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サポートキャラに悪役令嬢の魅了は効かない(その後の小話集)  作者: 宇和マチカ
ドゥッカーノ御家騒動編

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12.明けた朝は苦く纏まる(レルミッド目線)

お読み頂き有り難う御座います。

騒動から少し経ちました。

「……ちょっと見辛いけど、何とかなるよ」

「オレが居る時は腕組んだら良くね?そんで両目揃うだろ」

「そうだね、サジュ」


 王城の、結構デケエ部屋。

 日差しが沢山差し込む部屋で……向かい合って座るサジュとレッカは明るく笑ってる。

 だが………サジュの左目に………眼帯が付いてる。レッカは右目と右頬と、ごつい鉤爪の右足に包帯。

 ……まあ、ハッキリ言って無事じゃあねえ、こいつ等の怪我。

 見舞いに来た俺は………その光景に、苦いモンと、喉の痞えと、安堵感を感じた。




 あの沼の飛沫がサジュとレッカに掛かった後……。ルディの自滅に近い嫌がらせに根を上げたアレキちゃんの命令で治療に向かったあのチビは……あっさりと治療の手を止めた。


「早いな、ルーロ・ノロットイ。終わったように見えんが」

「……治療に手を尽くしましたが」


 尽くしましたが!?が!?

 ………!?

 ……………!?

 血の気がガチ引いた、と思う。その後瞬時に頭に血が上って、寝てるサジュとレッカの傍で怒鳴ってた。


「ハァ!?ふざっけんな!!おま、お前、何っ!?」

「いきなりキレないで頂けますか?レルミッド殿下。誰も助からないなんて言って無いでしょう」

「鳥番は本当に気が短くて野蛮だね。声は無駄に大きいし人の話は最後まで聞けよ」


 お前の発言でまたキレそうだボケ!!………あーーー!!ムカつくアレキちゃんの野郎!!


「それでぇはぁ?石板の伯爵ちゃんはぁ、どぉお見立てするのぉ?」

「怪我……と言うより、この呪いの沼は魔力が貼り付いた火傷みたいなものです。なので、サジュ殿とレッカ自身の魔力で不純物を押し流して貰わないといけないんですよ」


 押し流す?不純物?

 ……回復魔術の事は全く分らねえが、どういうこった?

 くそっ、相性悪くて苦手だからって勉強しなさ過ぎたな。フォーナの事偉そうに言えねえ。


「ふむ。つまり、皮膚の下にこの沼の魔術……呪いが染み込んでいて、無理矢理剥がすと……顔の皮膚の下や目まで損傷すると言う事か?」

「お話が早くて何よりです、ショーン殿下」

「………気合いぃ入ったぁ嫌がらせな呪いねぇ」


 成程なって……待てや。

 何だそのエグすぎる仕様。あの変な沼、見た目並みにエグいじゃねえか。


「そんな気持ち悪い魔術聞いたことねーぞ」

「魔術ではなく、呪いですからね。一般的では無いでしょう」


 そーいや叔父上様に聞いたが、コイツ魔術避け掛かった部屋で変な術展開しやがったんだったな。それも、呪いの一種か。

 ………魔力はそこそこみてーだが、魔術避け超える程じゃねーし。

 非常識なチビだよな。流石アレキちゃんの取り巻き。


「不純物ぅ……ねぇ。そういやぁ前にぃこの沼にぃお花ちゃんもぉ沼に引きずりぃ込まれたのにぃ、何故ぇ無事だったのかしらぁ?」

「……だそうだぞ。ミニアの疑問を解いてやれアレキ」


 ……そういやそーだな。

 あの後……沼に沈んでアレキちゃんの起こした爆発に巻き込まれたのに、義妹無事だったよな。

 すっかりテンパってたが、今から気にしたらおかしすぎる。

 アイツ、魔力弱ぇしガチで死ぬ程の怪我しててもおかしくねえよな。今気付いた。

 ………普通にヒデー目に遭ってんよな、義妹。


「……アローディエンヌには俺が色々保護魔術を掛けてますので」


 相変わらず嫌そーなアレキちゃんの声が癪に障るが、ん?

 何か、引っ掛かる。おかしくねーか?

 保護魔術?義妹に?そんな気配有ったか?

 ……いや、思い返してもそういう気配は義妹には……感じなかったと思う。何回か会ってるが……普通に義妹だったしな。

 アレキちゃんの魔術の気配は何故か常にしてたが……。

 いや、魔術の気配なしに保護魔術を掛ける?常態の保護魔術は何せ人ひとり包むのが基本だから、規模がデケえしどう頑張っても何らかの糸屑位の魔力は解けて残る筈だ。瞬時に障壁張るのとは訳が違う。どう考えてもおかしい。どういうこった?


「往生際の悪いアレキだ。アローディエンヌにたっぷり徴を貼り付けていると白状したらどうだ?」

「ハァ!?」


 徴。…………徴ィ!?

 あ、アレキちゃんの野郎、義妹に呪いかけてんのかよ!?

 義妹の……義妹を嫁にまでしといて、呪い!?

 コイツ、どういうイカれ方してんだ!?


「ハァ!?徴ィ!?アレキちゃん、義妹にんなモン貼り付けてんのかよ!?」

「れっきとした証拠も無いのにギャーギャー煩い、鳥番」

「なぁるほどぉ。そぉんな可能性も有るのねぇ。困ったちゃぁんねぇ」

「いや、ミーリヤねーちゃんも呑気だな!!マジなら困ったちゃんじゃ済まねえだろ!!」

「仮にそうだとして何か問題が有りますか?」


 何なんだこのチビは!!呪われてんのにどういう返し方だよ!!呪われたら普通に嫌だろうが!!


「呪いに掛けられたんなら問題しかねーだろーが!!」

「呪われた殿下がたには色々鬱憤は御有りでしょうが、物は使いようだと言うことです」

「ハァ!?」


 物は使いよう!?意味が分からねえ!!いや確かに呪いに関しては碌な体験してねーが!!


「徴呪章院の規模をご覧になったんでしょう?」

「アァン?だから何だよ」

「全てが万事、人に害を与える使い方ばかりではないと言う事です」


 …………害を与える使い方ばかりじゃない?

 呪いって時点で害っぽいとしか思えねえが………。

 いや、呪いで痛い目見せられてんだぞ、俺は。早々信じらんねーぞ。


「……役に立つ呪いが有るって言うのかよ?」

「知りたいなら自分で自力で他人の手を借りずに徴呪章院を漁ればいいだろ。人に聞いてばっかだったら馬鹿になるんじゃ無いの、鳥番」

「煩えなアレキちゃん!!」


 つかコイツ、義妹の徴呪章院入りを阻止する為に俺だけに押し付けようとしてやがるだろ!!

 そうは行くか!!


「御高説面白かったぞ、ルーロ・ノロットイ。どの道呪われていると聞いて、アローディエンヌが何と思うかどう反応するか?実に楽しみだぞ」

「言ってろショーン。お前とアローディエンヌを会わせると思うか?」

「アローディエンヌの交友関係を潰したらさぞかし嫌がるだろうな。『勝手に色々仕出かす義兄さまなんて嫌いですわ』と怒られるがいい」


 ……義妹の真似上手えな、ルディ。

 って、アァン?何か、室温が上がって……?って、オイ!!


「……熱っ!?」


 …………って、何でフードが焦げて……また火花かよ!!って、火花所じゃねえ!!フツーに空中で火が燃えてやがるじゃねえか!!俺が言うのもなんだが、どんだけコイツ気が短えんだよ!!


「…………死ね、ショーン!!」

「お前が死ね、アレキ」


 何してんだお前等!!

 ルディも何だその障壁!!どっから土持って来てんだ!?

 ちょっと持って来た位の量じゃねえ!!後でどーやって部屋から出す気だよ!!人ん家の2階だぞ!?


「まぁあぁ。怖ぁいわぁ。レルミッドちゃぁん、助けてくれるぅ?」

「だあっ!!お前らざっけんな!!」


 寄ってきたミーリヤねーちゃんを背後に庇って………サジュとレッカは……早く!!何とか魔力を練って……………!!

 間に合えや!!


「「!?」」


 ……発動に関しては、こいつ等を出し抜けた、か?

 鳥籠が間に合って良かった……。

 いや、でもちょっと壁紙燃えてやがるし、土散らばってスゲーし!!

 オーフェンのオッサンに怒られなきゃいーけどよ……。


「ふざけるな鳥番!!」

「レルミッド!!僕だけ出してくれ!!」

「煩え静かにしてろや!!」


 ガタガタガタガタって…………コイツら、煩え!!

 中で無駄に動くな!!


「まぁ、見た目はぁふたりともとぉってもぉ可愛いわぁ。暫くぅ鳥籠の蝶々さんしてなさぁいなぁ」


 ………その割には背後のミーリヤねーちゃんがムクれた声出してんな。

 だが、かなり柔らかいモンが……背後に……。


「ミーリヤねーちゃん、その……くっつかれると、背中に……」

「…………ミニア、レルミッドに縋るな」

「ふぅんだぁ」


 あ、ちょっと離れたか?

 …………滅茶苦茶いい匂いすんな、ミーリヤねーちゃん。


「うわ、両方に妬いてるし。ショーン、浮気者で気持ち悪い最低」

「若様………流石にバルトロイズ邸を壊そうと為さらないで下さい」


 ………意外だな、あのチビ。俺にアレキちゃん出せって食って掛かるかと思ったぜ。

 サジュが身内だからかもしんねーが。


「ふたりはぁ、意識が無くなっちゃったみたぁい」


 ミーリヤねーちゃんが俺から離れて、確認しに行った。此処から見てもサジュとレッカは身動きしねえ。気絶したみたいだな。

 ただ、未だふたりに……あの気味わるい沼の色が張り付いてやがる。

 俺が、もーちょっとマシな結界張れてりゃ……。


「聞いてるの鳥番!!出せ!!」

「僕だけでも出してほしいんだぞレルミッド!!」


 しかし………この結界、俺が仕掛けといて何だが、ホントガタガタガタガタ煩えな!!

 考え事すら出来ねえ!!


「………ちったあ黙れやルディにアレキちゃん!!」

「黙って欲しければこの不愉快な空間から出せ!!」

「腹立たしいがアレキに同意だレルミッド!!」

「わー、しろとあかの蝶々閉じ込めたの?すごーい」


 ………倒れてた執事のオッサンを寝かして来たカータに慰められたが………地味に沁みんな。

 後、こいつ等マジ煩え。声も煩え。


「兎に角ぅ、サジュちゃんとぉレッカちゃんはぁ王城にぃ預かって貰いましょぉかぁ」


 ミーリヤねーちゃんの一言で、今回の件に方が付いた。

 他に方法がねーよな。オーフェンのオッサンはコレッデモンだって言うし、治療の手立てもこの邸にはねーし。

 ……。

 ………!!

 後ろでガッタガッタガッタガッタ煩かったけどな!!浮かしゃ、良かったな!!アイツ等が無駄にデケーせいで天井に其処まで余剰無かったけどな!!




 ……思い出したら、鳥籠の中で喚いてるルディとアレキちゃんしか出て来なくなっちまったじゃねえか!!

 苛々すんな!!


「先輩?」


 ……サジュに気付かれた。

 まあ、アイツも騎士だしな。気配には敏いわな。


「……あー、元気か?元気な訳ねーだろーけど」

「先輩、よく来てくれたな!!めっちゃ飯肉多くて旨えんだけどよ!!」

「あ、確かに!!お肉多いよね!!です!今日は、レルミッド殿下!」

「……殿下呼び要らねーよ。そんならそっちもオヒメサマだろーが」

「あ……」

「あー、聞いたのか?」

「多分、お前らより先に聞いてる」

「そっかー」


 サジュが笑ってるが、微妙な雰囲気になっちまったな。

 ……この件が終わってから、王のオッサンからレッカを養子にするって話になった。

 そんで、もーちょっとしたらサジュに降嫁させるらしい。

 ……地味にオッサンの思う壺で腹立つな。


「ネテイレバの話は……聞いたかよ?」

「えーと、城勤めのナントカ言う伯爵が、ネテイレバの貴族にレッカの話をしたらしーな。

 ソイツが金銭と引き換えに、王都へ引き込んだんだってのは聞いた」


 ナントカって……いや、俺も覚えてねーけどよ。

 俺も伯父上様と祖父ちゃんから散々怒られて、その後に聞いた。

 で、親戚のオッサン共にもドツかれた。危ない事をすんなって。

 ルディが何でかおっちゃんに怒られたのを滅茶苦茶笑顔で自慢してきやがったが、おかしいだろ。


「私には、何もないのに、です」

「何も知らない奴の妄想に付き合う義理はねーよ、レッカ」

「……有難う、サジュ」


 笑いあうこいつ等……痛々しいが、似合いかもしんねーな。

 結構変わった組み合わせ……みたいだがよ。


「サジュにレッカああああああああ!!」


 ……誰だ通した奴。

 また喧しい奴が来た!!いや、ガッツリ関係者の身内なんだが、滅茶苦茶煩えし………いや。そーじゃなくて正直顔を合わせ辛え。


「あー、よー!姉さんお早う」

「…………うおおおおう!?サジュが!!何てことなのサジュ!!」

「いや、ルーロから聞いただろ」

「聞いたけど!聞いたけどおおお!!ちょ、赤フード!!どーいうことなのよおおおおーーー!!」


 ……真っ直ぐなサジュのねーちゃんの目が突き刺さる。

 胃の腑が跳ねて、背筋が固まった。


「……いや、どーいう事も……俺の結界の力不足っつーか」

「……え、嫌だどうしたの?素直に謝られるなんて怖いわ赤フード」

「オイ」

「姉さん、先輩は悪くねえよ」

「じゃあ王子が悪いのね!?」

「いやルディ様も別に悪くねーし。悪いのは何つーか、『王女ローリラ』ってバーさんだよ」

「それは聞いたけど!!あのチンピラの親玉みたいな年表の王族よね!?」


 そーなんだが、そう言われると訳分かんねーな。ババアの説明したくもねーが。


「大体、1年位したら見えるようになるかもらしいし、別に良くねえ?それに、オレ騎士だし怪我位するって」

「そおだけどおおおお!!うあああああん!!レッカも、レッカも酷い目に遭ったわねええええええ!!うら若い御婦人なのに顔に傷なんてーーーー!!」

「あ、有り難うドリー。傷じゃなくて、保護だから……」


 ……あのチビが言う事には、目も足も、覆わなくてもいいにはいいらしい。

 ただ、覆っておかないと飛び出してくるかも知れない、と言う……。

 あの、ババア!!ホントクソボケブスと言い……碌な女じゃねえな!!


「先輩、結界がどーとか気にしてくれなくて良い。付き合いたくねーだろうに関係ねーのに、レッカを助けたいって言う俺と姉さんの我儘に付き合ってくれただけでも感謝してる」

「……おう」


 ……サジュ、いい奴だなお前。

 ……って言いてえんだが、言葉が出て来ねえ。

 喉が詰まると言うか、何と言うか。


「ただ……魅了減退の徴の値段、高すぎると思うんだわ先輩」

「……そ、そうよね。ルーロさまから聞いたわ」


 何だ?急に何か調子が変わってねえか?


「……アァ?」

「……徴呪章院の責任者ならさ、もうちょっとこう、例えばこう、便宜を図って貰えるとか、ねーかな?」

「……あの、レルミッド殿下。私も聞いた、です。呪いの事してる、徴呪章院……の長に陛下から任されることになったとか」

「受けてねーぞ」

「いや、そーなんだけどな?ホラ、先輩、魔力滅茶苦茶強いし、王族だしな?」


 …………。

 何なんだ、お前等その視線。モジモジすんな。


「つまりだ、お前等、俺にオッサンからの頼みを受けろって言いたいのか?」

「……オレ、勿論先輩尊敬してるし、おんなじ城勤めって良くねえ?」

「だからつまり?」


 ……鏡は見てねえが、どんどんガン付けつーか、自分でもヤブ睨みになってるのが分かんな。

 目を逸らさねえのはいい度胸だが……ガン見してくんな、サジュ。


「……ルーロがな、先輩が徴呪章院の長になればノロットイ一族の就職先も増えるかもしれないですねって言うんだよ」

「そ、そうなの。今も別に滅茶苦茶困っては居ないんだけど、ノロットイ一族と言うか元神殿関係者はやっぱり立場が弱いのよ赤フード!!」


 何で俺がチビの一族の就職に関係あんだよ!?

 どっちか言うと、それ義妹関係者だろーが!!義妹に頼め………んん!?


「オイ、……アレキちゃんの野郎だな?」

「……いや、その」

「アイツ、チビに滅茶苦茶吹っ掛けさせて俺に引き受けさせろとか言ったな?」

「……あの、勿論お金はちゃんと私、働くです!!」

「いやオレも働くけどな!?でもちょっとバカ高いんだよ!!」

「ううルーロさまお金に関しては、身内だろうがなんだろうが容赦なさ過ぎなのよおおおおお!!不甲斐ない姉でゴメンねサジュうううう!!お願い赤フードおおおおお!!」


 …………必死過ぎる3人にドン引いた。いやまあ、確かに俺も働いてねーガキだから、普通に困るのは分かるけどよ。

 ……取り敢えず押し退けて帰った。いや、フツーに無理だろ!!俺だって色々有んだからよ!!


 だが………結論から言うと、結局押し負けた。

 俺は考えナシだった。

 あのあくどいアレキちゃんがこいつ等を使う時点で、気付くべきだった。


「レルミッドさん!!サジュさんとレッカさんが大変なんですよね!?私に何か出来る事は無いですか!?」


 ……家帰ったらフォーナが半泣きと言うかギャン泣きでしがみ付かれて。


「アレッキオさんがお家にいらっしゃいまして、レルミッドさんのお手伝いをすればと教えてくださいました!!私、何をすればいいですか!?」

「アイツ……!!」


 ……ふざけんな!!マジふざけんな!!

 ギャン泣きするフォーナに俺が押し負けるのを、さぞかし家で嘲笑ってたんだろうよ!!ウゼエ!!


「……引き受けてやるよオッサン。アレキちゃんはマジでくたばれ許さねえ」


 俺の就職がアホみたいな形で決まったけどな!!


「……アレッキオ、何をした?」

「何されたのは俺の方ですし、お前なんか許さないよ馬鹿鳥番。お前がくたばれ鳥番」

「……」


 ただ、不思議だったのは。

 珍しくオッサンの横にいたルディが何にも言わなかったことだな。てっきり、一緒に止めるかと……。

 ………まだ、何か有んのか?地味にモヤモヤすんな……。


色々傷付きながらも、サジュとレッカは色々心を通わせたようですね。

次でお家騒動ラストです。

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矢鱈多くなって来たので、確認にどうぞ。
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