表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
サポートキャラに悪役令嬢の魅了は効かない(その後の小話集)  作者: 宇和マチカ
蝙蝠ウサギと仲間達編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

21/152

7.姉妹の仲は深まらないのね

お読み頂き有り難う御座います。

アローディエンヌ目線に戻ります。

 兎に角駅馬車に乗る事になって……東地区に行くことになったの。

 混んではいなかったんだけど、席が空いて居なくて立つことになったわ。

 まあ、お年寄りでもないし普通よね。すぐ着くでしょうし。


「で、レルミッドは何処なの。早く出しなさい。あたくし忙しいのよ!!」

「えと、あの、お仕事中なんですよ、オールちゃん。はえっ!!」

「蹴っちゃ駄目でしょ!止めましょうブライトニア」


 で、ガタゴト揺られて姉妹の会話をぼんやり聞いていたら、ブライトニアがフォーナを何時の間にか蹴り出すし!!

 目を離す暇も無いな!!


「は、はええ………! い、痛いですオールちゃん!!」

「ブライトニア!!」

「ああイライラするわ。駄姉と居ると本当にイライラするわね!!何でお前なのよ!!ああ本当に!!」

「ひゃああ!!」

「えー、次は、東地区ー。お泊りならばー絶景の王都を見下ろせるお宿ー。剛毅豪華絢爛宿のーヤドカシガニが目印のお宿ー」


 はっ!!東地区に着いた!!

 車内アナウンスが凄くローカルバスみたいだけど!!

 て言うかヤドカシガニって前にも聞いた気がするけど、それどころじゃない!!

 美少女が美少女をガンガン蹴るって!!いや、美しかろうとなかろうと蹴るのはいかんでしょ!!

 図らずも野次馬の立場になってしまう、他の乗客の目が痛すぎるのよ!!いや、私もその立場ならガン見するけど!!


「お、降りまーす!!」

「はわっ!?アロンさん!!つ、次の馬車停の月時計台前ですよ!?」

「歩きましょう!!ほら、いい感じの曇り空で雨も降って無いわ!!」

「アロンは曇りが好きなの?変わってるわね」

「いやもうそれでいいから!!ほら!!降りましょう!!」


 うううう!!他の乗客の皆さん騒いで御免なさい!!

 半ばよろけつつも、代金をお支払いして!よ、漸く降りれた!!

 ああ、空がドン曇りでも視線が無いって爽やかだわ!!良かった。


「アロンさん、大丈夫ですか?」

「馬車に酔ったの?」

「い、いえ……」


 姉妹は全然気にしてないけどね!!そう言う所結構似ていると思うのよ!!

 いや、気疲れなんだけどな。

 乾いた笑いを浮かべたいところだけど、私の顔面は相変わらず微動だにしない。虚しいわ。

 そんな私をほわほわっと黄色い光が包んだ。何だこれ?日光?

 ……いや、違うわ。めっちゃ曇ってるってのよ。


「ご遠慮なさらないでください。アロンさんはお産の後ですしね。お体に負担が沢山掛かっていますし」

「あ、有難うフォーナ」


 回復魔法っぽいわね。

 ……足のむくみがちょっと取れたような気もするけど、心労には流石に効かないわよね。

 前世、いえ、お医者さんのいない地域なんかではきっと産褥の辛さに悩む女性が沢山いると思うんだけど、私の場合は寝て起きたら通常だったのよね。おかしいにも程があるわよ。

 そりゃ、勿論多少は体のダメージは有るわよ。お腹の皮膚が弛んでるとか、お乳上げてる割にまだまだ胸がスカスカで散々にショボいとか。それは関係無いか。

 でも、普通の産婦さんよりは随分有難い事だけど、楽だと思うの。


 ………恐らく、寝てる間に恐らくこの回復魔法を大量に浴びたんだと思うわ。義兄さまの指示か義兄さま自身のチートな魔力による魔法で。

 ……有難いんだけど、ズルしてる気になるわね。

 それともこのしこたま回復魔法を浴びるのが一般的なのかしら。近所に妊婦さんが居ないからサッパリ分からないわ。


「アロンさん、少し休みますか?」

「この宿でお茶でも飲むわよ」

「いえ、ちょっと……大丈夫よ」


 ……いや、基本引き籠りかつ、この3か月位家に居て運動不足も極まってるんだろうけど、そんな疲れてないわよ。そんなに顔色が悪いの?

 おかしいな……。シアンディーヌを追いかけ回す筋力ってプラスに働かないの?

 もっと高速で動くものを追いかけろって事?いや、無理だしそうじゃないな。

 と、考えに浸ってぼんやりしてる私を心配して業を煮やした姉妹は、バス……じゃない、駅馬車のアナウンスがお知らせしていた宿屋に引っ張っていった。

 ……大きいわね。低層階だけど大きいホテルだわ。それにしてもこの姉妹、力強いし、変な所で協力するわね!!


「この宿、コレッデモン王国にも有ったわ」

「え、そうだったの?」


 入ってしまった。そして驚愕の事実を聞いてしまった。

 ウチの近所にまさかの外資系ホテル……いえ、外資系宿屋なの?

 ええと、国内の宿屋の企業は知らないけれど外国資本には変わり無いわよね。

 ええと、見た感じちょっと貴族の邸宅風みたい。他の近くのお屋敷とあまり変わらない雰囲気だわ。景観を合わせているのね。そう言う所大事な感じなんでしょうね……。経営したこと無いから適当な感想だけれど。

 コレッデモン王国の宿屋さん………かくれんぼの後に寝こけてしまった宿屋さんを思い出すわね。恥ずかしい醜態を晒してしまったあちらとは………違う系列だといいんだけど。ううっ、あの置物見たこと有る気がするわ。同じ系列っぽい気がしてきた!!


 って、いいえ。狼狽えては駄目ね。只でさえモブなんだからキチンとしないと見苦しいわ。表情が無い分不審な動きをしそうで嫌なのよ!!

 ………落ち着こう。

 ええと貴族の邸宅っぽいけど、違うのは門が開け放たれて従業員さんっぽい人達やお客さんが行き来しているのね。

 ……近所にこんな所が有ったとはホント全然知らなかったわ。一応、結構な人生此処に居るのに。

 駅馬車自体乗ったのって……無かったかしら。貴族女性としては普通でしょうけど……。

 乗りこなしてる侯爵家に入るであろう元皇女フォーナと気にしてない皇太子ブライトニアが居るしなあ。

 ……そもそも普通って何かしらって気になって来るわね。色々流しつつ生きてるつもりだけど、流しすぎて調べようと思ったのに忘れて困るわ。


「ほら、そこに宿に不似合いなヤドカリの置物があるでしょう。ソーレミタイナにも出店したいって申請が有ったわね」

「宿に失礼でしょう、可愛い置物じゃ無いの。ブライトニア、ちゃんとお仕事しているのね」

「オールちゃんは賢いですからね!」

「何でお前の手柄でも無いのに威張るのよ、駄姉。生意気な」

「ちゃんとお仕事出来て偉いと思うわブライトニア!!」

「そうでしょうアロン?褒め称えて良くってよ」


 中は白で纏められた内装で、小さな水盤に水草が生けられていて……ちょっと山際のリゾートホテルって感じかしら。

 中は……喫茶店みたいなお店があるわね。

 益々大きいホテルっぽいな。いえ、前世でガンガン利用していた訳では無いでしょうけど。

 えーと、メニューの値段は……書いてないな。お高そうだし……。て言うか、もう休憩とか良いんだけどな。喋ってたら最早乗客の視線なんてどうでもよくなって忘れて来たし。

 そうよね。別にずっとお付き合いする訳でも無いし、気にしすぎたわ。


「何をしていて?サッサと入るわよアロン」

「いえ、もう良いわよ?近いんだから早く侯爵家へ行きましょう」


 そもそも此処からなら徒歩5分圏内でしょうに、何故休む必要があるのよ。

 そんなに虚弱に見えているのかしら。そりゃ、フォーナとブライトニアからしたら弱っちいでしょうけど……。


 って、いや、だからなのね。

 ……こ、これでも他国で寝ずに皆様に着いてったことも有るし!!

 ………1年以上前だけど。うう、貧弱モブなのは否めない!!気遣いは有り難いけど!!


「アロンさんは我慢強くていらっしゃいますけれど、シアンちゃんを産まれたばかりなんですからご無理はいけませんよ!」

「いえ、普通に平気なんだけれど。恐らく回復魔法をガンガン浴びせられたと思うし、通常の体調だと思うわ」


 滋養にいい物も矢鱈食べてるしね……。

 はっ!それで弛んで太った!?


「あ、そうなんですね。アレッキオさんならそうされるでしょうね。でもでも、大事にされておられる貴族女性なら、多分普通だそうですし!」

「……そうなの?………過保護なんじゃない?」

「馬鹿兄貴がアロンに過保護じゃ無い時が有って?」

「…………無いけれど」

「だ、大丈夫ですよ!その!回復魔術も相性が悪ければ、産褥の傷が癒えるまで浴びる程掛けるのは害ですが!」

「やっぱり一般的じゃ無いんじゃないの!!」


 薄々そんな気はしてたけど!!そうよね!?普通は自然治癒に任せるわよね!?


「で、ですが!アロンさんとアレッキオさんの魔力はとってもそっくりですので、過剰治療後もお元気そうです!」

「過剰治療!?」


 間違いなく物騒な結果にしか陥らなさそうな単語が出たんだけど!!そんな邪気のない顔で!!


「はい!大丈夫ですよ!!」

「御免なさい、その言葉は………嬉しいけど信用し辛いわ」

「は、はええ!?わ、私神殿でもお産をお手伝いしてましたよ!」

「いえそうでなくてね」

「駄姉の大したことない回復魔術の生兵法なんて、どうでも良くてよ」

「そっちでもないのよブライトニア!」

「ああ、やっと見つけましたよお嬢様がた!!」


 んん!?

 んんんんんん!?


 ああっ!!さっきの人、えーと、グレッグさん!?まさかこんなに早く見つかって………!?

 ………じゃ、無い人ね。何方かしら。

 ホテル……いえ、宿の従業員さん……いえ、偉いオーラが漂っているような気がするから支配人さんとかかしら?

 嫌だわ、そんなドラマチックに事が運ぶ訳無いわよね。普通が一番よ。


「あら、ヤドカリじゃなくて?」

「ヤドカシガニの一族に御座います、ウサギ姫」


 この会話だけ聞くと訳分からないのだけれど。

 フォーナは………知ってないっぽいわね。何かしら。お知り合いの獣人さん?コレッデモン王国にいらっしゃるのかしら?

 オルガニックさんとお友達とか?人懐っこいもんなあ。オタクなのに陽キャよね、あの方。

 おっと、そうじゃないわ。ブライトニアに用事みたい。

 今日は見知らぬ殿方にブライトニアが声を掛けられる日なのねえ。


「ええと、ヤドカシガニさん、ですか?」

「はい。私の従弟がコレッデモン王国にてお勤めをさせて頂いております。その従弟から緊急連絡の手旗信号が入りまして」

「手旗信号?」


 ………急にアナログになったわね。いえ、アナログは素敵だと思うんだけど、剣と魔法が飛び交って怖い異世界で、手旗信号……。

 ま、まあ通信手段がお手紙だもんね。オルガニックさんの蝋燭通信は気味悪がられていたし………画期的なのにね。

 まあ、初見でビビった私が分かったように言うなって話だけど。


「当宿は宿屋連合に入っておりまして、手旗信号塔を独自に抱えております」

「す、凄いですね!!」

「まあ」


 フォーナが感動してるけど、凄さの範囲が分からないなあ。ワールドワイドに凄いことなのかしら……。

 ええと、私の常識で考えるなら………塔を一定の区間に、しかも国家間に建てるなんてとてもお金とコネと手間がかかるわね。しかも手旗信号なら人件費も………。

 うん、物凄いな。凄くワールドワイドだわ。


「昔のように鳥獣人をコキ使うよりは人道的ですよ!そのせいで数が減ったようなものですからね!」


 ええ!?そ、そんな悲しい過去が鳥の獣人さんに!?

 で、でも手旗信号の発達で悲しい思いをする方が減ったのなら素晴らしいことね!えーアナログ?とか呆れた私が大馬鹿だわ!!


「そうなんですの!?益々素晴らしいですわね」

「そんな事はどうでも良いのよ。あたくしとアロンの邪魔をするなら容赦はしなくてよ。駄姉が必要ならコキ使って道端に捨て置きなさい」

「は、はええ!?お、お掃除のお手伝いでしたらお役に立てます!」


 いやおかしいでしょ!?何でフォーナは働く気なの!?支配人さんぽい方も胡乱な目を向けてるじゃないの!!


「何でなのよ!!何かご連絡をお伝えに来てくださったんでしょう!?ブライトニア、貴女はこうた………色々お役目が有るんだものね!」


 危な!!わ、私ったらこんな公共の場でブライトニアの正体をバラしてしまう所だったわ!!

 最近弛んでるわね、ホント気を付けなきゃ!!

 人の親になったんだし、シアンディーヌに恥じない行動を取らなきゃいけないわよね!!えと、義兄さまにも。


「はい、実はこの内容でして………」


 何かしら。

 と、思っていたらいきなりブライトニアが震えだして………床が振動しだした!!

 な、何で!?

 地震じゃないわ、これは、もっと細かい………音波振動!?


 って、こんなこと出来るの、この場とこの世にひとりしか知らないわ!!


 …………め、滅茶苦茶怒ってるわ。

 毛先が黒い、淡い茶色のツインテールが逆立つ勢いで怒ってる。

 垂れ目なのに吊り目になるぐらい怒りまくってる!!


「な、何で…………っ………!?何ですってえ!?」

「は、はうううう!?」

「うわっ!!」

「この、この内容は………あたくしに宣戦布告しているのね!?」

「ハア!?」


 せ、宣戦布告!?

 か、顔が滅茶苦茶怖いんだけどブライトニア!!


「ち、違いますウサギ姫!!我らもそれを止めようと尽力をしております!!」

「接触した時点で重罪よ!!ああもういいわ!!余所に預けたのが間違いよ!!」

「ブライトニア!?ど、どうしたのブライトニア!!」

「オールちゃん!!」

「邪魔よ駄姉!!消え失せなさい!!」


 ブライトニアの吼え具合、尋常じゃない!!

 フォ、フォーナが危ない!?

 思わず私はフォーナの手を掴んで………ぎゅっと彼女に抱きついた。

 と、思ったら!!


 か、体が浮いてる!?

 いや、浮かんで上にプカプカ…………って、まさかこれ!?

 まさかのまさか!?

 フォーナと出会った時に、浮かばされていたアレだっていうの!?


「い、いけませんアロンさん!!」

「な、何なのこれは!!」

「お嬢さんがたーーーっ!」


 支配人さんが叫ぶ姿が遠ざかって、て、天井にくっついた!!

 良かった!!吹き抜けとかじゃなくて!!

 いやそれでも結構高いけれど!!高所恐怖症じゃなくて良かったわ!!

 いやでもこれ、ブライトニアが正気に戻るまで待つしかないの!?


「嫌よ嫌!!ぐちゃぐちゃにしてやってよ!!」


 ………も、物が倒れまくってそこここでガッシャンガッシャンと音が!!他の人に危害はないの!?ブライトニアが吼える度に何かが動いているんだけど!!


「あれ、アロンちゃん?とフォーナが天井に!?な、何だこれは………」

「一足ー遅かったようねー」


 はっ!!

 先程聞いたお声&救いのお声がするんだけど!!


「ではー、お願いしますわねー」

「心得た」


 ………マデル様!!と、グレッグさん!!

 な、何故このコンビなのかサッパリ分からないけれど!!


「ってい!」

「はわあ!?あ、貴方は!!」

「フォーナ、あの方やっぱり貴女のお知り合いなの!?」


 え、何かばしゃって、ブライトニアに……掛かった?

 フォーナに注目してたら見逃した!!

 えっと、ブライトニアの顔が濡れてる!!


「何なのよお前ら!!ぐちゃぐちゃに………ぐちゃぐちゃにいいいい!!」


 ……………ブライトニアが吼えたのは、そこまでで。

 ぱたん、と糸が切れたように姿勢を崩し………。



「ブ、ミャグギゲ…………」



 蝙蝠ウサギになって、気を失ってしまった。

 垂れ耳と蝙蝠羽が床に付いて、動かないし!!


 ………って、あれ?

 これ、ブライトニアが気絶したなら、この、私たちを浮かせる力が急に失くなるんじゃないの!?


「ぎゃあ!!」

「はうううううアロンさん!!」


 ……………ああ、アレッキオ。先立つ不幸をお許しください。

 義兄さま、これは事故なの。決してブライトニアを恨んでは駄目だし国を滅ぼしては駄目よ。

 怒りに任せて其処らを焦土にしても駄目よ。

 シアンディーヌをお願いね。案外義兄さまは甘やかさないから私より立派に育ててくれると………あら?


 ………長くね?

 走馬燈って案外長いのね。知らなかったな。知ってたらヤバイわね。

 えーと、出来れば仲良くしていただいた方々の結婚式には出られなかったのが悔いかなあ。

 マデル様なんて直近でしょうにね。是非行きたかったわ。

 ドートリッシュも子供が欲しいって言ってたし………。ああ、叶うなら子供達を遊ばせたりしたかったわ。

 そして………アウレリオくんは、どうなるの?あ、まさか義兄さまの再婚?いやでも……魅了無効は私以外の誰か?

 うーん、居ないらしいけど見つかったとか?それならそれで寂しい………。


 ………いや、どう考えてもおかしいわ。

 床とぶつかるまで長すぎるから!!


「………お加減はーどーうー?お花ちゃーんー」

「頗る快調ですわ」


 って…………いつの間に私、床に座ってんの?

 あ、向こうにフォーナがお姫様抱っこされてる。

 ………何故か、あの、傭兵医者のグレッグさんに。


「グ、グレゴリオさん………!?」

「久々だね、フォーナ」


 ど、どういうこと?

 スチルかとばかりにキラキラしい光景で、違和感がないのだけれど。

 いや、それよりも!!

 あの、グレッグさんが掛けた液体は何なの!?マデル様が平然とされているから大丈夫みたいだけど!!

 駆け寄って抱き寄せたら、ああ久々のフロプシーのもふもふ………じゃなくて!!濡れてるし!!

 ええと、ハンカチ!!拭ってあげなきゃ風邪引いちゃう奴だし、服も散らばってるし!!





悪役令嬢は暴れてナンボと言うわけではないのですが、義兄さま共々よく暴れてキレてますね。

マデルと何故かグレッグが共に登場です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
登場人物紹介
矢鱈多くなって来たので、確認にどうぞ。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ