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合体②

礼郎は落ち着きを取り戻しこう言った。

「じゃあ、君らの心配を解消してみようかー。四塚、普通に一歩歩いてみろ。下の人はしっかり足首掴んで離れないようにしておけよー」

「えっ!…で、でも…」

りまはとまどっている。それを見た蓮香は

「四塚さん。私を持ち上げてみて。遠慮はいらないから」

「…は、はい」

りまはゆっくりと自分の右足をあげてみた。すると連動して蓮香の身体も宙に上がった。

「では…降ろします」

少し前に右足を出しゆっくりと足を下げた。

少し全体のバランスがぐらつく。蓮香はゆっくりと地面に着地した。

「…なるほど。私と湯島先輩は足と言っても、足のヒラと言った具合ですね。この体制をキープしないと安定しないようです」

蓮香が冷静に分析する。それを聞いた留美子は思わずつっこんだ。

「えっ!私ずっと中腰でいとかないけないの⁉︎」

「その通りだ!さすが伊敷だ。まあ、ずっと中腰といっても疲れはないはずだ。君達、足の部分がヘタに自分の足を伸ばしたりすると体制が狂う。くれぐれも気をつけるように!」

礼郎の言葉を聞いて、留美子は嫌そうな顔をしている。

「よし、まずはゆっくり…そうだな。体育館を一周してみようか?!」


五分後ー

6人は合体のまま、なんとか一周した。

「りまちゃん。歩くときいちいち右失礼しますとか、左失礼しますとか言わんでいいからねー」

「あと歩くときは手も振るものでーす。フリフリして下さいー。気を使わないで」

留美子と美生がつっこむ。

「は、はい…すみません…」

りまはずっととまどっているようだ。


礼郎は手をパンと叩いた。

「慣れれば走ったり飛んだりもできる!よし、次!力を試してみよう!倉庫から跳び箱を…そうだな14段重なってるのがあるからまとめて持ってきてみてくれ!」

6人はまたグラグラしながら倉庫まであるいて行った。

「これは…月森さんと私ではさむように持つ感じになりますね」

美生が梢葉に話しかける。

「両腕のばして、お互い向こうへ押すような感じって事ね」

「イグザグトリィ!!ではりまさん、私達を跳び箱の方へ…」

「はい…っ」

りまはゆっくりと2人を跳び箱へさしだす。

「…底に手が届かない」

「月森さんの言う通りです!」

たしかに手の位置が高すぎて届いていない。

「しゃがむって事?どーやって?」

留美子が思わず口を開く。蓮香はふぅと溜息をついて言った。

「四塚さん。いつもしてるように自然にしゃがんでみて。私達はそれに合わせて動くから」

「へっ?マジ!?」

「四塚さんが主になるので、私達はそれに合わせて動かないと…全体が崩れます。湯島先輩、理解して下さい」

「わ、わかってるけど…」

りまは意を決してゆっくりとしゃがむ動作を始めた。右足の蓮香を立てて、左足の留美子を後ろの方へずらし始める。

「えっえっ、こ、これは私寝そべったらいいわけ?動きがよくわからないんだけど」

ずるずると下がっていく留美子に志那が声をかける。

「寝なくても、しゃがんだらいいんじゃないんですか?その方が早く立ち上がれるし!」

「あ、そうかサンキュ!」

留美子はしゃがんで体制を低くした。無事6人のしゃがむ体制が確立した。

「これでオッケーです。さぁ、月森さん行きますよーっ!」

「…うん。でも本当に持ち上がるのかなコレ」

美生と梢葉は跳び箱の底を持ち、側を支えた。

「オッケーです。りまさん、立ち上がって」

「は、はいっ」

美生の合図でりまがゆっくりと立ち上がりはじめた。

「おおーっ!軽いです!ティッシュ1箱くらいの感じですー!!」

美生が感嘆をもらす。跳び箱を中央まで運んできた。

「よし、戻して」

礼郎はそっけなくつぶやいた。6人はムカッとした。



そうして初訓練は終了した。6人は合体を解くことを許された。

「よーしお疲れ様!とりあえずこんな感じで徐々に動きのバリエーションを増やしていこう!それから戦闘の訓練に入る。まあ、今日からできる戦闘訓練として皆にこれを!」

礼郎は各人にDVDを渡した。

「何ですか?コレ?」

志那が不思議そうに聞く。

「魔神合神レオゴルギガモフ!ロボットアニメだ!これを見て戦闘のイメージを高めておいてくれ!いやー数あるアニメの中でこれが

1番ビナーズバグに近い!各自ちゃんと見ておくように!」

6人はため息をついた。すると蓮香が話しかける。

「先生、先生は敵の兵器達がいつ行動を開始するのか知ってるとおっしゃってましたが、タイムリミットはいつなんでしょうか?いつまでに私達は強くならないといけないのですか?」

礼郎は皆に背を向けてゆっくりつぶやいた。

「…。そうだなぁー。3週間てとこかな。恐らく」

「えっ、そんだけしかないのーっ!!」

志那が思わず声をだす。6人はざわつきだした。

「だーーいじょうぶ!大丈夫!断言しよう!君達ならそこまでにちゃんと完成させる事ができるから!」

礼郎はとても自信を持って言い放った。


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