入学式からの帰宅。
バトル、ホラー、アイドル、恋愛と同時に開始したゆったり日常今日も今日とて三バカトリオは笑う。
やっと初日の登校が終わった。3人で帰ろうとしたが2人とも用事があるとかでどこかへ行った。仕方なく1人でトボトボ帰っていると前の方に1人の姿が見えた。
(おっ…あいつは…)
そう思い声をかけた。
「慎也!今日の学校どうだった?」
そう、前を歩いていたのは、田上 慎也だった。
「クラスに可愛い子や、変わった奴がいたよ」
「俺らのクラスの先生は可愛かったぜ…なんと…英語担当の上田 愛ちゃんだ!」
愛ちゃんは初めて担任を持つのかな?と思うほど、緊張したり、天然をかましたりでその日も結構癒された。
「いいな〜俺のクラスは山本 蘇芳という怖い先生だったよ…」
山本 蘇芳。隣に住んでる先輩、真田 大河が最も嫌っている教師だ。大河が言うには出来が悪いからといって生徒に暴力を振ったり、生徒の態度が気に入らなかったから放課後に呼び出したりであまりいい噂が無いそうだ。
「あの先生は色々と怖い噂あるよな〜」
「そうなんだよね〜」
そんな感じで話し続けていたら自分の部屋に着いた。
「じゃあまたね!」
「おう!」
扉を開けたら、
「てぇやぁー!!!」
いきなり蹴りを食らった。
「イッテェー!!なんだよ急に!」
いきなり蹴りを食らわせてきたのは羽山 聡美。大学3年生だ。
「何だよじゃ無いわよ!あんた私のデザート食べたでしょ!」
優太には思い当たる節があった。
「ま、まさか…冷蔵庫にあったモンブラン…」
姉が震えだした。
「や…やっぱりお前かァ!!」
今度は回し蹴りを食らわせ、そして泣きながら自室に帰って行った。
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