表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
kokoro mittsu  作者: 雨音。
6/10

owarino sobade

owarino sobade


気付けなかったのは、見落としてたから。

精一杯な気持ちで、ただ信じてたから。

あまり会えなくても、好きだったから。

距離なんか少しも、無かったから。


忙しいあなたが、夜中にくれる電話。

起きてた?から始まる会話が、いつも嬉しかった。

頑張っていつも、起きてたの。

あなたの声が聞きたくて、携帯電話握ってた。


バイト終わりに、かけてみた。

ねえ、今日は月が綺麗だよ、なんて。

電話が切れないのは、

終わってしまうのが寂しかったから。

電話が切れないのは、

声だけでもずっと聞いてたかったから。


いつもあなただけが、私のしあわせで。

何でもないことが、たまらなくうれしくて。

ふたりの記念日が、少しずつ増えていって。

私の気持ちも、大きくなっていって。


もう自分じゃ止められなかったの。

もうどうやったって、止まれなかったの。

気付けなかったのは、信じてたから。

あなたも同じ気持ちだと、疑わなかったから。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ