表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/14

第1話 魔法使いの魔法研究の末

私の名前はリリーナ。十五歳、女。

私はただただ普通の魔法使いだ。魔法の研究をしたりして過ごしている。

 魔法の研究を趣味程度にしているだけで、魔力量も戦闘力もそこまで大きくない。

 そんな私の最近、気に入っている研究方法は適当に魔法陣を描いて、どんな魔法が発動されるのかを試すことだ。

 家から少し離れた平地に適当に魔法陣を描いて、たいてい起きることは大爆発。研究失敗のよくある例だ。そのため、これを何年もやっていると、結構強力な爆破耐性が私の身体に備わってしまった。


『魔法研究メモ 爆発を食らいまくると、爆破耐性が体に身に着く』


 このメモも根気強く、この研究をやり続けた賜物だ。これが不名誉というやつなのだろうか。

 毎日、こんなことやっていたら、平地も隕石が落ちたかのようにボコボコだ。

 今日も描けそうなところに魔法陣を適当に描いて、描きながら、自分のメモ帳に魔法陣を描いていく。


「よし、できた!」


 魔法陣が完成したら、私の魔力を魔法陣に注ぎ、魔法を発動させる。すると、いつもは爆発が起こる。今回もどうせ爆発ができると思い、身構えていた。しかし、起きなかった。拍子抜けした。

 何も起きないと思ったら、いきなり、視界が変わった。

 私はいきなり高所から落ちた。


「いってぇ……」


 私は尻から落ちてしまった。あたりを見渡すと、ここは森で、遠くには何やら城が見えた。

 あれは、もしや……。王城?!

 私の家から、王都まではすごく、すごく離れている。距離を言うのもくたびれるほど離れている。つまり、この一瞬でこんな遠くまで行けたということは……。


「この魔法陣……。まさか、転送魔法?!」


 転送魔法とはその名の通り、物(者)を別の場所に転送する魔法である。この魔法は長年、あるとされているが、その存在が証明されていなかった魔法である。だから、これは大発見なのである。


「これを、魔法学会に発表すれば、一生贅沢して暮らせるじゃん?!」


 私は万歳三唱で喜んだ。

 そうしていると、王国の騎士たちが何故か私に近づいてきた。


 アレ?私、何かした?まさか、ここ、入っちゃダメなとこ?え?斬首?私、殺されるの?

 喜びが一気に絶望へと変貌した。

 涙目になり、自分の首を触れる。


 グッパイ……。マイネック………………。


 私は死を覚悟した。

 しかし、彼らは何故か私にひざまずいた。


「はい?はい?」


 私はその光景に当然のごとく困惑した。


「勇者様、お待ちいたしました。どうぞ、王城までお越しください」

「え?なに言ってるんですか?」

「すみません勇者様、混乱させてしまって」

「いや、私は勇者なんかじゃないんですが?!」


 私はどうやら転送魔法を使った時の様が異世界からの移動に見間違えられ、『未界より来る勇者、魔王打ち倒すもの也』の勇者に間違えられたみたいだ。私は勿論、転送魔法を使っただけ、と伝えたが、転送魔法なんか使えるわけがないと言われ、すっかり勇者扱いされてしまい、王城に連れていかれてしまった………………。


───誰か!誰か助けてくださーい!!


 その時の私の顔は鼻水と涙が多量に出て、ぐちゃぐちゃだった。なんと滑稽なことであろう。


*****


 その付近にて、ある男が迷い込んでいた。


「な……。なんだここ?」


 彼はとある世界からこの世界に転送されてきた異世界人


「お、あそこ城が見える……。一旦、行ってみるか」


 そして、この人類から勇者と呼ばれるべき人物である。


 一話のあとがき、少し長いですが、暇でしたら、読んでみてください。

 初めましてな人は初めまして、久しぶりな人は久しぶりです。端谷 えむてーです。

『小説家になろう』のほうに顔を出すのは久しいですね。ちなみにほかの執筆中の小説に関しては今一度お待ちください。書くかどうかもわかりませんが。

 ちなみに、ここに顔を出していない間は『カクヨム』のほうで『Vtuberとして生きていきます!』という小説を書いております。なろうユーザーの皆様には少し趣味が合わないかもしれませんが、良かったら、読んでみてください。ちなみに、この作品、『カクヨム』にも同時連載しています。よろしくしてもらいたいですが、執筆優先度は『Vtuberとして生きていきます!』のほうが上なので、この小説は結構更新が止まるかもしれません。そう、過去作のように……。まぁ、そうならないように、この作品が気に入っていただけたのだとしたら、★★★★★とブクマのほう、よろしくお願いします!モチベーションアップになります!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 新作開始おめでとうございます。 彗星未鈴も読んでます。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ