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こぼれたミルク  作者: 若松ユウ
Ⅲ 歪んだ過去と歪な未来
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ここまでの登場人物

■マツ

 ミネの同僚にして幼馴染。

 ミネと同じ三十三歳。

 赤毛翠眼で、セミロング。

 寝相と男癖が悪いせいで、婚期を逃し続けている。

 失恋をすると太るタイプ。


■ナナ

 イーストパークで拾った仔犬。

 小麦色の毛をしている。

 人懐っこい。


 ここから下は、個人名の無い人物についての紹介です。


□女性保育士

 ミキの通うキンダーガーデンに勤務。

 チューリップの描かれたピンクのエプロンをしている。


□男性保育士

 ミキの通うキンダーガーデンに勤務。

 青い象の描かれた水色のエプロンをしている。

 見た目はチャラいが、絵や歌が上手でフレンドリー。


□パーマヘアの婦人

 セキがシティートラムの最寄り駅で見かける人物。

 いつもグリーン系のツーピースに真珠のネックレスをしている。

 三駅先の改札口に近い前寄り二両目に乗る。


□線の細いハイスクール学生

 セキがシティートラムの最寄り駅で見かける人物。

 いつも大きなギターケースを背負っている。

 眉尻や臍のすぐ上にピアスをし、ノースリーブの肩から髑髏(どくろ)を覗かせている。

 前から七両目の、後ろ寄り三両目に乗る。

 

□ミキの友達

 ミキと同じキンダーガーデンに通園する女の子。

 外出時は茶色掛った赤毛を三つ編みにしている。

 ミキと同い年の割に、ませた発言が多い。


□ミキの友達の父親

 キッチンカーでホットドッグを移動販売している。

 茶髪で顔には雀斑がある。


□セキの弟

 二十八歳。独身貴族。

 セキと同じく金髪蒼眼の持ち主。

 地は色素の薄い肌だが、日焼けさせている。

 社交的で愛煙家。

 ビジネスの才能に恵まれているが、女性関係にだらしなく、品が無い。 

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