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姫路城ダンジョン

 「シロウ、私達と臨時クランを作らないか?」


よく行くアカデミー内のカフェで3人でくつろいでいる時に、エルザさんに声をかけられた。 


「エルザ、ちゃんと話してからだ。シロウ、すまんな」


エルザの後ろからリョウさんが会話に加わる。


「俺からは言いにくくて、エルザに言ってもらったが、クランを組んで、攻略したいダンジョンは日本の姫路城だ。兵庫県のギルドから俺宛の依頼が来たんだ」


「そんな事があるんですね」


「俺は、ダン校の代表みたいな形でここにいるからな、いわば日本から送り込まれてる、だから国の要請はアカデミーも断れない。もちろん、ダンジョンに挑むのは俺だけじゃないだろうが、学生にも依頼を寄越すくらいだから、戦力に不安があるんだろう。日本ランカー達は、百道のダンジョン攻略に腰を据えてるって話だしな」


「姫路城のダンジョン、結構有名なダンジョンですよね。洞窟型じゃ無くて、城がそのままダンジョンになってるって」


「最近になって、外から見ても城内のモンスターが見える事があるらしい。城の中がモンスターで溢れかえってるという噂が立って、ギルドが動かなきゃいけなくなったみたいだな。制覇すれば一番良いが、内部の状態確認やモンスターの間引きなんかでも良い、とりあえず騒ぎを抑えたいのさ」


「ヨウコ、良いよね?」


「ついでに日本に帰れるのも嬉しいね。リョウさんお願いします。あと、なんで私達に言いにくかったんですか? 日本人だから言いやすそうなのに」


「それだよ。言えば行ってくれるとは思ったさ。でもお前らシカさんの記録越え狙ってんだろ、遠い上によくわからないダンジョンに行かすのは悪いって思っちまったんだ」


「シカさんの記録? 特に気にしてませんよ。シカさんとは一年半で1位を取れって約束したので、そちらは頑張りたいですが」


「ほら、私の言った通りだろ。シロウ達はそんなに小さな目標で動いてないって、しかもだ!愛する我が国と違って、ちゃんとアカデミーを通しての依頼だから、ランキングにも反映されるぞ」


「シロウ、すまねえな。今回はロイが参加出来ないからな、誰かをって思った時に、エルザに相談したらこうなっちまった」


「良いですよ。気にしないで下さい。今回はロイさんは不参加なんですね、やはりアーシアさんの件が気にかかるのでしょうか」


「あいつも話したら行くっていうさ。アーシアは連れて行けば良いってな。だけど、前回の件があるとはいえ、アカデミーの方が安全だし、俺らがダンジョンに潜っている間はどうしようも出来ないからな、全てが決まってから話す」


「どうしたらいいですか? 飛行機の手配とか、いつくらいに姫路についておけばいいですか」


「黒姫ちゃんよ、一応、日本からの依頼だぜ、移動くらいは用意させるさ」


ーーーーーー


 「カスミ、医療班も明日は7時に姫路城だって」


「私、明日は誕生日だから有給申請したのに、中々承認されないのはそれか、、」


「休みたかったらアズサ女史に直接言いなよ、あのギルマスが許してくれるとは思えないけど


「まあ、予定は無いから、明日くる攻略者との出会いを期待して、出勤した方が有意義と思う事にする」


「前向きだねー。姫路の攻略者は変な奴ばかりだから、期待はしてないけど、明日はいろんな所から来るらしいから、確かに良いかもね」


「サトミはどんな人が来るか知ってる? いや、聞かない方が良い?」


「それがさ、海外からも来るらしいよ。アカデミー生らしいけど、カスミはダンジョン校の出身だから知ってるんじゃないの?」


「私の代でアカデミーに行った人は知ってるんだけどね。うーん、出来れば会いたくないかな」


「訳あり?」


「その、元カレ的な、、」


「1番良いじゃん。久しぶりに会ってやっぱり嫌なら私に紹介してね。どんな人だったの?」


「掴みどころがない人。付き合ってる時もよくわからなかったし」


ーーーーーー


 「私は兵庫県ギルドマスターの長内だ。元攻略者なのでな、攻略者の慣例に習い以降はアズサと呼んでくれ。今回は姫路城ダンジョンの制覇が目的ではあるが、諸君らが命を賭ける必要はない。調査とモンスターの間引きも重要な任務である。各自が力量に応じての戦いをしてもらいたい」


参加人数が50人位だろうか、かなりの人数が参加している。年齢層は様々だが、シロウと同年代と思われる人も多くいる。


「かき集めやがったな、経験の浅い奴らも多そうだ。打ち合わせ通り、5人で上を目指す。その前に、医療班から一人引っこ抜いて行きたい、あそこに並んでいる医療班にダン校の同期がいる。そいつ声をかける、ダンジョンに入ったら少し待機だ」


隣にいるリョウが声をひそめて言う。


「作戦は特に設けていない。我らが見込んだ攻略者達だ、不要な縛りがあるよりも、各自の判断で動きたいと思っているだろう。諸君らの判断で柔軟に戦え」


「まあ、ものはいい様ってやつだ。力量がバラバラだから作戦はそれで良いが、先ず力量を揃えるのがギルドの仕事だよな。ギルドにはギルドの事情はあるだろうが」


「では、姫路城ダンジョンの攻略を始める」





お読みいただきありがとうございます。

面白いと思う思って頂けたら大変嬉しいです。


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