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幸せのカタチ

ママとわたし

作者: のんぴ

わたしには、パパがいません。

小さい頃から、ずっとママと二人きりです。(ネコもいます。)

でも、近所におじいちゃんとおばあちゃんと、お兄ちゃん(ママの弟)も住んでるので、寂しくはありません。

今日は、ママとわたしの普段の様子を書いてみたいと思います。


夕べ、ママに「明日六時に起こして」って頼みました。

朝になって、「モコちゃん、朝だよぉ~~」とちゃんと起こしてくれたけど、ママは二度寝してしまいました。

すごく疲れてるのかな…とか思って、そのまま漢字の宿題をはじめました。

暫くして、七時になったので、ママを起こしました。

「ママ、七時七分だよ」

「う~~…おはよ、モコちゃん。今日も可愛いねぇ」

ママは、トイレへ行く途中で、わたしの頭をクシャっとして、頭にチューをします。

大体毎日、ママはわたしにチューをします。最近、それがちょっと恥ずかしいです。

ママはわたしを可愛いと言うけど、自分ではそう思わないので、ママの目にはきっと変なフィルターがかかってるんだと思います。

ママは月曜日から土曜日まで仕事をしています。

毎朝七時半くらいに家を出て、帰りにスーパーに寄って買い物をして、五時半位に帰ってきます。

今朝も大急ぎでわたしの服にアイロンをかけて、わたしに朝ご飯のパンと飲み物を用意して、ゴミをまとめてあわてて仕事へ出かけました。

わたしはそれを見送ってから、テレビでニュースを見ながら着替えてご飯を食べて、鍵をかけて学校に行きます。

わたしのいる登校班で六年生はわたしだけなので、みんなを引率しなければいけないので、大変です。


学校へついて、授業を受けて、夕方四時位に下校します。

少し前まで、放送委員の当番があったけど、六年生は引退したので普通に帰ります。

十分位で家に着いて、鍵を開けて「ただいま」と帰宅します。

応えてくれるママはいないけど、ネコが出迎えてくれます。

それから暫く、ママが帰ってくるまで漫画を読んだり、絵を描いたりして過ごします。

たまに、食べたいおやつがある時は、ママの携帯電話にメールします。

声を聞きたいときは、電話します。「仕事中だよ~」ってママはちょっと困ってるけど、声が聞きたいんだもん。

ママの会社は残業がないので、大体いつも同じ時間に帰ってきます。

「モコちゃんただいま~!」

スーパーのビニール袋をガサガサと揺らしながら帰ってきます。階段を上ってくるので、いつもハァハァしています。

ママは料理が下手です。おいしいのは、チャーハンとオムライスと焼きうどんくらいです。

それなので、ママはいつも「料理下手でごめんね」と言います。

でも、お掃除とか洗濯とかもママは一人でやってるので、それでもいいと思います。

ご飯の後は、二人で本を読んだり一緒にテレビを観たりして過ごします。

十時半位に一緒に寝ます。わたしが大きくなったので、この間ママは新しく大きな布団を買いました。

夕べはすぐに眠れなくて、暫く目をつむってじっとしていたら、ママが頭をなでたり、おでこにチューしたりしてきました。恥ずかしいけど嬉しかったです。ママには言えないけど。


四月から中学生になるけど、これからもママと仲良くしていきたいです。




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― 新着の感想 ―
[一言] のんぴさん こんばんわ ほんわり暖かいものがありますね、子供視線の日記調の表現はいいですね、ここに一つ母子のほのかなエピソードが入れば作品として生きますよ。
2011/03/10 22:57 退会済み
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