだよね。あと、分かっていると思うけど一応言わせてもらうと、楸君たちと仲良くするのはいいけど、慣れ合いはダメだよ。締める所は締めてもらわないと……って、言わなくても大丈夫だよね。 五十嵐君→僕、別に『天空の城』にして欲しかったワケじゃないんだけどなぁ。でも、気に入っているからお礼は言っておくね。あと、これは高橋君もだけど、ヒナちゃんをいじめるの、やめなよね。 神崎君→色々頼みを聞いてくれるのは嬉しいけど、もう少ししっかりしてよ。せっかく〝読心術 一級″持っているのに、高橋君や五十嵐君に騙され過ぎだよ。 ヒナちゃん→ホント、高橋君達が迷惑掛けます。友人として謝ります、すみません。言い訳に聞こえるかもしれないけど、彼らは、ヒナちゃんの力を認めているんですよ。ヒナちゃんが優秀だと分かった上で、ちょっかい出しているんです。あれ? だとしても、やっぱ悪質なのかな?とにかく、悪い人たちではないはずです。
思ったより長くなっちゃったし、このへんで終わります。
霊
どうも、レイラです。好きに喋っていいそうなので、そうさせてもらいます。
まず、俺のことを簡単に。見た目は、小学生高学年くらい。身長は152位で、体重は今はありません。幽霊なので、足はありません。元気に走り回っていそうな足の無い男の子を想像してもらえば、大体俺のイメージに近いと思います。
ちなみに、浮いているけど、空を飛べるワケじゃありません。地面から二~三メートル位を浮けるだけです。もちろん、建物の二階に上がれば、そこの床から二~三メートルです。ちなみに、頑張れば壁をすり抜けることはできます。が、たまに失敗します。
俺を視ることが出来るのは、現時点では榎さんだけらしい。他は、椿とカイさんが、毎回ではないようだけど、居る事を直感で察するくらいかな。ちなみに、椿の身体が一番、俺との相性はいいです。あいつの身体だけ、入った時に、今では失ってしまった身体の感覚を取り戻す事が出来ます。あいつも抵抗するのが厄介ですけどね。
では、周りの女の子と他について喋ります。椿→身体よこせ。 榎さん→可愛いですね。一番、『女のコ』って感じがします。椿と仲が良いようなので、俺が何かできるとしたら、彼女が一番可能性あるでしょう。榎さんはたぶん、D無い位でしょう。Cかな?下乳に頭触れる感じで、お腹に抱きついて行きたいです。 楸さん→和の雰囲気の男もいいけど、でも相性が悪いんだよなぁ。 柊さん→美人です。クール・ビューティーって言うの?白い髪の毛やキツイ目付きから、少し怖い印象もあるけど、それもまたいい。柊さんは絶対、Aも無いでしょう。でも、俺はそれも好きですよ。柊さん痩せてて足首も細いから、それだけでも嬉しいじゃないですか。華奢な身体を包み込むように抱き締めてあげたいです。それより柊さん、もしブラ付けているなら、下着の色は黒にしてくれません? カイさん→相性最悪なのに、俺の存在には気付く、厄介な人。 十六夜さん→意味不明。 篝火さん→俺は結構アリだと思うよ。青い髪なんてマンガじゃ珍しくないし、服装だって女性らしいって見えるじゃない。それに、猫背だから分かりにくいけど、俺は一番スタイルいいと思う。Eはあるんじゃないかな。青いストレートヘアが水に濡れてパーマがかったように乱れて、伏し目の悩ましげな眼で見上げられたら、くぅ~いいね。 石楠花さん→この人、俺の将来像にピッタリだよ。細身の高身長でミステリアスな、色気すら感じる男、もう俺じゃん。 雛罌粟さん→ナースって、いいよね。俺の行ってた病院はみんなババアだったから、若いナースって実在するんだと知って感動した。雛罌粟さんにはもう、いろんな看病してほしいよね。風邪で横になっている所にお粥作ってきてくれて、頭の後ろに手を回して起こしてくれるんだよ。その時、胸が近くに来れば、尚よし。で、お粥フーフーさせながら食べさせてくれるの。その後も、色々ね。あ~ナースいいな~。あ、ちなみに、たぶんD位だと思うよ。
えっ?もうやめた方が良い?つーか、やめろ?まだもう少し―――
他
拳王・ゴリラは、「素手での戦闘の訓練をする際、優秀な指導者が欲しい」と支部長が洩らしていたのを五十嵐が聞いていた事をきっかけとして、五十嵐の手によって創り出された、人工知能を搭載した人型ロボットである。見た目は二十代後半の、身長2メートル超で体重100キロ超の筋骨隆々な、まるで野獣のような男です。髪の毛は、血が乾いたような色で、重力を無視して跳ね上がりながら後ろに流していて、肩より下までの長さです。高度の人工知能を有しているため、普通のヒトと遜色ありません。が、五十嵐の調整によって、若干の設定変更ならば可能です(五十嵐が拳王・ゴリラの自主性を重んじるため、めったにしない)。例えば、お菓子作りが趣味という設定は、女性に嫌厭される拳王・ゴリラを見兼ねて五十嵐が後付けしたものです。拳王・ゴリラは、五十嵐を「父上」と呼んで慕っているほか、目上の者は基本 立てます。
拳王・ゴリラは強いです。強過ぎて、普通の天使は訓練を申し出るのを嫌がるほどです。基本的に拳王・ゴリラのつける修業とは、彼との一騎打ちのバトルですから、無理も無い話かもしれません。現時点で拳王・ゴリラに勝てるのは、高橋だけです。椿が恐れる柊ですら、拳王・ゴリラには歯が立ちません。でも、むしろそれがいいと考える物好きもいるワケで、現在彼の下で、柊とカイが修行に励んでいます。
椿の母。椿のお母さんです。そろそろ半世紀を生きる、と言っている元気なおばさんです。椿の家は、両親は「マンガ喫茶だ」と言い張っている、実質マンガ本やフィギュアを多く置いているだけの定食屋です。一階部分が店になっていて、生活スペースは二階に凝縮されている、そんな自宅兼店の建物になっています。椿の両親はどちらもマンガなどが大好きで、趣味の合う二人は今でもラブラブです。椿が二人の料理の腕を盗み、成長してくれることを嬉しく思っています。何故なら、店を椿に任せて、二人でマンガのフェスに行く事も可能になるからです。でも、まだバカ息子がフラフラしているので、それももう少し先の話かもしれません。(椿が厨房に立つこともあります。腕前は文句無く一人前だと、料理長の父親は思っています。)
椿の母は、バカ息子も可愛いと思っていますが、榎も大好きです。榎にマンガのキャラクターのコスプレをさせて、椿に怒られた事もあります。幼い頃、それこそ椿が榎と知り合って間もない頃から榎のことを見てきたので、娘と同じような愛情を持っているのかもしれません。
普段のメンバーの中とは現時点で、十六夜と榎を除けば、楸とだけ面識があります。
マスター。椿達がよく通う喫茶店『スダジョーネ』の店員。本当にマスターであるのかは不明。落ち着いた雰囲気ながらも、眼だけで相手を殺すこともできるような威圧感から、椿達が勝手に恐れ「マスター」と呼んでいる人。店の雰囲気作りやコーヒーの淹れ方、軽食作りなどは完璧の腕前。愛想は無いが、椿達の言う「店のコ」という女性店員がマスターの分の笑顔を補っているので、何とかなっている。椿達のことは、うるさい客だと思いながらも、温かい目でも守っている…らしい。
アマリリス。榎が偶然出会った、野生のシマリス。アマリリスと言う名前は榎が付けたもので、その由来は「あまりリスっぽくないから」である。が、本リスは納得していない。たまに榎と会っては、おしゃべりをしたり榎の悩みを聞いたりしている。身体は小さいが、器は大きいらしい。あと、友達には熊や河童なんかもいると言っている。
神崎 守。高橋達と同期の天使。既婚者。天使の資格の〝読心術 一級″を習得している数少ない人物ではあるが、基本的にイイ人なので騙され易く、どこか抜けている人だと思われている為に周りからの評価は低い。他人を疑うより、信じることを信条としている。ライセンスは上級に位置しているが、特に部下を従えているワケでもなく、個人で仕事をし、有事の際は同期である支部長の指示に従って動く(読心術を用いての看守役を任されることなど)。ちなみに、楸の二回目の投獄騒ぎの際、看守服が見つからずに仕方なく代用としてボーダーの服を着たところ、奥さんに「その服装も、若々しくて素敵よ」と言われて以降、ボーダーの服を好んで着るようになった。
高橋と五十嵐、それに支部長の白木とも同期であり、見る人から見ればそれなりに優秀であるから一目置かれる存在でもあるが、やはりどこか惜しい人。
楸 (昔の、天使の矢一級を手にした頃)
俺? 俺は、別にいいんじゃない?けど、トリだって言うならやらなくもないけど…。
見た目は、二十歳過ぎって感じだな。身長体重は、現在と変化ないよ。けど、髪は切るのが面倒だったから、当時の柊よりも長かったよ。服装は、スタンダードが分かんなかったから、ノーネクタイのスーツだったな。あ、煙草吸ってた。
当時の俺と高橋さん、それと現在の俺の仕事の仕方について、比較して説明してみようかな。まず、当時の俺だけど、矢に頼っていたのは間違いないかな。例えば、人間の行く手を塞ぐ岩があったとしたら、俺はそれを矢で壊していたって感じかな。人間の言い分とかには耳を貸さずに、ね。高橋さんは、岩の前に道具を置くだけで、あとは放置するって感じのやり方かな。少し手を貸すことはあっても、最後は人間の手で道を切り開かせていたよ、あの人は。で、現在の俺だけど、これが一番ヒドイかも。椿とかいう人間と一緒になって、岩の前で困っている人間共々、三人でどうしようか悩んでいる感じかな。バッカみたいだよな。
特に言うことないし、周りについて言うよ。つっても、少ないけどね。まず、柊→女だったんだね。知らなかっただけで、風呂誘ったのとか深い意味はないから。でも、泣き顔とか普段見せない姿見ると、やっぱ女だなって思ったよ。 高橋さん→イイ人だとは思うけど、甘いよな。俺、あんたが思っているよりもずっと上に行くから。せいぜい、俺に追い越されないようにしてくださいよ。 五十嵐さん→面白いひと。たまに一緒に遊んで暇を潰してくれる。 現在の俺 (?)→現在の俺とか、そんな時間軸めちゃくちゃなこと言っていいのか? まぁ、既に言っているし、いいなら言わせてもらうか。なんか、えらくガキっぽくなっている気がするな。仕事も遅いし。そんなに椿とかいう人間が大切か?ただの慣れ合いじゃないのか?俺なら一人でも仕事できるはずだぜ。けどまぁ、無理して明るくしているとかじゃないなら、それでもいいけどさ。
終わり。
こういう形でキャラクターを紹介してみました。神崎とかは一応書いただけです。
時間の流れが非常に曖昧となっていまして、季節は変わるけどキャラクターが年を取ることはありません。
少し長くなりますが、よかったらお付き合いください。
ここまで読んでくださった方の中には、ぼんやりとキャラクターのイメージを思い描いていたかもしれません。なので、今まで作中で触れたイメージをまとめるようにしたつもりです。余計なことを、と思われた方がいたらスミマセン。身長や体重など曖昧な部分もあり、中途半端な感じでしたが、お許しください。
キャラクターの裏話。
椿:設定付けがぼやけているキャラクターたちの中にあって、唯一誕生日が決まっています。三月下旬、これが彼の誕生日です。やっぱりぼやける。
榎:こんな話をしたのに、外見的特徴には触れず!身長が決まっただけでしょうか。ニット帽 (椿)、浴衣にアメ(楸)、白髪の貧乳 (柊)などなど、他のキャラクターと比べると、なんと特徴に欠けるか。だから石楠花も、くるしまぎれの「かりんとう」というニックネームしかつけられず。「この物語の主人公はだれ?」と問われると、首をかしげながら「う~ん…椿かな…」と答えますが、「この物語のヒロインはだれ?」と問われたら、「榎です」ときっぱり言うでしょう。なのに…ねぇ。外見を決めきれずに書いた、とはどこかで言いましたが、それ以外の言い訳もあります。私がとある小説を読んだとき、そこにはちゃんとキャラクターの外見に関する描写がありました。その作品が漫画化されたので読み、とあるキャラクターを見た時、私は我が目を疑いました。想像していたのと全然違う、と。たしかに小説に書いてある通りなのでしたが、なんか納得できなかったのです。私のこの作品がイラスト化するなんて図々しいことは考えていません、というか「そこを逆手に取ろう」と考えました。せっかくのヒロイン、私が下手なイメージをつけるよりも、読んでくださる方が美化してくれたらうれしいな、そんな図々しいことを考えたのです。イメージと違うことを嫌がる私が、「変に特徴を付けるのではなく、雰囲気だけで榎のビジュアルを読んでいる人にイメージしてもらおう」と決めたのです。「そんなそれっぽい理由をつけても、ただサボっただけじゃないか」「そんなの、いい迷惑だ」などの批判の声には、「そうですよねぇ、すみません」以上のことを言えません。ですが、楸も「可愛い」と評価している榎です、よかったら可愛い榎を想像してあげてください。ほんと、可愛いヒロインを求めるくせに力不足な作者でスミマセン。以上、榎に関する言い訳でした。
楸:特になし
柊:特になし。個人的に気に入っているキャラで上位。
ここから名前の由来について主に書きます。
カイ:どこかで言いましたが、春夏秋冬に次ぐ、梅雨という季節の名前から一字とって名付けました。彼は大学一年生、椿の後輩です。十九歳なので選挙権を持っていません。
十六夜:イメージ的に夜の印象が強かったので、夜の字が入った名前に。
篝火:初登場時の「属性が火」だから火が付く名前、という理由ではありません。「嫉妬」「過ぎ去った喜び」という花言葉を持つ花・シクラメン、その別名の「篝火草」から来ています。
石楠花:これも花言葉から来ています。「警戒」「危険」「注意せよ」などといった花言葉を持つシャクナゲの花が由来です。由来というか、そこからとりました。もっと言えば、石楠花には不気味な印象を与えたかったので、どこかコードネームのような感じを、と思ってつけました。個人的に気に入っているキャラクターで上位です。
雛罌粟:これも花言葉です。「慰め」「休息」という雛罌粟の花言葉がナースの印象と合ったので、そう名付けました。「ヒナ」という響きを付けたかったので、候補には「雛菊」もありました。花言葉で名づけることもありますが、特別詳しいわけでもありません。
レイラ:特になし
高橋:友人の名字を借りました。「見守ってくれる高い存在」という意味も込めてあります。
五十嵐:爆発物を作る人だからというイメージで「嵐」という字を付け、名前を考えている時に某五人組のアイドルを見ていたので、「五」という字が加わり、「五十嵐」となりました。
神崎:特になし。
白木:名前の由来は、なんとなく。同期の四人で最後に名前を考えた時、最後の文字が『イの段』で終わっていることに気付き、さらに頭文字が「ア行」「カ行」「タ行」になっていたので、空いている「サ行」を頭文字にしようとなり、そうして付けた名前です。
喫茶店の名前は、どこかの国の言葉で「四季」という意味です。




