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物置き

神々の振る舞いー創世の使者は天眼鳥ー

作者: 長岡更紗

 《創世神のひまつぶし》


 オギャア、と泣くことはなかった。

 生まれたばかりの赤ん坊は、当然のように分娩室から手術室へと移される。


「やれやれ、やっぱり内臓の一部が機能していないぞ」

「人工腎臓に人工食道、人工膵臓、人工咽頭……こりゃあ小腸と大腸も取り替えだな」


 医師たちが赤ん坊の体の中に、次々と人工物を入れていく。

 2XXX年、医療の発展で内臓を完璧に作れるようになった人間は、こうして死するものを生かせるようになっていた。


「最近の赤ん坊は、五カ所くらいの取り替えは普通だからな」

「僕の世代は、せいぜいひとつかふたつでしたけどねー」

「私の世代でもそんなもんだったよ。私も生まれたときから人工心臓だしな」

「僕は胃と一部の血管が人工物ですよ」

「今の時代、人工物なしで生きている人なんて、皆無に等しいだろ」

「はは、そりゃそうだ!」

「よし、手術完了。これでこの子も普通(・・)に生きられるだろう」


 麻酔の切れた赤ん坊は、オギャアと元気に泣き始めた。

 その子は元気にすくすくと育ち、立派な成人男性となり、愛しい人と結婚した。

 相手は、体に人工物が六カ所ある女だった。


「この子はちゃんと産声をあげてくれるのかしら?」


 男の妻は、不安そうにお腹を撫でながら呟いた。


「産声だって? そんなのあげるわけじゃないじゃないか。産声なんて、今や死語だよ」

「そうね、わかっているのだけど、夢を見てしまって」

「大丈夫さ、悪いところがあっても全部人工物に取り替えればすむ話なんだから」

「そうよね」


 二人の赤ん坊は、やはり産声をあげることもなく生まれた。

 十一カ所を人工物に取り替えられたが、普通(・・)に育った。


 しかしその子が大きくなった世代に、赤ん坊は産まれなかった。

 虚弱化が進み、お腹に宿った瞬間から生きられる機能が失われたのだ。

 そうして、人は地球からいなくなった。


 


「まーた滅んじゃったよ」


 神は地球をビー玉のように転がしながら、一人ため息をついた。

 せっかく神の人型を与えて知能も植えてやっているというのに、人間はあっという間に滅びの道を選んでしまう。

 コロコロと遊んでいた地球をぐしゃりと叩き潰すと、神はそれを粘土のようにこね始めた。


「一度目は戦争で、二度目は環境破壊で、三度目は技術の躍進で、そして今回は医療の高度化で。知能を与えない方が、滅ばずにいられるのかなー?」


 こねこねとしていたものを丸く整え、息をふうっと吹きかける。

 すると海が生まれ、山が生まれ、川が生まれ、生物が生まれ、しばらくすると人間らしきものも生まれ始めた。

 そして最後に、神の手ずから一羽の白い鳥を生み出し、地球に放った。


「さーて、今度はどうやって滅んでくれるのかな……」


 神は先ほどとは真逆のことを呟くと、ニヤニヤしながらその地球を眺めた。



 ***




 《神のゲーム》


 電柱の影に女の子がうずくまっていた。

 男はそれを見て心配になり声をかけた。

 電線では、白い鳥が二人を見ている。


「どうしたんだい。気分でも悪いのかい」


 女の子は泣きながら男を見上げた。


「そうなの。みんな私を無視して、ひどいの」


 女の子の体は傷だらけで服もボロボロだった。

 いじめという言葉が男の頭に浮かび、かわいそうにと女の子と一緒にしゃがみ込む。


「家まで送ってあげるよ」

「私、ここから動いちゃいけないって」

「誰がそんなことを?」

「わかんない」


 どうにか説得しようとするも、女の子はかたくなで動きそうになかった。


「わかった、じゃあ何かして欲しいことはないか?」

「毎日ここに来て、何かをちょうだい。そしたら私、元気になれる」

「そうか、わかった」


 男は女の子が少しでも元気になれるならと、毎日その電柱にかよった。

 女の子はいつでもそこにいて、食べ物や服や花をあげるととても喜んでくれた。

 血色もよくなり、笑顔を見せてくれるようになった。


 ある日、会社の同僚が男にいった。


「お前、顔色が悪いぞ。だいじょうぶか」

「そうか? いわれてみれば、体が重いような」

「今日はもう、会社を休め。最近のお前はなにかおかしい」


 同僚に無理やり休まされた男は、帰りがけに電柱に寄った。

 満面の笑みの女の子が男を迎える。


「おにいさん、何をくれるの」

「ごめんよ、今日は何も買ってこなかったんだ」

「じゃあ、おにいさんの体をちょうだい」


 女の子は無邪気にいうと、男にぶつかった。


「おい、知っているか。うちで働いていたあの男、まるで小学生の女の子のようになっちまったらしい」

「電柱に服を着せたり、話しかけたり、花を添えたり、お菓子を撒き散らしたり、変なやつだとは思っていたが」

「昔はあんなやつじゃなかったんだがな」


 今その電柱の影には、ボロボロのスーツを着た傷だらけの男が、悲しそうにしゃがみ込んでいる。


 白い鳥は涙色に姿を変え、次の場所へと飛び立った。



 ***


 《神のひっこし》


 ある村に、一人の男がいた。

 その男は小さな社を寝床としていたが、人々には敬われ親しまれていた。

 季節ごとにお祭りが催され、男もそれに混じって笑ったり踊ったり、毎日楽しく暮らしていた。

 村はどんどん発展し、やがて大きな町となった。

 そうして大きくなった町では、だれも男を敬わなくなり、知り合いもいなくなった。

 季節ごとの祭りも、いつのまにかなくなってしまっていた。


「町は大きくなったというのに、過ごしにくい世の中になってしまった」


 男はがっくりとうなだれて、この町を出る決心をした。

 その様子を、ずっと涙色の鳥が見ている。

 荷物をまとめて社を出た男の前を、一組の親子が歩いていた。その小さな女の子が男を見ていった。


「おじちゃん、気分が悪そうよ。だいじょうぶ?」

「おじちゃんはね、ここでは元気が出ないんだ。僕を受け入れてくれる、別の土地で暮らすとするよ」

「そう。気をつけてね。ばいばい」

「ありがとう。この町も、君みたいな人ばかりだったらよかったんだがね」


 そういって、男は女の子の前から去っていく。そのあとでは、女の子の母親が「誰としゃべっていたの?」と首を傾げていた。


 男がいなくなったその町はやがて衰退し、誰もその土地には住まなくなった。


 滅びの町を見届けた涙色の鳥は、深い海色に姿を変えて飛び立った。




 ***



 《神の気まぐれ》



 男はビルの屋上に立っていた。その端っこで、海色の鳥が男の様子をそっと伺っている。

 男は不幸だった。両親は幼い頃に交通事故で死に、女には振られ、友人には裏切られ、事業は失敗し、借金まみれになった。

 絶望した男は自殺をしようと靴を脱ぐ。


「ああ、俺は生きていてもろくなことがなかった。最初から、この世界に存在なんてしなければよかったんだ。存在しなければ、絶望することも死に恐怖することもなかったというのに」


 自分の存在を消し去りたいと願った男は、次の瞬間、見知らぬ場所に移動していた。

 ビルの上にいたはずの男は川の前で呆然とする。


「どういうことだ。俺はもう死んだのか」

「そこのお方、いかがなさいました」


 女が男に声をかける。

 粗末な着物を着ているが、見目は悪くない。


「どこにも行く当てがないのなら、どうぞうちにいらしてください」


 女はたいそう親切で、男はいわれるままに世話になった。

 そのうちに恋が芽生え、男は女と結婚することになった。


 ハッと気づくと、男はビルの屋上にいた。

 手がサラサラと粉になって消えていく。


「ああ、あの女は俺のおばあちゃんだったのか」


 望みどおり、男の存在はこの世から消えた。


 それを見届けた海色の鳥は愛の色と混じり、高貴な紫へと色を変えて羽ばたいた。



 ***




 《神の赦し》


 男は、神など信じなかった。

 その国では、無神論者は異端だとして(はりつけ)の刑が決まった。


「神なんかがいるなら、俺を助けてみやがれってんだ」


 男の家は貧しく、家族は奴隷として使い捨てられた。

 唯一残ったこの男も、比喩ではなく、泥水をすすって生きてきた。

 神などいるわけがないと思うのも無理はなかった。


 そうして男は磔にされた。

 高貴な紫色の鳥が、男の上空を旋回している。

 男は人々からは石が投げられ、時にはナイフが体に刺さった。

 だが男は、飲まず食わずだったにも関わらず、一週間経っても一ヶ月が過ぎてもまだ生きていた。


「痛い、喉が渇いた、腹が減った、もう死なせてくれ……」


 そんな男を見て、信心深い女が子どもにいい聞かせている。


「いいかい、神様を信じない子は、安らかに逝けないんだよ」


 男は、それを聞いた瞬間に死んだ。


 最期の言葉は、「神を信じます」だった。


 高貴な紫色の鳥は、信じる色と混ざり、真っ黒になると飛び立った。




 ***




 《神もたまには》


 黒い鳥はある鳥居に降り立った。


「かみさまどうか、おかあさんのびょうきを治してください」


 年端もいかない男の子が、神社にお参りに来ている。

 男の子の母親は死の病で助からないが、それを男の子は知らない。

 家の手伝いをして手に入れた五十円玉を、毎日その賽銭箱に入れた。

 しかし一ヶ月経っても二ヶ月経っても、半年経っても母親は一向に治らない。


「息子よ、お母さんは死んだよ。あの世に送ってあげよう」


 物いわぬ母親を前に、父親はそういった。

 男の子はいつもの神社に向かって駆け出した。


「かみさまのうそつき!! おかあさん、しんじゃったじゃないか!! まいにちまいにち、おまいりしたのに!!」


 男の子は賽銭箱に手を突っ込んだ。


「かみさまなんかにおかねをあげるんじゃなかった! おかあさんにお花を買うんだ! かえせ!!」


 男の子は賽銭箱のお金を盗んで、補導された。

 父親に連れられて病院に戻ると、死んだはずの母親が立っていた。


「神様に、ちゃんと息子の教育をしろって戻されちゃった」

「おかあさん!!」

「こんなに良い子に育ってるのにね」


 母は子を抱きしめて、子は母を抱きしめた。


 二本足だった黒い鳥に、三本目の足が生えていた。




 ***




 《神々の誕生》


 そうして三本足の鳥は、この地球を見守り続ける。


 大きな岩を見て、男がいった。


「ああ、なんて大きな岩だ。見ているだけで力が湧いてくるようだ」


 雨と風が強い日、女はいった。


「なんて恐ろしい。なにかが家を壊そうとしているみたいだわ」


 鬱蒼としている森を見て、子どもがいった。


「こわいよう。誰かいそうだ」


 赤ちゃんのできた夫婦がいった。


「子どもが生まれたことに感謝しよう」


 恐れの先に神が生まれた。

 愛の果てに神が生まれた。

 人の心より神は生まれる。

 そうして人々は、気付かぬうちに神を増やし続けた。


 無邪気な神は残酷なゲームで遊び。

 人好きな神は小さな村に移り住み。

 気まぐれな神は人の運命を破壊し。

 自尊心の強い神は信者を増やし。

 怠惰な神は摂理を捻じ曲げた。


 ある女の子が、父親に尋ねる。


「ねえお父さん。神様って本当にいると思う?」


 父親はうーんと首を捻った。


「どうだろう。いるかもしれないし、いないかもしれないね」

「私はいると思うなぁ」

「へぇ、どんな神様だい」

「うんとねー、悪さをする人の頭を、すぐにバリバリ食べちゃうの。嘘もついちゃだめよ」

「そうか、それはきびしいな」

「そんな神様がいるといいよね! 悪い人がいなくなるもん!」

「そうだね、いるといいね」


 そんな親子の後ろで、新しい神がのっそりと立ち上がる。

 三本足の烏は、その神を観察しようと降り立った。


 Fin.

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