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〝 夢 世 界 物 語 〟  作者: 神昴
〝日常編 前編〟
11/44

第十一話〝休憩〟

一時休憩... ――夢の中より

――お、また会ったね...


「あれ... 俺は... あれ...!?」


――んー? 頭でも打ったのか?


「いや... 知らない奴と戦ってて... 気づいたら此処に...。」


――あぁ、そうか。 まぁ、深くは聞かないよ。


「ありがとな!」


――礼を言うな、照れちゃうだろうよ。


「そうか... 女の子だもんねっ!」


――まぁ、元々はそんなの気にしてなかったんだが....


「そ、そう言うなよ! 女の子って素晴らしいと聞いているけど?」


――むー、そーなのかなー。


「ともあれさ... 俺の力ってのは...  一体どんな物なんだ?」


――いや、知らないって言ったんだが...

    …あ、初代の使用者とかの力とか聞くか?


「おぉ! いいね! 聞かせてくれよっ!」


――あー、嘘、嘘。 そんなの知っているハズがないじゃんっ!


「…あぁ、そーだと思ったよっ」


――まぁね、無限って言う能力はさ... その名の通り... 限りが無いこと。

    その限りが無い能力ってことは...


「限りが無い... ってことは...?」


――永遠に発動出来るってワケだよ。


「永遠に発動...!?」


――しかも、キミのセフィラはとてつもなく特別でね... 治癒能力がある。


「あぁ、それは身をもって体験したさ... ってより、それは教えてくれたじゃんか!」


――あれー? そーだっけ?

    まぁ、でも... その能力をうまく使えば... 誰かの身代りになるよ!


「ちょ!! 身代りって! したくねぇ。


――まぁ、実際に死んだら終わりだけどね。

    …話は変わるが... お前の戦闘は酷いな。


「そ、そーいうなよ! 戦闘なんてしたことないからなっ!」


――ふふ... 冗談だ...。

    まぁな... 戦い方は、戦いを知るものから学べ。


「あぁ、了解だ。」


――まぁ、僕が教えられることは... セフィラのこととかね。

    後、サポート... ぐらいかなぁ。


「サポートかぁ...」


――なんだか、信頼されてない...?


「んー、なんだか面倒な人から聞くことって、本当か分からん。」


――酷いなぁ... 女の子の言うことぐらい信じてよっ。


「あー、ハイハイ。  …んで、どんなことを俺に教えてくれるんだ?」


――つまり...



※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※



AM 02:47

俺は夢から覚めた。  勿論、俺は生きてる。

たまにこんな風に名前も知らない人と会話をしている夢を見てしまう。


勿論、現実だから、夢ぐらいは見れる。 〝夢〟と夢は違うから。

ともあれ、今は深夜。

特に何もすることが無いのでもう一回寝ようと思うが...

先程の夢が気になって仕方ない。


前にも何回かこんな夢を見ていたが...毎回内容は違う為、俺は気になっている。

まさか... 俺は夢の中で意識があるのか!?

と、疑ったのだが... まぁ、そんなハズはないとしてみる。


そりゃ、夢ってのは夢だし...。


そんなことを思っていたのだが...

俺は夢に出てくる、女の子のことが気になって仕方がなかった。

現実では会えていないのに... 現実の内容を知っているし。


…俺の考えた... 架空の人物なのか?

そんなことを考えながら、俺は眠りに着いた。

もうそんな時には身体の傷が治っていた。



※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※



AM 08:00

いつもの朝がやって来た。

なんと言うか... もう、慣れた? と、言えばいいのかな?


そんなワケでいつもの恒例の奏空のお目覚めの...(以下略)


そうして、いつものように学校へ行く。

この数日間、俺は戦いに巻き込まれ... いや、一昨日から巻き込まれたのか。


AM 09:00

いつものように授業が開始する。


AM 11:50

昼食だ... ご飯だ。


PM 03:50

授業が終了する! いやっふーいっ!


PM 10:41

そうして、今日が終わる。

気づけばこんな感じに毎日が終わるのかなーと。

そうして、今日はこの辺で就寝した。



※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※


AM 03:51

――そんな夢を見た。 なんだよ、夢かよ、オイ!

と... まぁ、俺は起きたワケで...


いつもの同じ日常じゃないハズなんだろうな。

…そんなワケで起きたんだっけ?


俺は分からなくなっていた。

多分.. それは不安があるからだと思う。


こんな現実での日常。  非日常としか考えられない日常。

でも... そんなのを望んでいた。 勿論... ずっとこのまま...。


そんな日常で今の俺は満足していた。

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