003 大切な友達 大切な場所
003 ついに更新しました。高校生が執筆した連載小説第3話 スタートです。
まだ読んでない人たちは001から読んでください。
最近あった個人的話:今日終業式がありまして、これを執筆している今から春休みがスタートしますが、終業式最後のHRで有意義な最期を迎えたんじゃないかなって思いますねぇ。
学校生活ではいつも家畜のような扱いをされる…。クラスメイトからだけではない…。先生達からもだ。
みんなのために奉仕し、見世物にされ、ほかの人が何かあったとき、必ず私に責任が降り注ぐ…。そんな生活…も続いてくるともうどうでもよくなってくる…。現実世界に親も友達もいない私には、私の生きる場所はもうなくなりつつある…。そんな気がして仕方がないのだ。今日は、いろんな雑用(提出物配り、掃除など…数えきれない…)をやったり、叱責代行もされた。私が学校の雑用から解放されるのは、みんなが部活に行く午後4時頃である。
私は毎日、放課後になると誰にもばれないように一人で屋上に行く……。…………この世界に希望なんてあるのかな?……いや、ないんだろうね……。…………もう疲れた。なんて負の感情を抱いて階段を上る…。
でも[深淵]にはクロエがいる。それに…屋上には誰かいるかもしれない。……そう思うだけで少しだけ気持ちが楽になる。
ガチャッ!……ドアを開けるとそこには誰もいなかった。……やっぱり……現実は非情なのかな……。でも、なぜかほっとしている自分がいた。……よかった。……ここに来れば少なくとも一人になれる……。そう思った瞬間だった。……カチャリ……突然後ろの方で音がした。……えっ!?……振り向くとそこには一人の女子生徒が立っていた。……嘘……なんで?
その人は私を見るとこう言った。そして私の隣に来て座った。
「こんにちは。はじめまして。私は2年3組の東雲美雪です。」彼女はそう名乗った。
でも彼女には少し不思議なところがあった。私のクラスには美雪という人なんていないし、私たちの学校には2年生のクラスは1組しかない。それに、彼女の声は女の子にしてはとても低い声でしゃべっていた。(彼女は別の高校の人なのかもしれない)
美雪:あなたの名前は?
「わ、わたしは西野るぅです。」
美雪:ふーん……。まあいいわ。ところで、あなたに聞きたいことがあるの。いいかしら?
「はい……」私は恐る恐る返事をした。すると、彼女はこんなことを言ってきた。
美雪:あなたって、可愛いの好きでしょ?「はい?」……いきなり何を言い出すのかと思ったら……。突拍子のない質問で正直驚いた。美雪:じゃあ、これ着てみてくれない?……そう言って彼女が渡してきたものはメイド服だった。
「えぇ!!む、無理ですよぉ!!」
美雪:大丈夫だよ。似合うと思うからさ。はい、早く着替えてきて。
…訳が分からなかった。初対面でメイド服渡され、着てみろって…。
見ると、メイド服と思われる服には自分の好みドストライクのデザインで正直よだれが出そうになった。
…まさか現実世界にもこんな私のことを思ってくる人がいたなんて…でもこの顔立ち…どこかで見たことがあるような…
美雪:あー思い出した。あなたに会いに来た理由。
そういうと彼女は衝撃の一言を放った。
あなた[深淵]に魅入られてるねぇ
次回投稿日:3月27あたり
アイリスIF大賞に応募している作品も同時連載中。お嬢と無職のグルメ生活?!見てね。
このご時世、きちんとマスクはつけましょう!!。