◼︎小さな歯車
自分に起こる結果の原因がどこにあるのかを理解頂く授業です。
みなさんは自分の中身をどの程度理解していますか?
成功者と非成功者の差がひらく要因で一番如実にあらわれるのが、セルフコントロール。自分の本質を理解した上で自分をコントロールできているかです。6:4あるいは7:3くらいの低確率でセルフコントロールができる少数派に出会うのですが、私はこの少数派は成功のベースが既にあると見込んで接しています。
ただ、殆どの人はセルフコントロールができておらず、物事の結果の原因の追及も甘いので、結果の原因を自分もしくは他人に見出します。
まず答えだけ置いておきます。結果の原因の殆どは以下にあります。
・自分
・自分を取り巻く環境
・情報不足
見ている限り、人間の多くはこの世界という機械のハコの中で、自分が大きな流れの中の一部だと理解する事もなくやがて壊れてしまいます。壊れ方は様々ですがそれも大きく言うと内部から崩壊するか外部から破壊されるかしかないです。
望む望まないは関係なくいずれ壊れる。だから、せめて壊れるまでの時間を自由に、精神や肉体を自由に、自分の能力とそれによって得た所有物を自由に使い、快楽を得たいと願うのもまた人間です。
しかし、所詮は小さな歯車でしかない人間が自分の欲求を全て思い通りにする事は難しい。周囲の歯車の環境が全てを自由にはさせないように働くからです。
分かりやすく言うと、一個の歯車が自分の欲求を全て自由に叶えようと高速回転した場合、周りで噛み合っている歯車も自分の意思とは関係なくその回転に便乗させられてしまう。
この現象は俗に言う「周りを振り回している」という状態です。
逆に、その高速回転を周りの歯車が嫌がり、距離をとられ、単独で回転している独りよがりな状態を「空回っている」といいます。
では、周りへの影響を気にせずに自分の目的を叶える為にはどうしたらいいのでしょうか?
それは自分の目的を受け入れてくれる環境に自分の身を置くことで叶います。
読み手によっては夢を壊されたような気分になるかもしれませんが、とりあえず目を逸らさずに再度全体図を把握してみましょう。
人間は、両親という歯車に挟まれて産まれ、両親の周りの環境の流れの中で機能を開始し、その周りの環境という中くらいの歯車が集まり合いさらに大きな国や世界といった歯車の一部となっています。
私がこうして私の視点を伝えているのもその歯車の一部です。
なんども伝えているので大きな流れの中にいると漠然とは理解頂けたのではないでしょうか。
次話からは、再度視点を切り替えて自分の中身を確認しましょう。