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禁書ーコノウター  作者: 方葉 カルナ
一章 およそ百名程度の勇者/英雄達
2/6

召還。

ストックは尽きたw


「ようこそおいで下さいました。我らが勇者様」


透き通るようなソプラノの声が僕を、いや、僕らを揺さぶった。


ギュッと閉じていた目を恐る恐る開けると、そこは体育館ぐらいの広さの大ホールにぎっしりと制服を着た生徒や教師がひしめいていた。


とても豪華な装飾が施されている。

床はピカピカに磨かれていて、まるで鏡のように光を反射している。


天井の方に吊られているシャンデリアも、様々な色の水晶が吊り下がっていてとても幻想的だった。

ここは一体何の施設なんだろうか。

キョロキョロとあたりを見回していると、近くから声がした。


「あんたは一体誰なんだ?それにココは何処だ。何故俺たちはこんな所にいる?」

この声は同じクラスの城戸君だろう。


顔は何処にでもいる一般人な彼だが、実はもの凄く運動ができる。

成績も良い。ついでに言えば喧嘩も超強い。

なんでも空手か何かの段持ちだとか。

末恐ろしい主人公補正の持ち主だ、と言えると思う。


「ここが何処か、と言うことに関して言えば、ここはグレシア王国ですわ。また、私が誰か、と言うことにつきましては、グレシア王国第一王女、カレンと申します。以後よろしくお願いいたしますね。我らが勇者様」

「勇者?」

「はい、勇者様でございます。人々に希望を与え、悪を打ち砕く方ですわ」


それはまた何というテンプレ。

時代の波と言う奴だろうか。

本当に末恐ろしい時代になったものですよ。ハイ。

と、ここで姫様と城戸君の話に割り込んできた奴がいる。


「勇者、ということは、僕たちは悪を滅するためにこの世界に呼ばれたということですか?お姫様?」


天野恋歌。名前に関しては本人も若干気にしているらしい。あと、少し思いこみが激しい奴だ。

ただし、決して悪い奴じゃない。

むしろ良い奴。超良い奴だ。

城戸雄哉、天野恋歌、そしてもう一人、木崎薫という宝塚にいそうな女性が我が校では三銃士なんて呼ばれてる。


三人とも何にも勇者って感じの奴だし。


何より全員チートだし。


「ええ、詳しい話は後日に致しましょう。突然の事で疲れていると思いますので、こちらで用意させて頂いた部屋を使ってお休み下さいませ」


姫様がそう言うと、何処に控えていたのか知らないがメイドと執事が大量に現れた。


「お前達、勇者様方を部屋にお連れなさい」


どうやらこれから、大きく人生変わりそうだよ。






僕は本当に変われるかな?



まぁ、人間そう簡単には変われないけどね。











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