表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
16/21

第16話:銀座の王は、俺(カルビ)だ!

【夜・銀座『たまらんや』店内】 (乱入してきたカルビ将軍。取り巻きが勝手に店の椅子を並べ、彼はその上に脚を組んでふんぞり返る)


カルビ将軍「フハハハ! 見ろ、この狭い店。まるでミノの胃袋みたいに窮屈じゃねえか。お前が『たまらんや』の二代目か? 見た目は清楚だが、言葉遣いは……ほう、ギャルか。悪くないギャップだ」


りむ「……あんた、どこの馬の骨か知らないけど。あーしの店で勝手にくつろいでんじゃないわよ。営業妨害で警察呼ぶし!」


カルビ将軍「おっと、無駄だぜ。この界隈の地主とは、俺がカルビを食いながら話をつけてある。……単刀直入に言おう。この『たまらんや』、俺が5億で買ってやる」


りむ「……5億? ……はぁ!? 金の問題じゃないし! ここは店長から預かった大事な場所なの!」


カルビ将軍「いいか、小娘。銀座は弱肉強食だ。マヨネーズをぶっかけた霜降りカルビこそが至高。お前みたいな地味なホルモン屋は、俺の『キングダム』の離れ(はなれ)……いや、トイレ掃除用の倉庫にでもしてやるよ」


りむ(トングを震わせて)「……地味、だと……? ミノのあのコリコリした歯ごたえと、噛めば噛むほど溢れる旨味……。それを知らないなんて、人生損してるどころか、あんたの舌はマヨネーズで腐ってんじゃないの!?」


ミノ先輩「(静かに立ち上がり、カルビ将軍の前に立つ)……。……どいてくれないか。君の安っぽい香水の匂いで、ミノの香りの構造が乱れる」


カルビ将軍「あぁ? 何だお前、そのスカしたインテリ眼鏡は」


ミノ先輩「私はこの店の設計者だ。……君は『5億』と言ったが、計算が甘いな。この店には、この街の気流、光の反射、そして彼女という唯一無二の職人の動きが完全に融合している。……その価値、私の試算では最低でも100億。……君の、脂ぎった財布では到底足りない」


カルビ将軍「……チッ、屁理屈を。……いいだろう。なら腕でわからせてやる。来週、うちのメインシェフと『焼肉対決』をしてもらう。負けたら、この看板は俺が叩き割って、お前を俺の専属焼肉ギャルにしてやるよ!」


りむ「……やってやろーじゃん! あーしのミノで、その脂ぎった脳みそ、シャキッとさせてやるし!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ