この広く続く、緑色の地球で──
ガサガサ……
と、大きな茂みから音が聞こえて来た。
ガサッ!
と、茂みから飛び出してきたのは、真っ黒なうさぎだった。
「待て〜!アタイの食料〜!」
と、次に茂みからピンク色の髪の毛の女の子が、ナイフの付いた銃を持ってうさぎを追かけるように出てきた。
「おら!おら!くそ〜!早すぎて玉が当たらん!」
と、その女の子はうさぎを追いかけながら発砲した。するとその女の子は目の前にある、大樹目掛けて、
「すぅ〜……アオイー!うさぎそっちに行ったぞー!」
と、その女の子は大声で言った。すると、大樹から発砲音が聞こえた。
「おぉ!ナイス!」
と、その女の子は大樹に向かって親指を立てた。
「お!ヒットしましたか?!よっしゃー!」
と、大樹から声が聞こえた途端、青年くらいの男が大樹から降りてきた。
「今日は黒兎ですか!これは美味いやつですよね!」
と、大樹から降りてきた男はそのうさぎの耳を掴んで持ち上げた。その男は赤茶色の髪に左手にはエメラルドの様な宝石が付いているグローブをしていた。
「おう!塩とか、唐辛子かけて食べると美味いぞ!」
と、その女の子はヨダレを垂らしながら黒いうさぎを見た。
「さ!村に戻りましょう!トゥシファさん!」
「おう!」
と、トゥシファとゆう女の子と、アオイとゆう青年は広大な草原を歩き始めた。
東京の草原を──