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ヘカテーによる物語の終章

短いですが、今作の最終話です。

 こうして、人間に近しい存在となったチェルノボークと死病から救われたチェルシーは。

途絶えることの無い深く親密な愛情をもって、互いに寄り添い合いながら。

勇者アルオーンが犯した罪を真実をもって暴き、世界への罪を償いました。


 やがて、寿命を迎えた二人は安らかに息を引き取り、新たなる世界へと輪廻転生を迎えました。


 黒き魔神であったチェルノボークと、死病に侵されていた少女であるチェルシーの、この世界で紡がれた物語は終わります。


 ですが、彼らの物語は転生した世界でも続きます。 その物語が紡がれるのはまだ先のこと。

 とりあえず今は、めでたしめでたしといきましょう――。


《終》

傍観者で始めたら、傍観者で締める、ということで。


今作を読んでくださりありがとうございました。


ではでは

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