◼︎マクロ領域視点での人間観測
攻めと守りの本質を理解し尊重し合う為の授業です。
◼︎マクロ視点での人間観測
前項でも触れましたが、マクロな領域から個人を観察した時に見える個人の歯車の色は大きく二種類。
攻め色の歯車と守り色の歯車。もう一つ分かりやすくするために攻め色を赤色、守り色を青色にしてみてください。
赤い歯車にも濁った暗い色のものから、高純度のルビーのように真っ赤に輝いているものまで様々ですが、色をランダムで振り分けるとパーティーや国や地球は赤と青の混色でしかないという結果になります。
例えば、日本という国は、保守的な守りマインドの人が多い国なので殆ど青色だと言えます。
◼︎歴史から学ぶ人間観測
数千年ほどの歴史と色の流れを注意深く観察してみると、色は周囲に伝染します。綺麗な色のギアほど、周りを綺麗に染め上げ、濁った色のギアは周りの色をも濁らせる様です。
例えば、織田信長はとても強い攻めマインドだった。集まる家臣は信長に惹かれ、共に天下を目指した。アドルフヒトラーもとても強い攻めマインドだったが悪意が強く国家共々悪名が残った。
ざっと歴史の偉人を一覧でみてみたが攻めマインドの人間ばかりで守りマインドは少ない。これは守りマインドが悪いということではなく、攻めマインドというものは、戦闘や戦争という括りでの概念ではなく、改革や変革、伝達や伝導、といった変化を起こす側だったり、変化を受け入れる側のマインドなので、変革期には必ず表に出てくるといった性質があるということです。
反対に守りマインドというものは、極力変化を嫌い、安定を求め、自分の大事なものを手離したくない、守りたいというマインドですので変革する歴史に名前は出てきにくい性質です。
◼︎攻めマインドと守りマインドどちらが優れている?
結論から言うと優劣は無いです。どちらも必要な要素で、どちらかだけの世界など成り立ちません。ここで優劣をつけようとする行為そのものが争いの素であって、俗に言う価値観の相違です。
例えば、夫婦喧嘩や兄弟喧嘩なども、変革を望む望まないで起きる場合や変革を望む望むだが方向が違う場合、同じものを欲する場合や理不尽に対しての復讐などが発展すると歴史上では戦争が起きています。
時に意見のぶつけ合いは有益ですが、目的がねじ伏せることではないのなら、必ず相手の意見を理解してから、どちらも必要な考え方だと念頭に置いた上で論議すべきです。
結局、攻めてくるから守ってねっていう役割分担で世の中動いてるのに、攻めの考えが理解出来ないから守りの考えだけで集まろうとすると、攻め手に欠けた集まりができ淘汰されます。日本がまさにそんな感じで破綻しそうですよね