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LEGEND COLLAR~色彩の英雄~  作者: 水晶 蜻蛉
青の章 誕生の洞窟 編
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青の章 第9話 再会の女神

女神様、意外に早い再・登・場!

青の章 第9話 再会の女神


「おっはよー!!」


 目が覚めると、どアップの女神様、ヘルヘイム様が満面の笑みで声を掛けてきた。

 俺はそっと、再び目を閉た。


「おいおいおいおい~、二度寝かい? ほらほら目を開けなよ! 目が覚める様な、文字どおり女神の微笑みがまってるよ~?」


 ……。

 

「ああ! もしかして照れてるのかなぁ? そうだよね~、目が覚めれば目の前に絶世の美少女女神様~、うんうん、心の準備が出来てなかったか~」


 むぅ、俺、この神(娘)苦手だわ。なんか狂歌バカと似た雰囲気を感じるんだよなぁ。

 特に自画自賛を平気で口にするところとか。まあ、実際美人だから反論できんのだがな。ただ少女ではなく幼女だろう、と、あまり意味の無い事を思って見たりする。


「うははは! そうそう! 実際美人だかんね! 嬉しい事言ってくれるね~、お礼にちゅーしてあげる~」


 いらん。


「うははは! フラれちゃった~、ヘルちゃんショック~」


 正直、自分で自分の名前を言う女は、少なくとも俺は苦手だ。そう言うのはせめて小学校低学年までだろ。

 ……と言うか人の心を読むなよ女神様。


「ヘルちゃんでいいよ?」


 甘えてくる子供の様な声音でそんなことを言ってくる女神様……ではなく、ヘルちゃん。

 ……はぁ、それで俺は何でここにまた来ているんだ? ヘルちゃん?

 

 仕方なく目を開けてみると、そこには真っ白な空間が広がっている。俺達と女神様があった空間だ。

 前は俺を含め十人の家族、友人と女神様――ユグちゃんとヘルちゃんが居たが、今は俺とヘルちゃんの二人だけの様だ。今現在、ユグちゃんは見当たらずヘルちゃん一人が俺の目の前に立っている。

 

 正直二度と来ることはないと思っていたのだが、何で俺はここに居るのだろう?

 ……まさか、ゴブリンとの戦いの傷が元で、寝ている内に死んだか? それとも俺が勝手に見ている夢の中、か? 夢の中だとすれば趣味がよろしくないぞ俺。


「いや? まだ君は死んでないよ? ちょっと伝え忘れがあったから、今一人一人喚んでいるんだよね~? ああ、今回は肉体ごとじゃなくて、魂だけだし、君達は一度ここに来ているからそこまで力は使ってないよ~、安心して~」


 いや、神の力の使い方など説明されても分からん。身体から魂抜けたらそれは死んだと言う事ではないのか? まあ、死の定義も知らんが。

 それに、忘れ物? 一人一人って事は他の奴等も……。


「そ・ん・な・こ・と・よ・り、なになに、もうゴブリンと戦ったの!? 君は、見たところまだ幼体でしょ? それもかなり小さいし……。ねえねえ、どうやって戦ったの? 勝った? 負けた? どう僕たちの世界は? 結構面白くない? 身体には慣れた? 他にはどんな生き物を見たの? ねえねえねえねえ!!」

 

 ヘルちゃん、今度は僕っ娘になったよ……。

 ああ、やっぱこの神、狂歌バカに似てるのだ。

 自分のペースを絶対に崩さない所とか、説明が説明になってない所とか、話題がコロコロ変わる所とか、……会ってる時間はそれほど長くないが、何故か話してるだけで苦手意識が蓄積していく。

 まあ、狂歌よりは、なんと言うか無邪気さ? みたいなものが感じられる分、かなりマシだが。あいつは欲望に忠実過ぎる。

 

 何やらヘルちゃんは、俺が考えている事が分かるようで、俺が生まれ変わってからの出来事を振り返っているだけで「フムフム……」とか「あっははははは!」とかいちいちリアクションをしている。

 まあ、思い出すと言っても、体感で二日ぐらいしかたってない気がするがな。

 

 と言うかヘルちゃんよ、スカートで笑い転げるのはどうかと思うぞ?

 見えたところで、別に何も思わんが。服と同じ色、黒なのね、ぐらいしか思わんが。

 ロリコン)が見たら狂喜乱舞するだろうから、もしアイツと会うなら気を付けろよ~。

 

「ふふん、勿論見せる相手は選んでるよ? 神とは言え女の子だからね。神様でも夫婦になったり、子作りくらいするんだよ?」


 へぇ、生々しい話どうも。神同士の営みなんぞなんのため・・にもならないが。


「うん? 別に神同士じゃなくても子供は出来るよ? 君の――アマツ君の世界にはそんな話は無いの?」


 別に君とかつけなくても、ただのアマツでいいさ。

 ……そうだな、詳しくはないが、神と人との子供とかの話も、多分だが無くはなかった……かな。

 風太郎フウタに聞ければ、アイツはそう言うの詳しいから分かると思うぞ。俺は知らない。


「こっちの世界の神々はね~、意外とそう言うのが多いんだ~。因みに僕は処女だよチャンスだね!」


 何がだよ……。自分が女の子って言うなら、そういう生々しい話は止めなさい。


「はーい!」


 いつの間にか胡座をかきながら、元気良く手を挙げて返事をするヘルちゃん。

 だから、見えとると言うのに。


「でもでも~、そんなに低いところから見上げられたら~、どうしても見えちゃうじゃ~ん?」


 ああ? ……ああ、今の俺は爬虫類(仮)だったな。悪い、忘れてた。そもそもの身長差が酷く開いているのだな。

 そう思い、頭を下げる動作を出来る限りやってみる。たぶん今の俺は犬が伏せをしている様な体勢になってるなぁ。


「アマツは結構純粋だね~。話してて気持ちがいいよ」


 そうか? そんなこと無いと思うが……。


「普通は、心の声何て読まれてたら、そんな風に平常心でいられないよ。どうしたって不信感や不安が生まれる筈なんだけどね~」


 別に心を読まれても困らないしな。口を開かなくていい分、こっちの会話の方が楽でいいよ。

 

「……ふふ、それとアマツの種族はリザードって言うんだ、覚えておくといい」


 リザード、つまり蜥蜴か。


「かっこいい~ね~」


 褒められても対応に困る。


「いやだった?」


 ……別に、蜥蜴自体は嫌いじゃないしな。客観的にカッコいい見た目と言う意見は同意するよ。


「そうそう、それにかわいいよね~」


 意外と美味しいしな。


「そっちなんだ!? 食べるんだ!? 食べちゃうんだ!?」


 ……、かっはっはっは、なんかいいリアクションしてくれるから楽しいな。

 ちょっと苦手意識があったが、ヘルちゃんのこと、結構好きになってきたよ。見直した。


「おや? 脈あり?」


 ありませんって。


「あっははははは!」


 かっはっはっは!


「それじゃ、本題と、あとユグちゃんの説明があんまり聞き取れなかったみたいだから、特別に僕が教えてあげよう!」


 それはありがたいな、頼むよ。


「手取り足取り教えてあげよう!」


 ……やっぱ遠慮しようかな。


可愛いロリを表現するのは難しいですね。

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