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宰相と胃薬  作者: ピロ氏
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プロローグ

まぁ、こんな話もあっていいじゃない?と友人に言われたので書いてみました。


ゆっくりと続けていきたいですね。


目指せ!5話!!

世の中には適材適所という言葉がある。意味は知っているだろうが、簡単に言えばその人その人にあった仕事をさせろ、という意味だ。

もっと解りやすく言うと、小さい娘には店番を、厳ついおっさんには用心棒をさせろって感じだ。


さて、突然約百文字をわけの解らない解説で埋めたが許して欲しい。

これは俺が言いたかっただけであって、決して書き出しに困った作者がやけくそになった訳ではない。



閑話休題(それはともかく)




話を変えるが、俺『管野壮二』は異世界人である。

何を言ってんだコイツ...と思うだろうが他の世界線(しょうせつ)で何度も聞いたことはあるはずだ。



――異世界召喚



そう、よく小説でみかける定番中の定番。

俺はそれに巻き込まれた。

正確には俺ら...が正しいのだが...まぁいい。


俺はある日、バイト仲間の3人に誘われて遊びに出掛けた。久しぶりの休日、しかも珍しく4人一緒だ。俺等は朝から海に出掛け、昼はボーリングやカラオケ、夜は居酒屋で大騒ぎしていた。

そして、いい頃合いで解散になったが、仲間の1人が近くの高台にある公園で星を見ようと言い出した。

特に予定のなかった俺はもちろん賛成したし、他の仲間も皆賛成した。


それが間違いだったのだ。

本当は高台なんて行かなければ俺等は平和にこれからの人生を過ごす事が出来たのだ。


でも、終わったことを何時までもネチネチ言うのは好きではない。


もう簡潔に述べるが、俺等はその高台の公園に行ったせいで異世界に召喚された。

魔王を倒し世界を平和へと導く勇者として。


そりゃ、最初は混乱したさ。目前にはたくさんの星と街明かりがあったのに、急に光ったと思えば次の瞬間には重苦しい雰囲気の祭壇、しかも魔方陣の書かれたど真ん中に突っ立てたんだから。


でも、混乱したのは最初だけで、これは小説でよくある転生物語のフラグではないか?と仮説を自分の中で立てたことにより、何とか冷静さを取り戻すことは出来た。


問題は他の3人だ。

1人目は思わぬ出来事に呆然と立ち尽くしているし、2人目は元がバカなくせに今の状況を自分なりに整理しよとしたせいか、頭から湯気を出して立ったまま気絶。


で、3人目。奴は言えばオタクという部類に入る奴で、俺と同じくこれがどういうことだか理解したのだが、余りにも嬉しかったのだろう。涙を流しながら右手を天に上げ『我が生涯に一片の悔いなs』と言い終わる前に気絶してしまった。


ぶっちゃけカオスである。



『あーどうしよっかなー』



なんて呑気に考えていた時だった。



『勇者様ですか!?』



部屋中に響き渡る声。声からしてきっと女性、しかも俺らよりも幼い女の子であることは邯鄲に予想できた。


声のした方に目をやると、そこには赤い髪の女の子が膝をつき俺を見ながら言ってきた。

その少女が膝をついたのを皮切りに後ろに控えていたローブの集団も膝をつきた。



そんな彼女に俺は思わず言ってしまった。



『いいえ、ケフィアです』



今思えば馬鹿なことを言ってしまったよ。

周り一面シーンと静まり返るし、仲間1人目は幾分か落ち着いたらしく俺に優しい目を向けるし、いつの間にか復帰した3人目は爆笑、2人目は気絶中。


穴があったら入りたかったね。



『ケ、ケフィア様と仰るのですか?そ、それでケフィア様は勇者様なのでしょうか?』



少々が戸惑いながら聞いてきた。

その時、俺は自分の馬鹿発言による羞恥に押し潰されそうになっていた。頭の中は真っ白、だから思わず言ってしまったのさ。



『あの3人が勇者です!!!』



そのあと、色々あって俺以外の奴等は元の世界に帰っていった。ん?俺はどうしたのかって?俺は......
















「宰相!!!魔王様と姫様が模擬戦中にも関わらずロスト級の魔術を使い訓練所を吹き飛ばしました!!!なお、死亡者はいませんが怪我を負った者が数十名います!!」



「宰相!!エルフの女王より此れからの関係について書かれた文が100枚ほど来ています!!」



「宰相!!ミラリウス魔術顧問より新魔術書類、そしてリウル様より新薬品の製造許可確認の書類です!あと、妹様よりお兄ちゃんお腹すいた、だそうです!!!」



「魔王様と姫はあとでこの部屋に来るように伝えてくれ、あと訓練所はあとでミラリウスを送る。エルフの女王からの手紙は俺の部屋に置いといてくれ後で確認する。で、ミラリウスには訓練所を直し尚且つより強硬なもの、ロスト級に耐えられるものを造ってくれるのなら許可すると伝えろ、リウルは...蘇生薬と惚れ薬ぃ!?...却下だ却下。でマリーにはそこに入ってるケーキでも持って行け」



『はっ!!!』


管野壮二、またこの世界ではケフィア・アルバニア

この世界の宰相として日々腹痛と戦いながら生活しています。

あぁ胃薬先生、貴方だけが俺の味方です。

読んで下さり誠に感謝感激べりべりはっぴーでごぜーですます。


さて、今回の話どうだったでしょうか。

まぁ、プロローグですからね名前だけしか出しませんでしたけど、きちんとだしますよ!


また、読んでいただければ嬉しいです。




感想やご意見がございましたらぜひ作者の心を折るように...嘘ですごめんなさい。

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