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再会(笑)

「ねぇ。お爺さんさ。タイミング分かってる?」

 目の前には、土下座をするお爺さんが一人。てか、昨日の今日ってスパン(笑)

「昨日はバイト……じゃったんじゃろ?じゃあ今日なら大丈夫じゃと」

「そう言えば、昨日はあんがとね。学校からちょっと歩かないとバイト先行けないから助かった」

「じゃろ?流石に記憶は読めんのじゃが、場所をイメージしとったから、門が、近しい場所で人目につかない空間を選んで繋げたのじゃ」

 なんかよく分かんないけど、門が有能なのはわかった(笑)


「で。今日は何の用?昨日言ってたアレ?えーっと何だっけ?碁界を救うんだったっけ?」

「違うわい!世界じゃ世界!なんじゃ碁界って!初めて聞いたのじゃが」

「えーお爺さん知らないの?その歳になって、囲碁とか絶対してると思ったのに(笑)」

 年寄りって、なんか囲碁とか将棋して遊んでるってイメージしか無いから、知らないとかマジか(笑)

 田舎っぽい雰囲気の場所だし、娯楽とかマジどうなってんのレベル(笑)

「なんじゃ?囲碁とは」

「娯楽だよ?え。マジで知らないの?今時、JKでも知ってるし(笑)。てか、寧ろ他に年寄りが好きな娯楽があるのか知りたい(笑)」

「ちょっと、その囲碁とやらを知りたいのじゃが。年寄りの娯楽と呼べるもの、この世界には無いんじゃ」

「いやいや、娯楽無いとか、終わってんじゃん(笑)」

 まぁ、なんかお爺さん可哀想だし、今日はバイトも無いしで付き合ってやるかな(笑)


「と。まぁ、ルールはこんな感じ。簡単っしょ?おさらいすると格子状って言うんだっけ。これに黒と白の石を交互に置いていって5つ並べた方が勝ち!」

「ほう。これはワシのような年寄りにも遊べそうじゃ」

「細かいやっちゃいけないこともあるらしいけど、分かんないからいいよ。これが囲碁。通称五目並べってやつ!」

 なんかお洒落な羽ペンで紙に適当に書いたけど、ま、なんとかなるでしょ。

「ってことで、今日はもう帰るね?ああ。もし暇だったら囲碁の本とか買って来てあげるからぁー」

 ってことで、門出ろ!お、マジで出た。相変わらず眩しいなぁ

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