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彼は少年兵   作者: 桃々藤
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裸の少年1

 

 これから、ある男の子の話をしよう。


 

 彼は少年兵だった。

とても優秀な兵士だったそうだよ。たくさんの人を殺し、人間をオモチャのようにもて遊んだんだって。


この荒れ果てた『ニッポン』という国で、彼は大人たちと一緒に新政権軍と反政権軍の戦争に参加してきた。


  僕が彼に出会ったのは、ちょうど三年前の冬だった。

彼は血を流して倒れていた。着るものもなく、カタカタと体を震わせていた。雪も降っていてね、辺りを白く染めていた。


僕達が彼を保護したとき、彼の意識は朦朧としていた。彼は霞んでいく意識の中、僕にこう言ったんだ。


「ガ……ガンパウダーを……」


ガンパウダーとは、銃弾の薬莢に入っている火薬の事で、トルエン成分が入っていてーー。 彼は麻薬中毒だったんだ。


 僕が今から話すのは、そんな少年兵の話だ。どうか、気持ちを楽にして聞いてほしい。

ここまで読んでくださり、ありがとうございます。


ご感想など書いてくださると嬉しいです。


初心者でいたらぬところも多々ありますが、これからもこの作品を宜しくお願いいたします。

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