春の訪れ4 美味しい報酬/引越し、リリィと同じ屋根の下で
あんな事があった次の日にしれっとクエスト続行できるほど二人とも心が強く無いです。
結果としてフキノトウ採取のクエストは今回は取りやめた、理由は猪退治とその肉処理の為に奥地に進めなかったという事にした。
リリィは終始謝罪していたが、気にするな、2~3日後にまた行けばいいじゃないかと言うと謝罪は止まった。
「うーん、うまいけど。昔食べた赤ワイン煮込みの方がうまいな」
小声で話している、厨房に聞こえたら大変だ。兄ちゃんまずい物食わせてすみませんねぇ、うちの最高の奴を提供しますよ、と言いながらその辺に生えている草を皿いっぱいに提供されそうだ。
「あなたの家の料理係はいい腕してたのね、私は生まれて初めてこんなに美味しい煮込み料理をたべているわ」
母か専属コックだけどな。野営時の事もあって何となく俺が元3位貴族の嫡男だという事はばれたくないと思う。
数日後に再度フキノトウ採取に出かけ、運よく群生地を複数発見して結構な量を収穫した。換金したら金貨5枚だ。リリィが喜んでいる。やっぱり美人は笑顔でいる方がいいよ。
冬の間に借りていたログハウスを返却して代わりにアパートのワンルームを借りた。アパートと言う単語もワンルームと言う単語も当然異世界産との事。
宿屋に毎日泊まるより10分の1未満のお金の節約になる。基本的な掃除はする、クエストで疲れていたり、いない事が多いので近所のおばあさんを掃除婦として雇う事にした、基本的に我々二人は元貴族なので家事は苦手なのだ。冬の間はほとんど在宅だったので苦手ながら家事をしていたが働きながらの家事はめんどくさい。
最初は二部屋ある物件をさがしていたのだがリリィが「あなたに手を握ってもらって寝ると悪夢を見ないの」と言う、そんな事を絶世の美女に言われて断る奴はいないと思う。俺が怖くないのか?と聞いたら「別に、抱きたいなら抱けばいいよ」と言われた。残念ながら俺の息子君のストは続いている、労使交渉はまとまる気配が無い。
「俺はムードを大切にしたいしな」
格好をつけてみる。
「子供が無理しちゃって」
こうかはいまひとつのようだ。
オリバー君は確実にリリィに惹かれていますね、表現が絶世の美女に変わっています。作者もわかりませんが労使交渉はまとまる予感がします。
乗りと勢いで処女作を書いているので1話書くたびに最初に戻って矛盾点を探す作業をしています。そして毎回絶対見つかる矛盾点や誤字脱字。
ふきのとうの値段を変更、まつたけやトリュフより高価だった。変更後も凄い高価だけど超おいしいふきのとうって事で許してください。




