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第7話 仲間集め、もう一人!

「はい、ユウトさんの冒険者登録受理しました。こちら、証明書です」


 受付嬢はユウトに冒険者証明書を手渡した。


「あ、どうも、うう……。やっぱり読めない……」


 ユウトは証明書を見ては難しい顔をしていた。


「じゃあ、受付嬢さん。私、この人とパーティー組むんで、パーティー申請お願いします!」

「あ、勇者様、すみません……。パーティー申請は3人から出ないとできないんです……」

「え……?」


 知らなかった……。まさか、3人からとは……。

 ちなみに、パーティー申請ができるようになると、なんか色々と役に立つから、できる限り組んでおきたい。旅路に多分使える。うん、多分……。とりあえず、旅をするのに人が多いのに越したことはない。


 というわけで、仲間探しだ!


「で、ユウト、なんかアテある?」

「そんなのいるわけ……。ん待てよ?」


 おや?どうやら彼に少しアテがあるようだ。

 すると、彼は何やら変な機械をポケットから取り出した。


*****


 アテというのは一つある。勿論、俺にはこの世界にリリーナ以外に知り合いはいないのでこの世界の人間にアテはない。だから、アテとは勿論、彼だ。


「作?出れるか?作?」


 ここに来た際、俺の制服のポケットに入っていたのがこの機械だ。こういうメモと共に……。


『何か、俺に用があったらこれで電話してくれ!河野作より』


 というわけで、電話を掛けてみよう。


───というわけなのだが。

 出る気配がない。


「なんだ、アイツ何してるんだ?!」


 一方そのころ、工作部室で彼は深い睡眠に落ちていた。


「くそっ!あの野郎!繋がんねぇ!」


 私はその機械こと携帯電話を地面に投げつけた。しかし、丈夫なようで、壊れはしない。別に壊そうとはしていないので、その携帯電話を何事もなく拾い上げる。


「よし、リリーナ、仲間探すか」

「ダメだったのね……」


*****


 こう最近ずっとアドベルにいるわけだが、こうなっても細々と魔法研究はやっていた。ちなみに、この長い期間の宿代は王からの補助金で余裕である。勿論、限りはあるが。


 まぁそんなわけで魔法研究に勤しんでいたわけだが、従来の適当に魔法陣描いてやるなんてことはこんな都市部ではできないので、普通に頭を使った研究をやっている。

 部屋で渾身の魔法陣を制作し、あまり人のいない協会前で実験をする。最近の私の魔法研究はそんな感じだ。

 そうしていると一人の女に話しかけられた。


「魔法の研究ですか?」


 振り返った先にはシスターが立っていた。


「ああ、うん、そうだね……」

「火系魔法ですか……。冬の時期には助かりますね……。乾燥の時期に建物に燃え移ったら怖いですけど」

「うん、まぁ、確かに」


 この人は火系魔法の使い方で「攻撃」という発想はないのだろうか。


「まぁ、これ、火系魔法の研究のじゃないんだよね……」

「は……はい?じゃあ、何を……」


 私は唾を飲んだ。


「多分話したら笑われますよ」

「大丈夫ですよ。私は紳士なシスターです。笑いませんよ」


 シスターは優しく私に笑いかけた。


「もう、笑ってんじゃん」

「え~!これは違うでしょ!」


 その後、私たちは笑いあった、さっきの会話、お互いとしては、結構面白かったのだ。


「ところで、何の魔法の研究をしていたんですか?」

「あ……。それは……」


 私は再度、唾を飲んで答えた。


「私は転送魔法の研究をしていました」


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