表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/14

1話 暗闇での自己紹介

初小説です。

面白くないかもしれませんが、精一杯書くので読んでいただけたらうれしいです。


……こんにちは、神谷徹かみやとおるです。

俺が今どこにいるのかといいますと…えー、実は俺にもよくわかりません。別にふざけてる訳ではないんですよ。ほんとにわかんないんです。だって、いきなり真っ暗闇に放り出されたら誰だって訳わかんないでしょ?なんか浮いてる感じはするんだよね。手を伸ばしても何にも触れないからけっこう広い空間なんだと思う。もう何時間も浮遊している気がする、正確にはわからんが。

何か、酔ってきたかも…


オェ…  失礼しました。

でも、話してないとマジで酔いそうだから、俺の事でも話させていただきます。



神谷徹かみやとおる18才、高校3年の男です。身長体重は182cm・64kg、学校の成績は中の上くらいで、運動は何でも出来るけど飛び抜けて出来る種目もないって感じ。

まぁ、どこにでも居そうな奴です。

家族構成は……一人。何故かと言うと、義両親が一週間前に交通事故で死んだばかりだから。

義理といっても、生みの親を知らない俺に取っては、本当の両親だった。

義父さん(とうさん)と義母さん(かあさん)は、子供を生みたかったそうだ。けど、義母さんが病気で子供を生む事の出来ない体になってしまって、養子をとる事を決めたらしい。そんな二人に俺は1才の時に施設から引き取られた。  何で俺が施設に入っていたかと言うと、俺の生みの親は火事で死んだらしい。その火事が起こったのが、ちょうどお正月だったらしくて、まだ生後間もない俺だけが運よく救われたそうだ。正月だった事もあり、祖父母達もその家にいたらしい。


義両親は、俺が二人の本当の両親ではない事を隠さなかった。俺が幼稚園に入園した時に、教えてくれた。最初は意味がわからなかったが、時間が過ぎていくうちに、落ち着いて考える事ができた。その事は、すごい感謝している。だって大人になってから、「お前は私達の本当の子供じゃない」なんて、いきなり言われたら、きっとパニックになってる。

もちろん、その事を学校で馬鹿にされた事もあった。けど俺は、そんな事全然気にしなかった。だって、義父さんも義母さんも俺取っては、本当の両親だったから。


義父さんは、雑学王だった。いつも食事中は雑学を披露していた。

義母さんは、料理や裁縫が得意だったし、庭での野菜作りも楽しんでいた。



そんな義両親が死んで一週間経ったある日、俺は義父さんの書斎でイスに座っていた。ただ座って居た、何をするわけでもなく。



そしたら突然、引っ張られた。

誰に?…わからない。

なにで?…わかんない、しいて言うなら空気…でも空気に引っ張られるなんて訳がわからん。

どこを?…腕を? 否 足を? 否 首をだ!死ぬかと思ったよ。

で、そのまま引っ張られてイスが後ろに倒れて、頭が床にぶつかるーー!




で、冒頭の状況に到った訳です。

そうです、真っ暗な浮遊空間です。だけど今はね、浮遊と言うよりは…落下中です。



「い、いやあぁぁぁーーー……」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ