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・昴
部活が終わった。
「結香〜。」
2年を迎えにきたやつがいた。
何か俺と居るときと態度違くねー。
それより、綾香だ。……って、いねー。 しょうがなく俺は2年の後ろをとぼとぼ歩いた。
何か、2年の鞄にちょー愛らしい人形が付いてたからつんつん、触ってみた。
すると……。
「がぶっ。」
俺の頭を片手でがぶっとか言いながらつかんできた。
「っ……。なに?」
「あっ!愁じゃない。」
は?俺を誰かと間違えてる?
「あっ!すいません。すいません。」
必死であやまってくる。 ふっ、笑える。