表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/9

最終話 新しい生活へ

終わりです。

その後。

正式に離婚が成立し、証明書のおかげで白い結婚が証明された。わたくしは処女のまま。


辺境伯家はライナス様が当主を無事に継ぎ、

ライアンは廃嫡の上断種、辺境騎士団の見習いをしている。

毎日毎日雑用ばかりで訓練に参加は出来ず、剣も握らせてもらえない。

文句を言ってサボると鉄拳が飛び、

「俺はお前らの上司だったんだぞ!!

強いんだぞ!!」

と言っては、殺意を帯びた冷ややかな目を向けられる。

「こんなんじゃカレアを助けられない!」

と焦った彼は、

訓練用の剣を無断で持ち出し

「勝ったら俺に従え」と騎士団の隊長に試合を申し込み、ボコボコに叩きのめされた。

(成長した騎士団長の実力を知らなかったのが敗因。

当時のままだと思い込んで手を抜いて戦ったそう)

それ以来監視付き&足に重し付きの枷をつけられて

雑用しているそう。


ライアンが当主だった頃にやらかした事は、

ライナス様が詫び状をしたため、

直接謝罪をしたりと動き回り事なきを得た。

その時お詫びの品として持って行ったのが、

回復した土地で生産された野菜・果物達だった。


辺境伯領は領民達の頑張りで痩せた土地は無くなり、

前より大きく美味しい野菜・果物達が取れて大喜び。

感謝の手紙と共に野菜が届いた。 


技術提供した人達に食べて貰ったら大感激。

その場で謎な踊りを披露した者もいた。


試食したわたくしも驚いた。

(生でも瑞々しくて美味しいわ!

ここまでとは・・・)

感激しながらトマトを丸齧り(はしたないが美味しい)していると、


後ろから伸びて来た手がわたくしのトマトを攫う。


「うん、美味しいね。

辺境の人達、頑張ったんだね。

それに君も」


聞こえて来た声に内心嬉しさを感じ、

同時に自分の分を取られた事に腹を立てて振り向く。

「もう!わたくしのトマトを奪って食べるなんて!

デイモンのバカ!!」


そこにいたのはプラチナブランドに蒼い瞳の長身男性。

「だったら美味しそうに食べているんだもの。

奪いたくなるよ?

まだあるんだから1つくらいいいだろ?」

「だからって、婚約者が食べている物を奪う人はいません!もー!」


そう、彼はわたくしの新しい婚約者、

デイモン・ハウスフェルト。

ハウスフェルト公爵家の跡取り息子で幼馴染。

爵位が違うのに幼馴染なのは、彼の母とわたくしの母がお友達だったから。

公爵夫人は隣国に留学していた事があり、その時に知り合い友人になったという。


ギルハートが学園卒業後、当主を継いだら

彼と結婚する。


カレアや侯爵家の事が済み、

ライアンと婚約を破棄した後、デイモンと婚約する事が決まっていた。

デイモンは学園でもわたくしの味方で、

カレアを嫌っていた。

婚約者はいたが病で亡くした後は婚約者はいなかった。

わたくしの婚約が破棄されると聞いてすぐ婚約したいと申し出があったが、その矢先に先先代辺境伯の病、からのライアンが特例で継ぐ事になってしまった。


わたくは領民達の為に婚約は破棄せず続行。

ライナス様が継ぐまでの数年間結婚し、

彼が当主を継いだら離婚、

デイモンと新たに婚約を結ぶ事にした。


「いやぁ新当主が飛び級してくれて助かった。

リリアと早く婚約出来たんだから。

まぁ結婚式は少し先なのが不満だけれど」

むくれるデイモン。


「ギルに飛び級で卒業しろって?

流石に無理よ?

誰もが飛び級で卒業なんてできないもの。

ライナス様は家の為に必死で勉強して、

歴代最速で単位を取得して卒業したの。


それに貴方もわたくしも普通に卒業したのよ?

我慢して。わたくしも我慢してるから」


そう言うと仕方ないなーと言う顔をするデイモン。

「まあそうか。

分かったよ。我慢する。

・・・あと1年半か」

「ええ、あと1年半したらギルは卒業して、

成人して当主を継ぐ。

そしてわたくしは貴方と結婚する。


継いで暫くは慣れないでしょうから、

叔父様に迷惑かけるかしら?」


「優秀な部下達が沢山いるんだ。

ギルハートも優秀だし、大丈夫だろう」


「貴方は後継教育大丈夫よね?」

「大丈夫さ。後は継ぐだけってトコ。

まあだいぶ先になるだろうが。

父上はまだまだ元気だからな。

早く孫を見せろと言って来そうだ」


「あらそうね。

もう少し、待ってて貰わなきゃ。

ギルが当主を継いで、わたくしが貴方の元に嫁ぐまでは」

「そうだな。

「盛大に祝って貰わなきゃあな。

辺境伯も呼ぶか?」

「そうね、わたくしが幸せになったと伝える為に、

呼びましょうか。

できれば先先代や夫人も呼びたいわ」

「そうだな、考えておこう」

笑い合う2人。




「わたくし、今は幸せよ」


     


           終


読んでいただきありがとうございます。

面白かったらブックマークやいいね、下の☆☆☆☆☆をポチポチよろしくお願いします。


総合236位(完結済)にランクインしてました。

ハイファンタジー(完結済)43位

気づいたの6月9日。気づくの遅かったあああ!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ