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スサノワ

スサノワ ~AMANOIWATO~

 この物語は、イザナミミコトがネノクニで腐女子になっていたことを前提に再構築された神話である。
 アンデットより腐女子のほうが、まだマシであると言う前提のもとに綴られた叙事詩である。
 なので腐女子が好む物語では断じてない。ただそれだけは言っておく。

 記紀神話の素戔嗚尊(すさのおのみこと)さまのエピソードって救いがない。だって、畦を埋めたり、堆肥を畦に流したり、機織りの女官にドッキリ仕掛けて女官は下腹部をついて自死――怒った八百万(ヤオヨロズ)の神々は、素戔嗚尊さまを神さまの力の源である爪と鬚も抜いて葦原中津国(アシワラノナカツクニ)に追放する。しかも、私財没収もして。
 追放された先では、みんなを困らせている八岐大蛇(ヤマタノオロチ)を女装とかして酒に酔わせて謀殺する――なにその更正しました的なアピール? 高天原(タカマノハラ)でのヤンチャぶりで犠牲者でてるから。消えないからアヤマチ――どのあたりが貴いのさ? ご利益ゼロじゃんか。
 そもそも、ヤマタノオロチって、ホントに怪物? 暴れ川とかじゃないの? 暴れ川を開拓したとかじゃないの? 畦に肥えって、トライアンドエラーな農業的な試みじゃないの?
 女官の事故のような自己死は、なんか嫉妬がらみとかじゃないの? だって三貴子でしょ? スーパーお坊っちゃまじゃん。競争倍率、高そうじゃん。
 こう考えると、記紀神話のすべてが疑わしい。よし、再構築だ。
 天照大神(アマテラスオオカミ)さまは、ヒキコモリなイメージが染み憑いている――そんなわけがない。太陽が弱いわけがない。よし、残念な感じの脳筋(のうきん)にしよう。
 月読尊(ツクヨミノミコト)さまは、やたらとミステリアスでクールなイメージが染み憑いている。よし軽いチャラ男で悪知恵が働く感じにしよう。
 素戔嗚尊さまは、マッチョで破天荒なゴッドが染み憑いている。ならばショタだ。お姉ちゃんに似たショタだ。口調は『ですます』だ。一切の粗野を排除しよう。尚且つ闘えるけど戦わない――なぜなら、無駄だから。無駄が嫌い――よし吝嗇家にもしてしまおう。
 さぁ、神さまが引きこもる神話を再構築してみよう!
フルアーマーお姉ちゃん
2024/08/25 20:13
スサ決める
2024/08/26 21:00
お稲荷さんとバーリア
2024/08/30 18:00
解決の始まり
2024/08/31 18:00
お姉ちゃんとスサ
2024/08/31 18:00
ウケイ
2024/09/01 18:00
決着
2024/09/02 18:00
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