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〝 夢 世 界 物 語 〟  作者: 神昴
〝日常編 前編〟
7/44

第七話〝転校〟

突然の転校生... ――また、新しい出会い

04月12日

AM 08:00

時計のアラームが部屋に鳴り響く。

今日は4日目の違う形の俺の非日常の開始だ。


「おはよ、悠くんっ! 今日もいい天気の朝だよー!」


この声が俺の耳に響くと俺はとてつもなく幸せな気分になり、突如寝ようとする。


「わ! 悠くんっ、寝ちゃダメだよっ!!」


そう... これがいいんだよ。この感じがいいんだよ。

そんな変なことが好きになり始めた俺である。 そして、起床する。


「悠くん、もーっ、昨日は早く寝てね! って言ったのにっ」

「あー、ごめんごめんっ。。 今準備してくるからね!」


本当はめちゃくちゃ早く寝たんだけど... 奏空にこれがしたくてね!

そんなワケで俺の一日... そして、月曜日の開始だ。


AM 08:10

俺は何時も?通りの朝食を食べる。  あぁ、美味しい。

そんなワケで遅刻しない程度にゆっくり朝食を楽しんだ。


AM 08:21

俺と奏空は家を出た。 そして、いつものようにあの二人と会う場所へ。

いや、いつものってのは、俺がもっと昔から居た的な...?

…いや、意味が不明だ、俺。  どーするよーぅ! 俺っ!

そんなワケで気付けばあの二人が居た。


「おはよー! 奏空、悠ー! 今日はびっくりなニュースがあるんだー!」

「お早う御座います。お二人方。 えぇ、びっくりニュースですよ。」

「おはよっ! 菜々美ちゃん、怜くんっ それはどーいったのなのかな?」

「おーはーよーう」

「悠... なにそれっ!?  ボケた? …あ、元々か。

   ぁ、さっきのびっくりなニュースはね、えーと、ね... 転校生が来るとか...」

「その情報に追加すると... 女子生徒より、どっかの学園のアイドルレベルの

  女子生徒がうちのクラスに来るってことです。 まぁ、よく分かりませんが。」

「「て、転校生!?」」


俺と奏空は声を合わせて言った。

まさか、声が同時に揃うとは思ってなかった。  あれ、スゲェ。

の前に俺がボケるはずがないからね!!


「ま、まぁ... でもさ、見てみなきゃわからねーだろうよ。」


なんだ、一気に異様な空気になった。 俺のせいか!?


「…ぁ、学校にまた遅刻するんじゃないのか!? なぁ、みんなっ!!」


俺が言う。さっきの空気だと、俺しか声を出せないルールとかさ!?

そんなワケでみんなで歩きだした。   …でも、遅刻はしない時間だけどね。


AM 08:35

場所は学校の校門前。 HRが始まる5分前なのに、以外にも登校者が多い。

そりゃ、朝はギリギリまで家に居たいもんね…。


AM 08:38

自分達の教室へと分かれて、自分の机に座る。

すると、金曜日には誰も居なかった後ろの席に通学カバンが掛っていた。

…転校生? と、思ったが... 金曜日に前の席に居た人が違う席に移動しており、

此処に転校生が座るんだなー。 と、思った。

では、俺の後ろの席の人は... 一体誰なんだ...?


「お、奏空ちゃーん!  学校に到着するの遅くないかいー?

  オレなんて、今日は奏空ちゃんより、遅く起きたのに、奏空ちゃんより、

   早く来ちゃったよ!  オレスゴクネ!? ね、奏空ちゃんっ!!」


この妙な声は…。


「わ、早いねーヨウくん。 私たちは何時も通りに来た感じなんだけどねっ

  ってより、朝は起こすの忘れちゃってごめんね。」


えー、俺の後ろがお前かよ。


「いあいあ!!  いいってことよ! オレはそんな愛が欲しかったんだよ!」


それを聞いて俺も口を挟む。


「そんな愛... 奏空、ヨウは放置してくれって言ってるみたいだから、

  今度からはご飯とかヨウ抜きで作ってみよーぜっ!」

「ちょ、そこは許せ、奏空ちゃんのご飯は世界一なんだぜ!?

  それを食べれないって、結構な勢いで危険なんだぜ!? な!?」

「ぇーと、ヨウくんは... 放置して欲しいってことだからー。 ん... え!?」

「奏空ちゃんも惑わされないで! オレはそのね! うん!」


そんなワケで一段とうるさくなりそうな後ろの席の人、ヨウだ。

ってより、金曜日は一体どーした!? 学校サボるのはイケナイヨ!

そんな時、HR開始のチャイムが鳴り響くと同時に昇さんが教室に入ってきた。


AM 08:41

昇さんが出席の確認を終了させる。 次に一通りの学校のお知らせを言う。

そして、金曜日に居なかったヨウへの質問が開始される。


「…あ、ヨウ。 お前、金曜日はどーした?」

「いあいあ、昇先生、それはなかったことにしてく...」

「…あぁ、あれか。 お前の大好きなアイドルのイベントだったのか...。」

「あー、それなんですよ、ハイ...。」


スゲェ... 昇さんにはなんでもお見通しなのね!?

そんなワケでクラス全体がザワザワする中... 昇さんが思い出したように話す。


「あ、一つ忘れてた。 …転校生が来てるんだった。」


おぉ!? と、クラス全体がザワザワを増す。

ってより、とっても大事なお知らせを忘れるなよ! 昇さんっ!


「えー、と言うことでこのクラスに新しい仲間が増える。 入ってくれ。」


その言葉を聞いて、クラス全体が静かになる。

…ってより、前のドアが開けっぱなしだったのを今気付いた...。

昇さんはあの時、本気に忘れてたことを確認出来た。 あぁ、兄妹(きょうだい)だねぇ。


転校生が教室に入ってきた。

すると、奏空が隣から小声で話しかけてきた。


「悠くん... すごい可愛い子だよ!?」

「あ、ああっ。」


見た目は... あ、スゲェ...  見事な美少女だよ!?

顔はスッキリとした感じの小顔。 身長は奏空と同じぐらい。

やっぱり、朝の二人の情報は本物みたいだった。

ってより、クラスの男子生徒がスゲェ具合に興奮してるのが分かる。

ちなみにヨウは写真を撮る準備をしているみたいだ。

…ぁ、総司くんも写真を撮る準備をしている。

多分、この二人は転校生の情報をどこよりも早く入手していたみたいだ。


「じゃぁ、黒板に名前を書いてくれ。 後、自分のことを説明してくれ。」

「ハイですっ」


そして、黒板にカリカリと自分の名前を書く。


 十音 光  と可愛い字で名前を書いて、前を向く。


十音(とおね) (ひかり)です! 転校生として、この学校へやって来ましたっ!

  みんなと仲良くなれるか不安ですが... 宜しくお願いしますっ」

「そんなワケだ、みんな仲良くしてくれ。

  席は... あそこだ。  窓側の後ろから3番目だな。」


そして、席へ移動するのだが...

十音 光は俺の方をじーっと見たままこっちへ来た...。

で、俺の前に止まり、一言言った。


「キミ... どこかで光と会ったことなかったっけ?」


その時、俺は... ――時が止まったかのような感じがした。

十音 光と会ったことがあったのか俺には全く分からないのだが...

彼女にはあるってことになる。  しかし、それにどんな事情があるのかは知らない。


「いや... 分からないね... すまない。」

「いやいや... 光はね、覚えがあるような... ないような感じでねっ

  大丈夫☆ なかったことにしてね! 悠くん、宜しくっ!」

「ああ。 宜しく。」

「奏空ちゃんだよね! 席が近いけど宜しくね!」

「ぁ、はい。 宜しくです!」


会ったばかりなのに俺と奏空の名前が知られてる理由が分からなかったのだが...

彼女はクラスの名簿とかを昇さんから借りたのだろうか...?

ともあれ、彼女はクラスの人達を覚える為に必死になったんだろうか...?

そんなワケで授業開始のチャイムが鳴った。


AM 09:00

一時間目は数学。 教師は昇さん。

なるほど... HRから教室にずっと居たワケね。 移動するのが面倒なのかっ。


そんなワケで授業を開始する。  勿論、奏空は勉強モードで集中している。

しかし、クラスの目は... …転校生に集中している。

転校生を見る方向に奏空も入っているので、少し集中がきれそう...。

あぁ、奏空... 我慢してくれ!  そーいう時には笑顔で見かえせばいいよ!


そんな注目の人、十音 光はと言うと...

勉強をする為にノートを出し...  …と、見せかけて何かを書き始めた。

あれ... 転校初日からいいのか!? 授業とか進んじゃうぜっ!?


後ろを見ると... ヨウが作戦を考えており、紙に作戦を書きまくっている。

勿論、転校生に関することだろう... ヨウの考えだからね...。

すると、ヨウはそれを紙飛行機状態にして、総司くんへ投げた。

投げた紙飛行機が総司くんめがけて宙を舞う!


…しかし、昇さんがタイミング悪く振り向いた為...

チョークで紙飛行機が撃ち落とされた。 流石、先生!ナイスショット!

どうやら、瞬間的にチョークを投げたらしい... 昇さんの必殺技なのか!?

ともあれ、ヨウやら総司くんやら... そんな生徒が増えてるから、

必殺技とかも習得できるのか!? 教師ってすごい感じがするような...。


AM 09:21

昇さんが違うチョークを持ち直し、黒板に書き始める。

しかし、一瞬静まったぐらいでまた、ヨウが騒ぎ始めた。

すると、昇さんの顔が一変した。  …まさか!?


「ってことで、お前等... 勉強する気あるのか!?」


昇さんが怒りそうな勢いでした。  俺も怖い。 あぁ、怖いぜっ!


「…そんなワケで... この問題... 悠、答えろ。」

「ちょ! 俺なんですか!?  突発的なことって... あ、え...!?

  え、一番俺が普通な態度とってたじゃないですか!?」

「いや、こーいう時に問題を起こした人じゃない人を当てるのが好きなんだよ。」

「…ちょ! それ、なんですか!?」

「まぁ、ストレス発散的な...?」

「!?」


それ言ったらダメなんじゃないんですかっ!? いや、完璧にダメだよね!


「まぁ、そんなワケで... 答えてみ...」


と、その時だった... 俺は明らかに問題を分からない顔しながらしてたら...

前の席の十音 光が立ちあがった。


「先生! 光が答えてもいいですかっ!?」

「…ま、まぁ... こんな問題で時間をかけてられないしな...。 宜しくな。」


ってことで、十音 光が俺のかわりに答えてくれるらしい。

まさか出会ってすぐな人の問題をかわってもいいのかっ!?

すると、奏空が... 小声で話しかけてきた。


「十音さんっていい人かもね、悠くん、良かったね!」

「あぁ、いい人だねぇ... 昼休みにご飯を誘ってみようか?」

「そーだね、聞いてみよっ …ぁ、お兄ちゃんがあれでごめんね...。。」

「昇さんって... 俺を嫌ってるのかな...。。」

「いやー? そーでもないよ?  ってより、悠くんみたいな人がいいとか?」

「そーなのね...。」


そんな小声で話してる中、問題を解いて席に帰って来た。

勿論、彼女の問題は正解だ。

俺はお礼を言う為に、席に座る前に彼女に話しかけた...。


「十音さんっ」

「はい?」

「あー、その... ありがとです! 俺、実際あの問題は全く分からなくてさ...」

「あー、いいよいいよ☆  光はしたくて、したことだしっ」

「Σ あ、そーなんですか、これは有難う御座いました!」

「…ぇーと、敬語を止めてくれると嬉しいんだけどね...」

「あ、ごめん。  えーと、なんだか、うん。」

「後ね、光のことは光って呼んでね☆」

「あぁ... 光、分かったよ。」

「じゃぁ、授業に集中しようね! 悠くんっ」


…あぁ、この会話、実は小声で話しかけたつもりなんだが...

いつの間にか教室全体に聞こえる声の大きさで話してることになっていたワケで。

そんなワケでクラスの男子生徒の目が痛い!?

そして、昇さんがまた怒りそうな顔をしているみたい!?

俺... スミマセン。  そして、転校生を下の名前で呼びました…。


「まず、席に座れ... 悠。」

「はい、すみません。」


…俺は着席した。


AM 09:50

授業の終了を知らせるチャイムが鳴り響く。

金曜日とは全く違く... 月曜日の一時間目から疲れている俺である。

まぁ、仕方ないと言えば仕方ないハズ...。

ちなみに俺の口癖は「仕方ない」らしい。


そんなワケで今の状況を説明しようじゃないか...。

後ろからヨウと総司くんが写真で光を撮りまくっているこの状況。

もはやクラスのアイドルへと昇進したこの状況。

本人の近くで撮影するのはダメなんじゃないのか!?


すると、光が動き出した。  写真撮影組に。


「えーと、勝手に撮るのはダメだよー?」

「「 す、すみません 」」


と、ヨウと総司くんのカメラを没収する。 あれ... 抵抗しないのか!?

この二人(笑) ともあれ、どこかこの二人は似ているオーラがある。

まぁ、変な奴らだと考えれば一発なんだけどね。

…で、光がヨウに話しかけた。


「えーと、光を撮るんじゃなくて... 奏空ちゃんを撮ってあげてね!」

「ふぁぇ!?」


そんなワケで奏空に光がヨウから取りあげたカメラで撮っています。

あれ!?  いつの間にそんな展開になってるんですか!?

と、ともあれ... 俺の周りにクラスのアイドルがもう二人もいるんですが...。

そして、一層男子生徒の目がキツイ状況にもなっている俺。

今後はどんな風になるのか楽しみなんだが...。


ともあれ... これは俺の〝現実〟でいいのか...?

もっとも、俺の知っている〝現実〟だったら、こんな楽しい日常はではないハズ。

楽しい...? 楽しいのか...? 俺は。

こんな日常を望んでいたのか? ――それとも...?

俺はそんなことを思いながらも、全く違う日常でもいい。

ただ... 俺の〝夢〟じゃなく、〝現実〟だったら... と、思った。


PM 11:56

午前の授業が終了し、今は長い昼休みの状況だ。

転校生の光は何時の間にやら奏空と仲が良くなっている。

授業の合間休憩中になんだか仲良くなったらしい。

勿論、俺も光とは仲良くなった感じではあるが...

クラスの男子生徒からの目が痛い状況である。

ヨウと総司くんは光目当てにめちゃくちゃ話しかけたいらしい。

しかし、今はクラスの中心人物になったらしく... クラス全員に話しかけられてる。

転校して、すぐに人気者になるってすごいなぁ...。

そんなワケで俺も光のことが気になるが... まぁ、今はいいや。


ともあれ、アイドル級の女子生徒が俺の周りに居るってことは...

すごいんじゃないのか!? 俺!?

そんなワケで俺は俺なりにビビっているのだが。

現実だったらもっと暗い感じの俺なんだが...気づけば明るい性格になった気がする。

これも奏空のお陰なのかな...?


すると、菜々美と怜がやってきた。


「おぉ!? あれが話題の転校生なワケね! 可愛いじゃんかっ!」

「ふふ。 奏空さんには違うものを持っている感じの美少女ですね。

  やはり、僕の情報は当たっていましたね。 悠くん。」

「お前等は評論家かよ! そんなワケで奏空も光と一緒に囲まれてる状況だが、

  あの二人をどー、屋上へ連れ出すよ?」


そう... やっぱりアイドル級の二人なのだから...

あんな風に話しかけられるのは当然なのか...?

ともあれ、今日は登校時から屋上でご飯を食べると決めていた。

それを実施するには... あれから奏空を救わなくちゃ!

…あ、光も連れ出さなければならない... 大変危険なミッションとなっています。

此処で変な風に二人を連れ出すと... 俺の立ち位置が厳しいです。

俺達は悩んだ。  めちゃくちゃ悩んだ。


そんな時に... まさかの展開が起こる。

総司くんだ。  総司くんが動き出した!!

総司くんは何やら変なオーラを纏いながら集団へと歩み出す。

その姿は何者にも負けない感じであった!

まさか... 総司くんが二人を連れて来てくれるかもしれない!?

俺はそんな期待に胸を膨らませ... 総司くんを見守った。


「オレに二人を会わせ... や、何をす... あああああー!」


集団の一番外側の人に押された。 総司くんが倒れた。

そんなワケで集団の力で全く二人の居る所には辿り着けませんでした。

残念... お疲れ様です、総司くん。 君の勇姿には感動出来なかったよ。



結局、10分ぐらいは集団は消えなかった。俺達はお腹が減りすぎてます...

そして、二人は集団を抜け、こっちに来た。


「ごめんねー。 悠くん。 なんだか、いつの間にか囲まれちゃってね。。」

「むー、こんなにも囲まれるとは思ってなかったよ。。 光は久々に疲れたかも。」

「いや、俺は別にいいんだ... この二人に言ってあげてくれ。」

「まぁ、人気者だもんねー、お疲れ様!」

「奏空さん、お疲れ様です。  まぁ、回避法はあったんですが...

  あの人数だと、どうしようもないみたいでしたので...。」


そりゃ... あの人数だと無理だもんね。。 スゲェよ。


「ってより、十音 光さん? でいいんだよね?」


菜々美が興味津々で光に話しかける。


「あー、うん☆  光って呼んでね! 同い年だしさ

  それで... キミ達は?  …誰なのかな?」

「近藤 菜々(こんどう ななみ)だよ! うちも菜々美って下の名前で呼んでね!」

清水(しみず) (れん)です。 宜しくお願いしますね。」


…そーいや、初めて怜の上の名前を知った気がする。


島澤(しまざわ) 総司(そうじ)ですん!」


…おやー?  総司くんがいつの間にか居るんだが...。


「ヨウだぜ、宜しくだぜ!」


…おやー?  ヨウまでもがいつの間にか居るんだが...。


「みんな宜しくねっ!」


気づけば俺達の集団の人数が増してる気がした。

そんなワケで俺達は今話題の光を連れ出し... 屋上へ行った。


PM 12:16

場所は学校の屋上。 結構眺めがいい学校として有名だ。

昼休みなので他の生徒もたくさん居る。

…ぁ、こんな所にアイドル級な人を連れてきていいものなのだろうか?

多分... ゆっくり昼食にはならないと思うのは俺だけか!?


俺達は屋上の端を狙い... そこにシートを敷き、みんなで座った。

気づけば8人居た。

俺、奏空、光、菜々美、怜、ヨウ、総司に...

俺はビックリして話しかけた。


「の、昇さん!? な、なぜ此処に居るんですか!?」


なぜか、8人目の昇さんが居た...!? 教師ってこの時間は自由なのか!?


「…いや、面白そうだから... 先生も混ぜてくれ。」


PM 12:18

みんなで... 手を合わせて...


「「「「「「「「いただきます」」」」」」」」


と、声を掛け合う。  まぁ... なんとも、教師も混ざっているということだから、

他の生徒もビックリだ。 勿論、俺なんてめちゃくちゃビックリです!

そして、俺達は昼食を開始する。


ヨウ「やっぱり、奏空ちゃんの手作り弁当は美味しいぬー」

奏空「そーかな... ありがとね♪」

光「え、これ... 全部奏空の手作りなの!? わ、すごーいっ!!」

昇「奏空は何時も俺の為に作ってくれるからな...。 ありがとう。」

奏空「あぅ、お兄ちゃんってばっ。。 こんなのは覚えれば簡単だよ!光ちゃん」

菜々美「ふふー、奏空はすぐにお嫁さんになれる準備が出来てるからね!」

怜「奏空さんのようなお嫁さんはモテモテですよ、ハイ」

奏空「ぇ、いや... そんなハズないからっ」

ヨウ、総司「「かわええ。 ああ、かわええっ」」

悠「此処で言うセリフか!? 二人して!? …やっぱり美味しいよ、奏空っ!」

昇「悠には渡さないからな。」

悠「!?」

ヨウ「ぉ!? じゃぁ、オレならいいんだな!?w」

昇「ダマれっ。」

総司「お、オレならっ!  オレならいいはず!」

昇「同文にて、以下略だ。」

総司「(´・ω・`)」

奏空「みんな... ありがとね。 とっても嬉しいよっ!」


光「でも、やっぱりクラスのアイドルは奏空で決まりだよ!」

奏空「え、そ... んなことないよ! 光ちゃんだよっ」

怜「いや... 僕としては二人ですね。 展開的に。」

菜々美「いいなぁー、クラスのアイドルとか憧れるっ!」

ヨウ「菜々美じゃ、無理だな☆」

菜々美「ダマレ、アイドルヲタク☆」

ヨウ「なああああああああああああっ」

光「菜々美ちゃんも可愛いから、絶対アイドル行けるってば!」

総司「多分、行けると、思うぜ!」

悠「…難しくね?」

菜々美「悠、後で(ツラ)貸せよっ?」

悠「わぁ」


昇「いや、俺は... 教師だから、そんなのはどーでもいいんだが。」

悠「いや、昇さん! これは問題なんです!」

昇「お前... また、数学の授業の時にまた当てるからな。」

悠「すまねえ。 昇さん!」

昇「…後、学校では先生な? 昇先生って、な。」

奏空「お兄ちゃんは... 呼んで貰いたいからなのかな?」

昇「…な!?」

総司「先生の弱点発見だぜ!  これはスゲェ、情報だぜ!」


光「昇先生☆」

怜「昇先生。」

菜々美「昇先生ーっ!」

ヨウ「昇先生ー」

悠「昇先生ーっ」

総司「昇先生っ」

奏空「昇先生♪」

昇「いや... 次々に言わないでくれ、纏めて言ってくれ!」

7人「「「「「「「昇先生」」」」」」」

昇「よし、ありがとう!」


悠「昇さん、次の授業ってなんですかー?」

昇「…もう先生はなしか。  …そして、自分で調べろ。」

奏空「悠くん、次は体育だよー?」

ヨウ「体☆育、待っていたぜっ!」

総司「ふひひ!!!!」

光「体育って大変なんですか...?」

怜「いや... クラスが違うから良く分からないんだけどね。」

菜々美「まぁ、高校生レベルの体育だよっ」

悠「高校生レベルって一体...。。」

昇「まぁ... 俺の高校生の時には... いや、長くなるからいいや。」


光「あ、昇先生って高校時代ってやっぱりモテモテだったんですか?」

昇「いや... そーでもないんだ。」

ヨウ「ハハハハハハハハハ」

総司「ざまあ、先生。」

昇「テメェーらも、だろうがっ。」

ヨウ、総司「「二次元にはモテモテですぜっ!」」

怜「やはり。」

菜々美「やっぱり」

昇「ふふ... 俺なんてさっ。」

光「先生、嘘ついてますね?」

奏空「お兄ちゃんは嘘をつくとすぐに言葉が出るんだよねw」

悠「バレバレってことかぁ...。 昇さんはイケメンだもんね!」

光「先生はカッコイイです...ッ」

ヨウ「先生はー。 うん。」

総司「ふひひ!!」

奏空「…お兄ちゃん、カッコイイよっ」

昇「いや... あの。 すまない。」

悠「やっぱり、昇さんはカッコイイですよ。」


怜「そーいえば... なんで、総司くんとヨウくんは今日、

  僕達と一緒に昼食をとってるんですか?」

ヨウ「(´・ω・`)」

総司「光ちゃんと奏空ちゃんを見に来...」

悠「お前等... いい加減にしろよ。」

奏空「そーだったんだ...」

光「まぁ... ぇーと、ね」

悠「いいのか... 二人とも...」


そんな会話の中、ご飯を食べ終えた。


「「「「「「「「ごちそうさまでした。」」」」」」」」


そして、まだ昼休みの時間がある。

俺達はそのまま話を続けた...  とっても楽しいお昼だった。

やっぱり、こーいうのは面白くなきゃねっ。 俺はそう思った。


しかし... この後... 思いがけない出来事が俺達に起こった。

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