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迷殺  作者: アキラ
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第1死

俺は紫峰 伊南

コンビニ強盗で懲役6ヶ月

俺は反省していた

仲間に促されて、やってしまった

模範囚になって早く終わらしたい

俺のいる部屋にはもう1人いる

名前は 速見 楓季

痴漢で懲役5ヶ月

本人は冤罪だと言っていた

電車で前にいる女が化粧しているのを注意したら、手を掴まれて痴漢に仕立てあげられたそうだ

この刑務所には女もいる

総数は400人


この400人はこの時点では気づいてなかった

これから始まる恐怖の生活に

俺がここに来てから一週間がたったある日

アナウンスが流れた

アナウンス:『初めまして、私はここの刑務所の責任者の草鹿はじめといいます。今から一年間あなた方にはゲームをしていただきます。ルールは簡単、今から素行の悪さなどをランキング化して、掲示板に張り出します。そして、その最下位の人は次の日に殺されます。だから、一年間だと365人死に残るのは35人になります。生存者はここから解放されます。しかし、解放のルールはもう1つあります。それは誰か1人を殺すこと。1人殺すごとにその人は5日間圏外つまり殺されません。10人殺せば解放です。この計算だと、40人が解放されます。まあ、こんな感じでルール説明は終わりです。皆さんの健闘をお祈りしています。』

俺たちは全員固まっていた


そして、ゲームが開始された


謎のアナウンスが流れた次の日

俺たち囚人たちはどうせ冗談だろうと思っていた

しかし冗談ではなかった。

俺たち、囚人は凶悪殺人者でなければ刑務所内を自在に動ける

しかしアナウンスが流れた日から何個かの部屋が閉ざされた。そして俺たちが寝ている時に囚人部屋にアタッシュケースが置かれていた。

アタッシュケースを開けると、そこにはなんと拳銃が二丁、サバットナイフが一本、弾薬箱が三箱 (15発)が入っていた。

楓季にもアタッシュケースが置かれていた。

楓季のアタッシュケースの中にはナイフが三本、拳銃が一丁、弾薬箱が六箱入っていた。

そして中を見ていると、悲鳴が聞こえてきた

次の瞬間、アタッシュケースの中から着信音が聞こえてきた

俺と楓季はほぼ同時に中にあった小型のスマホみたいなものを取り出した。

そこには

『一人目の死亡者

郷田 竜二

犯罪:強姦殺人 窃盗

死刑執行者』ここまでは普通だった、しかし

『刑罰:大量出血』

そして、その下には画像があり、そこには、裸の男性が壁に吊るされて、したにスライドさせていくと、男性の性器が切り落とされて、そこから血がドバドバ出ていた。

俺は昨日のアナウンスが本当の事だと気付き恐ろしくなった

しかし、そのスマホに写し出されているものはそれだけではなかった。

そのまま下にスライドさせていくと

『あなたの順位

399人中68位』 と書かれていた

そして、悲劇のゲームが始まった


俺と颯季は顔を見合わせた

俺:『昨日のアナウンスは本当だったみたいだな』

颯季:『ああ、伊南くんだったっけ?君は何位だった? 』

俺:『伊南でいいですよ、俺は68位でしたよ。颯季さんは?』

颯季:『おれも颯季でいいよ。こっちは98位だった』

俺:『これからどうしましょうか?』

颯季:『ああ、まずは仲間を作らないか?順位ができるだけ低い人と』

俺:『そうっすね。それじゃあ、行きましょうか?』

颯季:『ああ、そうだな!まずはどこに行く?』

俺:『じゃあ、講堂に行きませんか?あそこなら人もあつまっているだろうし』

俺と颯季は講堂に向かった


講堂にはもう沢山の人がいた

そこにいた人はほとんどがもう終わったかのように立ちすくんでいた。

残る少数は外に通じる電話機に色々と訴えかけていた


次の瞬間、いきなり発砲音が聞こえてきた。

その方向をみんなが見ると、銃を持った男が、前にいた男の頭を撃ち抜いていた。

撃った男『くはは。何を焦ってるんだよ、ここに大量に人がいるじゃん?後9人殺せばでれんだったら殺せばいいじゃん』

そして、次の人を撃とうとした


しかし、そうはいかなかった

撃った直後、その男の頭上に檻が落ちたからだ

そのため、弾丸が弾かれた

撃った男:『なんだよ。これ。早く殺させろよ』

男は銃を撃ちまくっている

すると、檻のところから昨日のアナウンスが流れた

アナウンス:『昨日、いい忘れていました。人を殺した場合その人は圏外になり、圏外解除されるまで、人は殺せません。仮に殺したり、警告無視して、殺そうとした場合は死にます』

場の空気が凍りついた

死にますという言葉だけが、まるで機械の声のように無機質であったから

しかし、男はしつこく銃を撃ちまくっていた

男『ふざけんな、早くここから出せ』

すると、檻の上のところにカウントが出てきた

アナウンス:『後、10秒以内に発砲をやめないと警告無視です』

男は聞く耳をもたず、銃を撃ちまくっている

10秒のカウントが0になった瞬間、男の声がなくなった。

檻の中も真っ暗になっていた


次の瞬間、檻の中が見えるようになった。

中にあったのは、肉の塊と血液だけだった

俺たちははじめは何が起きたのか分からなかった

しかし、肉の塊の近くに鉄屑があったことに気付き、分かってしまった


そう、その肉の塊はさっきの男が潰された後だったのだ


それに気付いた何人かは、悲鳴をあげる人、吐いている人なと、、本当の恐ろしさに気付き、わめく人に別れていた


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