電話の向こうから…
バトル、ホラー、アイドル、恋愛と同時に開始したゆったり日常今日も今日とて三バカトリオは笑う。
太陽がサンサンと照りつける日曜日の朝、その電話はかかってきた…
トゥルルルル
「優太〜!ちょっと電話に出て〜!!」
「へいへい…」
めんどくさいながらも電話に出る。
「もしもし…」
「もしもしお隣の永田ですがね?最近ちよっとお宅うるさいですよ。夜も寝れませんし、アンアンってアン入ったパンのヒーローかなんかの歌歌ってんですか?えぇ!?」
僕は衝撃が走った。隣に永田さんは住んで無いし、何しろアンアンとも言ってない。僕は何も考えれなくなり、そっと受話器を置いた。
トゥルルルル
再び電話が鳴る。
「もしもし…」
「もしもし…私よ…今あなたの家の近くの最寄駅にいるの…今からそこに行くか…」
怖くなって途中で受話器を置いた。
また電話がなる。
「ちょっとひどくない?あんたは人が喋ってる途中で電話切るわけ?現代人怖っ!ほんま現代人怖いわ〜。」
永田さんといい、この人といい、今日はなんだ厄日かなどと思った。
「どなた様でしょうか…」
「私か?私はマリーさんや、マリーさん。よー聞くやろ都市伝説的なやつで!」
それは違う名前のはずなのだがと思いつつ再び電話を切ろうかとすると…
「嘘やん、嘘ですわ、坂田 律ですわ。お姉さんおられます?」
なんだ姉さんの友達か…
「姉さん、変なのから電話かかってきたよ!」
「あっ、あの子だと思うから、ちょっと待たせといて。」
姉さんの声が聞こえたのか電話の向こうの人が
「なんか受け入れられてることが悲しいわ…」
とかなんとか言っていた。
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