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獅子は芍薬を手に  作者: ゆき
2. 覚悟
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8.後始末 レオーネ

彼の正妻ー王妃を娶ると決めてから3カ月が過ぎた。彼女を王妃に据えるにあたっては、帰国してから3カ月の月日を要したのだ。丞相の座を狙う、第一の勢力ーータラリーネ伯爵を納得させるのは大層面倒な仕事だった。シャスアーネで彼女を王妃にすることを決められたのは、幸いだった。なぜなら、彼はシャスアーネの陣に彼の忠実な側近しか連れていなかったからだ。彼等の家柄はあまり良いとは言えないが、彼への忠誠と武勇は折り紙つきだ。


ーまあ、何はともあれー


誰が何と言おうと、シャスアーネの女王は彼の王妃だ。既に、ミリオーネの神へ誓いも捧げ、王妃の印綬も授けた。


ー但し、婚礼をあげなかった


いや、あげなかった、というよりあげられなかったのだ。時がない。タラリーネに隙を見せるわけにもいかない。出来るだけ早く、シャスアーネの女王を公的に王妃とする必要があったからだ。






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