表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
神様に誘われて神様始めました!  作者: お砂糖鈴御
5/6

EP4

さてと…どうしようか。家は作ったし。周りの国に行って見ようか。そうと決まったらまずは服をこのドレスから変えないとね。


ドレスじゃ無くて、袖付きワンピース見たいな服に布で簡易的な帽子を作る、どちらかと言うと帽子と言うよりフードかも。


それで、じゃぁ周りの国に行ってみようか。まずは一番近いノクマス王国に行ってみよう。行き方?そんなの時空の力を使ってちょちょいのちょいよ!


と言う事で、着いたけれど何でこのぺリュトンは着いてくるの?ノクマスの近くに行く為にバレない位置にゲートを作ったんだけど、当たり前かの様に着いてくるんだけど。


セヘル「今は無理だから帰ってて?」


「プモォォォォォォ……」


やめて!そんな哀愁に満ちた声と目で攻撃しないで!連れて行きたくなるから!やめてよぉ!……

仕方ないなぁ


セヘル「今日だけだよ?」


「プモォォォォ♪」


え、可愛いんだけど。鹿に黒い翼がついた様な感じだから普通に可愛い。


まあ気をとり直して、先に進もうか。


よーし。ついた。城門前の人が並んでる検問所にきた、馬車に集まって疲れた様な顔をしている人や一人で旅をして来た様な風貌の人とかでごった返してる。んー?少し前はそんな事無かったんだけどなぁ、何かしらあったみたいだね。


そこら辺の人に聞いてみるかな。


セヘル「すいません、何かあったんですか?」


「ああ、何でもこの先で馬車に繋がれた馬が突然暴れて出して馬車の御者と周りに居た人が怪我をして、荷物も散らばったらしくてね、それの後処理といった所さ」


セヘル「ふぅむ……それなら手伝えそうなので行って来ます。ありがとうございました」


「うん。こんなに可愛い子が手伝ってあげてくれるならすぐに終わるだろうね。所で名前は?僕はシルディン。君は?」


セヘル「私はセヘル。セヘル・マギフィキムです」


シルディン「待って、マギという事は君は何処かの聖職者かい?」


セヘル「はい。何処かは言えませんが」


こんなに早く答えを出せたのは、知識に入って居たから。何でも神は絶対に一つ自分を象徴した聖別された言葉が名前に入っているらしい。


シルディン「マギっていう事は魔導教かな?」


セヘル「教える訳にはいけないんです。すいません」


シルディン「うん。教えてもらわなくって良いよ。ありがとうね」


セヘル「お話し、ありがとうございました。貴方にご加護があります様に……」


シルディン「うん。じゃあね」


で、到着した訳なんだけど……これは酷いね。御者さんとかの怪我人はもう治療が終わって居ないけど、荷物のウシラン(りんご)はそのまんまだし、馬を追いかけて衛兵さん達は居ないし。


じゃあ、後かたずけしようかな、先ずはここの荷物のかたずけだね。散乱してる物と潰れちゃってる物があって、入れてた木箱が壊れてたりしてて簡単に言って汚い。

確認は置いといて、取り敢えず……潰れちゃってる物からにしようかな?

じゃあ水魔法で薄く水の膜を石畳の地面に張って、膜を細く振動させて洗浄して行く、こびり付いている場所は結界魔法を一瞬だけ出して浮かせてから水で流して、後は水を丸く集めて、炎魔法を使って水を汚れごと蒸発させて、これで良いかな。

次は散らばってる物だけど、木箱がいくつかかろうじて壊れずに残ってるから、それに入れて行こう。

風魔法で、ウシランを包む様にして、一気に浮かせて木箱に入れて行く。いくつものウシランが浮いてる姿はなんかシュール。


分かっていた事だけど、木箱が足りない。どうしようかな……あ!そういえば家を作った時の木が残ってるからこれを使えば良いかな?

そうと決まったら家具作って時に少し残った木で木箱を作って行くんだけど……今更無魔法の初級ジャッジメゾーを使ったら、この木、品質がS+ランクなんだけど何これ?


─────────────────


キンテリ


ランクS+


概要

宇宙と時空の神が育てた木。元はありふれた木だったが今は木に神の魔力が満ちていて、武器にも建材にも最適な木になっている。


─────────────────


なぁにこれぇ?こんなんなるの?……マジか。なんか家具作る時妙にスムーズに出来たとか思ってたらこんなことになってたのか……まぁ隠せるから大丈夫かな。

そんなことより隠そう。


無魔法初級 コンフュール 起動!


よし。この魔法はレベルとか存在の格とかで隠すから、この木の詳細な情報を見たいなら創造神様でも無いと自分以外無理でしょ、多分。



─────────────────


キンテリ


ランクS+


概要

宇宙と時空の神が育てた木。元はありふれた木だったが今は木に神の魔力が満ちていて、武器にも建材にも最適な木になっている。



─────────────────


うん。これで良いでしょ。この木で木箱を作って、この中にウシランを入れよう。


─────────────────


キンテリの木箱


宇宙と時空の神が育てた木で作った木箱。とても頑丈で、内容物や自身が損傷したとしてもある程度は損傷周囲の魔力を吸収して自己修復する魔道具。

(宇宙と時空の神が隠蔽をしている為、この世界で一番の隠蔽になっている。この木の詳細はこの世界では本人しか見る事が出来ない)


─────────────────


出来る限りの能力制限を掛けたけど、これが限界だった……。さっきの時空ゲートとかなら残子すら残さず消せるのになぁ……何でだろ?


まぁそんな事は分からないから創造神様に聞いてみよう。


セヘル《創造神様~?》


マクマ《はいはいなぁにー?》


セヘル《この木箱の能力を消したいんだけど、なんでか消えないの。何でだろ?》


マクマ《あ、あ~、それはね、その木箱の魔力と貴女の魔力が混ざっちゃってそれ以上抜けないのよ。

そもそも魔力って言うのは空気中に浮いている物と身体とか物の中に入ってる物は少し違うのよ。だから人とかは吸い込んだ空気の中にある魔力を肺の中で自分達に扱える魔力にしてる訳。

だけど、それは少ししか違わないから混ざっちゃうのね。それで混ざっちゃったのは私にしか消せないの、だけど魔力が人や物の中から完全に無くなっちゃうと、それは魔力を求めようと出きる限り空気中にある魔力を自分達用に変換しようとするんだけど、体の中にはその魔力がない。

だから自分の処理能力を越えて崩壊してアンセクサーって言う魔物になってなりふり構わず襲って来るから駄目なのよ》


マクマ《ちなみに、普通に魔力が体とか物とかから無くなりそうになると体が魔力をある程度残すために魔力にロック見たいなものを掛けて魔力がこれ以上体の外に出ないようにするんだけど、そのロックが体に凄い負担を掛けるの。

それが魔力欠乏になるのよ、その症状は貧血と大体同じで、違うとこはずっとくらくらする所位。

魔力欠乏中に魔力回復薬とかで無理やり回復すると魔力は回復しても体が混乱して長い間そのまま症状が続くの。まぁ私達神にはそんな事関係無いけどね》


セヘル《へぇ~そうなんだ!……どうしよう?》


マクマ《諦めなさい》


セヘル《あっ、はい》


まあ気付かれないでしょ。


よし、かなり脱線しちゃったけど、これで大丈夫かな。これで、これにウシランを入れて行こう。

さっきと同じ様に、風魔法で浮かせて入れていく。


……シュート!


やりたくなった。凄い何やってんだろうって気持ちになりました。


まあそれはそれとして、全部入れ終わったから後は衛兵の乗っている馬とデットヒートを繰り広げてる馬を捕まえるだけなんだけど……何?あの馬三人くらいの追跡を上手く曲がり角とか使って逃げ切りそうなんだけど。あっ衛兵が見失った。


じゃあ、馬のところにテレポートで行ってみようかな  っと……着いたけど、背後に転移したから気付いてないみたい。じゃあ植物魔法中級のノウントを使ってから話しかけよう。ノウントは植物や動物と話せるようになる魔法。人とかは相性によって話せる物が変わって来るから相性が大事なんだけど。ん?私はって?そんな制限無いに決まってんじゃん。あ、そう言えばあのぺリュトンはなんで私の言葉を理解してるんだろうね?


セヘル「どうしたの?」


馬「ひっ!?あ、あんた何であたし達の言葉を話してるんだい!?」


セヘル「魔法を使っただけ。で、何で逃げてるの?」


馬「へーってあんた逃げてるの知ってるって事はあの邪魔な奴らの仲間かい!?」


セヘル「いやいや、違うよ私は何で逃げてるのか聞きに来ただけ」


馬「そんなの、ご主人様が大怪我した状態で連れて行かれたから探してたらあいつらに追いかけられたから逃げてきたんだよ!蹴ってやろうかとか思ったけどあいつらが乗ってる馬達には罪は無いから蹴らないでおいたんだよ!」


うーん、入れ違ってるね。衛兵はいち早く捕まえて飼い主の元に届けたい。だけどこの馬は衛兵達を悪い人間だと思ってる。言っても信じるか分からないしなぁ、まぁ言ってみるかな。


セヘル「あの人達は君のご主人様の所に連れて行ってくれるんだよ?」


馬「そんな訳無いね!あいつらからは殺意を感じたし、何より弓を射ってきたしそんな事で信じれると思ってるのかい!?」


ですよねー。まぁそんな事で信じたらただの馬鹿だし、信じれないだろうね。


どうしようか。





評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ