第一章 十六話目「ターニングポイント」
一度取り返したはずのレイン村が再び人間の手に渡ってしまった。
その事実を受けた魔王城の魔族たちは、魔王含めた全ての知恵ある魔族を会議の場へ集めたのだった。
「クソ! なんであの村が再び奪われた! あの村には正規軍の中でも実力のある奴をかなり動員させた筈だぞ!」
その会議の中で、アシュラはテーブルを左右の一番上にある手で叩いてやり場のない怒りを叫んだ。アシュラと気持ちは同じだったのか、他の魔族たちもアシュラほど態度には出さないものの共感はしているようだった。
そんな中、命からがら逃げてきた魔王軍正規軍の戦士からフィルモアの魔法を使って報告を聞いた魔族が、
「人間に奪われた村から逃げてきた正規軍の者の報告によると、実力はきっと正規軍の者たちよりは劣っていたはずだと言っていたのですが――」
「じゃあなぜあの村が奪われた!」
鬼のように激昂するアシュラに恐れを感じたのか、怯えた目をするその魔族はアシュラをさらに怒らせないように言葉を気をつけながら、
「そ、それが、なぜか人間が攻めてきた時だけ魔法が上手く使えなかったと話を聞いております。もちろん! 正規軍の方々には魔法を使わずにアシュラ様のように武器を使って戦いになる方もいらっしゃいますが……その方々も普段より動きが鈍く、派遣された大勢の人間のほとんどが魔術を使う者だったそうで、それで全く歯が立たず――」
「その時だけ魔法が上手く使えなかった!? 動きが鈍くなった!? 主力が魔術使いだった!? 俺はそんな言い訳を聞くために正規軍をこれまで育ててきたわけではない! ふざけるな!!」
しかし、どれだけ言葉を選んでも伝わる事実は同じでありその事実はアシュラの怒りをとても抑えることの出来ないものにする。報告をせざるを得なかった魔族がとても可哀想だった。
「アシュラ様、そのお気持ちはとても良くわかります。ですが、今は怒りに身を任せている場合ではないのでしょうか? 一刻も早くこの状況を打開する方法を考えなければ――」
「……すまない、一旦落ち着く…………落ち着いた。お前も怒鳴り散らして悪かったな、すまん」
アシュラはフィルモアに深呼吸してからついさっきの魔族に謝って席に座った。
「とりあえず、まずは今把握しないといけないことを把握しよう。まずはどういった経緯で村が奪われたのか。お前、ついさっき報告したことは何時に起きた?」
「昨日の夜、十一時です。寝ようとして村の明かりを消した時を狙われて襲われました」
「被害はどうなっている?」
「まず、取り返したたあの村が再び奪われたことが一つ。そして、就眠の為に武装を解除していた為……もちろん直ぐに武装を付け直した魔族も居ますが、村に置いてきたある程度の武装を奪われたこと。そして、一番重要なのが……肝心の正規軍の戦士たちが約五十人帰って来ておりません。恐らく彼らはあの村での襲撃で――」
「わかった、それ以上は言わなくて良い。彼らの冥福はこの問題が片付いたら祈るとしよう……」
一秒の無駄もなく進んでいく報告を話している二人以外の魔族は耳を澄まして聞いている。そして報告は次の話題へと移った。
「そして、次に確認しないといけないのは――」
「それは、あの村を奪った人間が今どんな動きをしていて、これからどうするか……かナ?」
突如現れた声と存在に、会議に集まっていた魔族が天井を見上げ言葉を失った。そしてこの状況を生み出した存在は、くっついていた天井から雫が落ちるって床にぶつかり弾け、その欠けらがまた集まるといつものローブ姿――メビウスたちが見覚えのあるアンカウンタブルが現れた。
「アンカウンタブル! お前あの人間の村に行っていたんじゃなかったのか! ならなぜお前がここにいる……いや、それ以前になぜお前がいながらあの村が奪われたんだ!」
その時話し合っていたアンカウンタブルとアシュラとイヴしか知らないことだが、アンカウンタブルとアシュラの二人はアンカウンタブルが魔王城を離れてレイン村に向かう直前に喧嘩に近い言い合いをして別れている。
その時アンカウンタブルが魔王を疑うような発言をしていた為、魔王への信頼がマックスのアシュラは席から勢いよく立ち上がってアンカウンタブルに今のような警戒をするような態度をとっているのだが、特にアンカウンタブルの方は気にする様子もなく、
「まあ、それについては謝らないのかもしれないけど、僕は魔王様があの村に訪れる数日前にあの村に着いてから調べごとが出来て人間領に行ってたんダ。でも、人間があの村を取り返す計画を立てている事なんて噂にも聞かなかっタ。だから襲撃があった時には人間の王都にいて絶対に間に合わなかったんだヨ。後、ぼくのこの体についてだけど、今は魔王城に残してきたぼくの体の一部を集めてこの体を急遽作っただケ。だからほら、ぼくのこの服の布の厚さが半分もないでショ?」
「いや、そんなのわかるか!」
今この場にいる全ての魔族の意見をまとめた代表者アシュラの怒号が炸裂して、そのせいで再びアシュラのアンカウンタブルに対する怒りが溜まったのだが、アンカウンタブルは相変わらずそれについては再び気にせずに、
「それで人間の動きだけど、とりあえずはあの村で働かされていた人間や兵士を休ませるみたイ。でも……しばらくしたらそのまま今度はこっちの領土を奪いにくるみたイ」
「信じて良いのか?」
「いや、信じるところだよこコ!」
まだ不信感が消えないアシュラに怒って――といっても表情は一切わからないのだが、アンカウンタブルは宙にふわふわ漂っている手袋を使って指差した。
「まぁ、アシュラに嫌われても別にいいんだけド……後もう一つ、まだ帰って来てない魔族たちだけどちょっとだけ殺さずに拘束されている魔族もいたんダ……」
「なっ……! おい、アンカウンタブル! それも本当だと言うのか! なら、どうしてそいつらを助けなかった!」
「言っておくけど、ぼくは体の一部を世界中にばら撒いてどこでも出現できるようにはしてはいるヨ。でも、ぼくの体は無限にあるわけじゃないから、どうしてもすぐに集められたぼくの体の一部だけだったら潜入して状況を観察できるのが限界だったノ。まぁ、多分魔族は返して欲しければ領土を渡せとか言うために残しているんだろうネ。目的について人間は一切話さなかったけド」
アンカウンタブルの報告にアシュラが難癖をつけてアンカウンタブルが反論するという、今回の会議で既に二、三回は繰り広げられてやり取りに横槍をさそうとする魔族は一人としていなかった。
これだけ子供の喧嘩の様な物を見せられれば忘れそうになるが、二人は魔族で五本の指に入る実力を持つ四天王である。そんな二人の喧嘩を止めようとして片方だけでも怒りを買ってしまえばもう命はないと覚悟していいほどの実力者なのだが、
「……、どうしたのイヴちゃン?」
同じ四天王であるイヴには二人を恐れる気持ちはなく、イヴはアンカウンタブルの宙に浮いている服を小さな手で引っ張ると、
「なか、なおり」
アンカウンタブルの方はイヴの力がなさすぎて、いくら頑張ってもアンカウンタブルが動くことはなかったが、アシュラの方をいつもイヴに付き従っている蛇が引っ張ってくれたので少し距離のあった二人の距離が縮まった。するとアンカウンタブルは自分を引っ張ろうと健気に頑張っていたイヴを抱きしめようとして、
「そっか、心配してくれるんだねイヴちゃン。でも、別にあんな奴なんて仲直りしなくても――」
「嫌い」
「よし、アシュラ。仲直りの握手をしようじゃないカ」
「アンカウンタブル、お前なんでイヴが言ったらそんな態度になるんだ! 訳がわからん!」
声のトーンと口調を変えて手袋を片方差し出すアンカウンタブルにアシュラはますます敵意をむき出しにするのだが、主人の意思を汲み取った蛇の攻撃によって握手以外の選択肢を奪われる。
「……たく、仕方がないか」
いがみ合っていた二人が握手をしてイヴの顔に満足げな表情が浮かび、蛇と共に席に座り、アンカウンタブルとアシュラもそれぞれの席に座った。
「さて、確認が必要なことは終わったところで……どうする? 魔族が人間に捕まっているのならたとえ俺たち四天王が向かっても魔族を殺すと脅されたりするから迂闊に手を出せない……」
「人間に気づかれないように助けようにも、偵察部隊のみんなはぼくを含めて全員がすぐに向っても、数が結構多かったから助ける段階で見つかりやすそうだし、見つかったら数の差で絶対助からないだろうしネ」
二人のこのやり取りを最後にして、会議にいる全ての魔族がこの状況に対する正解を考え始めた――のだが、
「俺がレイン村に行って人間と話をしに行こう」
その時間は、他の誰でもない魔王の声にすぐに中止になった。
「ま、魔王様がですか……?」
「な、なぜ魔王様が……」
「しかも、話し合いを?」
四天王以外の魔族たちが驚きのあまりそれぞれの感想を思わず口にしていた。ただ、声には出していないだけであって彼らのそれぞれの動揺はたいして他の魔族と変わらなかった。
「魔王様……どうしてそのような決断を?」
動揺する魔族を代表してアシュラが魔王に意見を述べる。すると魔王は特に感情らしきものを見せずに、
「戦闘が駄目なら話し合いでの解決はどうかと思ってな……それに話をするなら魔族の中で最も地位の高い魔族、魔王の俺が言った方が人間の話し合いに応じた奴に威圧をかけられるだろう? だから俺が話し合いに行くことを提案した」
「しかし魔王様……奴らが話し合いに応じるでしょうか?」
魔王はアシュラの意見に一理あると思ったのか小さく何度か頷いたが、
「その時は四天王全員が人質なんか気にせずに一斉に村を襲いにかかると嘘をついておけばなんとかなるだろう。それに人間の者たちも魔王が動けば力で勝てなくなるから話し合いに応じるだろうしな」
「しかし、それでも……」
「まだ何かあるのかアシュラ? それとも今すぐあの村を襲って囚われた魔族が殺されるのを指を加えて見るのか?」
アシュラが魔王を見ると魔王の目には一切の光がなく、このままずっとアシュラが反論し続ければ容赦なく殺してしまいそうな危うさがあった。
「なら、この俺が参ります。魔王様と比べれば未熟な者ですが、これでも魔王軍正規軍の軍団長を務める身……俺ではまた不十分でしょうか?」
だが、魔王にあれだけ言われても、どんな目で見られてもアシュラは自身の意見をやすやすと引っ込めるような魔族ではなかった。
強く確かな意思をその目に込めて魔王を見るアシュラは、あのアンカウンタブルですら少し感心してしまいそうなほどだった。もちろん、アンカウンタブルはそんなことはしないが。
魔王はそんなアシュラを見ると、
「……確かに、お前なら足りるかもしれない。が、アシュラ。それに他の魔族もなのだが……」
魔王は座っていたひとつだけやけに目立つ椅子、というより玉座に近いものから立ち上がった。
「「「…………!」」」
先程も述べた通り、一度取り戻した領土を再び奪われたという事実は魔王城の知恵のある魔族を集めるほどの緊急事態であり、それと同時に面目丸つぶれの大失態である。
それをついさっきまでどう対応するか話し合っていた中、何も言わずに見守っていた魔王に魔王自身での解決を提案されたのだ。魔族たちにとってこれは、魔王が噴火する火山の様に怒っていると言われているようなものだった。
会議にいた魔族全員が魔王の怒りを受け入れようと心構えして、
「これはあの村を奪い返される可能性を考えきれなかった俺の責任だ。だから、この問題は俺自身で解決したい。そうじゃないと気が済まないんだ……だから、頼む。この問題は俺にやらせて欲しい」
魔王が自分たちに頭を下げたことに心構えの全てを無駄にされた。
驚きのあまり、魔族たちは言葉を発することはおろか呼吸すら自然にすることができなくなる。魔族たちにとって、自分たちとは比べ物にならないほどやんごとなきお方である謝るなんて想像できない光景なのだ。
それが今目の前で現実となっていることに、驚きを隠せる魔族は今ここにはいなかった。
「魔王様――」
「頼む!」
――決して魔王様の責任なんかじゃない。
そう言おうとしたアシュラの言葉も魔王がどうしてもと言うせいでかき消されて、耳が痛くなりそうな沈黙が会議の場に流れ続ける。
あまりにもその衝撃が強すぎて、そうしている魔王自身すら気づいていないのだが、この行動が魔王の体の中にいる少年の、魔王を演じてから自身の存在がバレるとあれだけ避けたメビウスがたくさんの魔族の前で見せる初めての魔王らしくない行動だった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「魔王様は、本当にあの村に行かれるのですね……」
レイン村が奪われたということもあったからか、いつもの控えめさにさらに磨きのかかっているフィルモアがメビウスを上目遣いで見つめていた。
数分前まで会議に参加使われていた部屋は、今はメビウスとフィルモア以外に誰もいない。みんな、それぞれができる最善を尽くそうと動き始めたのだ。
メビウスはフィルモアの問いを首を縦に振って肯定し、今魔族の手からレイン村が奪われた理由について一度出した結論を再認識した。
メビウスが昨日レイン村を訪れた際にふと思い出したことは、魔族が手に入れたレイン村を人間の軍隊が取り返そうとしたことだった。しかし、メビウスが妹のマリーを救った時に聞いた報告は、その時参加した人間の全てが死亡しただろうというもので故郷が帰ってくるという希望が消えてメビウスを失望させたのだが。
因みに「死亡しただろう」と断定出来なかったのは、人間の戦士の死体が一人たりとも見つからなかったからである。
なら、今回はなぜ人間を全滅させて領土は取り返されずに終わったはずの人間の襲撃はこんなにも魔族にとって最悪な結果に終わってしまったのか、なら今回と前の襲撃は何が違うのか。
そう考えてメビウスは一つの結論に至った。それはその時の魔王が誰か、つまりヴァニタスかメビウスかどうかの差である。だからメビウスは先程の会議でメビウスのせいで領土が奪われたと言えたのであり、そしてレイン村に行ってメビウス自らが人間と話し合うと決めたのだった。
ただ、実を言うとメビウスは昨日の自分自身の問い、「メビウスは勇者か魔王か何者か」という問いには納得のできる答えが用意できていない。だから、このレイン村の一件を通してメビウスが何者かを見極めようというところもあったと言えばそれは嘘と言えない。
しかし、メビウスはこれからどうするかはようやく決まった。それは、現状維持だ。メビウスは今の人間と魔族の状況をあまり変化させないことでメビウスはこれからについて考える時間を得ようと思っている。
だから今回はメビウスの目的のためにも、レイン村を失っても魔族が奪われることでさらに人間と魔族の間での緊張感の増加することがメビウスの今回の話し合いでの意味だった。
「魔王様は必ず大丈夫だとわかっておりますが……それでも言わせてください、必ず、戻ってきてください」
フィルモアはそれだけ伝えると、フィルモアがメビウスと共に会議の場に残った理由、転移魔法でメビウスをレイン村に送り届けることのために転移魔法の準備を始める。もちろん、サンドロスの時のようにあの時の記憶が蘇っておかしくなってしまうことはない。
「ああ、行ってくる」
まるで狙っていたかのようにメビウスがフィルモアにこの言葉を送ると同時に魔法が完成して、転移魔法が発動した時に起こる視界が白色に上書きされる特殊な現象が起こり、
「一日ぶり……いや、一日も経ってないか」
再びやってきたレイン村、流石にレイン村の中にいきなり転移してもらうわけにはいかなかったので正しくはレイン村がすぐ近くに見える魔族領の村なのだが。
「ちゃんとフィルモアも本当にレイン村に近い場所に合わせてくれたんだな……」
心の中で今はここにいないフィルモアに感謝して、服のフードを被ってから歩き始める。きっとレイン村の近くのこの村の住民たちは、レイン村を監視していた魔族たちが逃げてきたか何かでレイン村が奪われたことをもう既に知ったのだろう。人間による魔術などの攻撃を避けるためなのか外には誰もいなかった。ただ、二人を除いてだが。
やがてメビウスがその人間の鎧を着る二人の元へやってくると、その二人は武器を構えてメビウスに向けた。
「おい、お前。何者だ?」
何が起きても善処できるように警戒する二人に、
「俺の名前はお前らどうせ知ってんだろ……まぁ、名乗れって言われてるから名乗るけどよ。俺はヴァニタス。魔王ヴァニタスだ……ここの一番偉い奴に話があってきた」
メビウスはフードを取って今の自分の名前をヴァニタスっぽく名乗った。
当然のことだが突然の魔王の登場に二人の顔に焦りの色が浮かぶ。まぁ、無理もないなとつい同情していると二人は見え見えの虚勢をはって、
「いきなり魔王と名乗られても信じると思うか? 何か魔王と証明するものを見せろ」
言われてみれば確かに相手が言ったことは正論だが、メビウスには魔王であることを証明できるものはない。なので、
「……俺が魔王だってことぐらいみればわかるだろう? それとも……今お前らを瞬殺して証明してもいいがな」
メビウスがその場しのぎで演じた強者の独特の雰囲気に圧倒されてもらう、もしくは死にたくないと思わせることで強引にメビウスが魔王だと納得してもらう。
その効果は絶大だったようで、ついさっきまでの好戦的な様子はどこへ行ったのかメビウスに聞こえない声で何かを話し合うと、
「わかりました魔王ヴァニタス……様。ここの最高責任者の元へご案内致します」
「言っておくが、礼儀はしっかりしないと何が起こっても知らないからな?」
しっかり魔王を演じて脅すことを忘れずに先に走っていった人とは別の人の案内に付き従うと、昨日までジュラが使っていた村長の家にたどり着いた。メビウスはなんだかおかしくなって笑うのを必死に堪えて、
「失礼します。魔王ヴァニタス様がバハロン様とお話しをしたいとやって参りました」
案内人の開けた扉から入り、昨日とは違って人間が話しやすいように少し部屋の中が変わっている家をさっと確認すると、一人の人間が丁度昨日ジュラが座っていた位置で立ち上がった。
背は高く、平均的な人間の戦士たちよりは線が細くて、鎧を着る人間が多い中一人だけ装備を胸や手首など必要最低限に留めていて、耳や彼の右目を覆う男性にしては長い、灰色と緑色を混ぜたような髪や灰色の目を惜しげもなく見せている。
そんな彼は一度頭を下げて礼をすると、
「始めまして魔王様。お会いできて光栄ですよ」
かつてメビウスが魔王を倒すために立ち上がった世界で、レイン村を取り戻すために奮闘し、死体すら見つからなかったもののきっと人間のために最後まで戦ったであろう戦士。
人間内では有名だった戦士バハロン・キャスターンは魔王を目の前にしてにっこりと笑った。




