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「一刀が来た理由」

一刀を元の世界に帰す方法を知る管輅に会うためようやく瑠陳にたどり着いた一刀達一行


そして瑠陳にて人助けをした一刀が助けた人物が偶然にも探していた管輅であったのだ!


裏路地


前回一刀が派手に争ってしまったため裏路地にて会合を開くことにした一刀達


焔耶「まったく、貴様はどれほど暴れたら気がすむんだ! 」


翠「回りの人がみんな噂をしてるぜ、白く輝いた服を着た男が店主を殴り飛ばしったってな 」


一刀「面目ないです 」


もはや一刀の噂は瑠陳中に広まっていた。


タンポポ「あと他に黒髪の馬の尾をした女と紫色の髪をしたおばさんが仲間だって噂だよ 」


とタンポポが言った瞬間!


ドグボッ!!


紫苑「タンポポちゃん、あとでその噂を流した人を教えてね♪♯ 」


ゴゴゴッ…!!♯


顔は笑っているが心が笑っていない紫苑が怒りで壁を破壊した。


璃々「お母さん? 」


朱里「はわわ!?璃々ちゃん、今は紫苑さんの方を見ちゃいけません!? 」


この状態の紫苑を璃々ちゃんに見せるにはまだ早すぎるのでそれだけはなんとか食い止めた。


桃香「それより管輅さん、これ以上焦らすのもなんなので早く一刀さんを元の世界に帰す方法を教えてください! 」


桃香が管輅に聞くと


管輅「ホントに教えていいのですか?北郷さんを帰したら二度と会えないのかもしれないんですよ 」


それが一番の問題だったのだが


愛紗「構わない!一刀殿は今までこの世界のために頑張ってきたのだ。元の世界に一刀殿の帰還を望む者がいるならばそれを叶えるまでだ! 」


一刀「愛紗… 」


もちろんこれは愛紗だけでなく全員が同じ気持ちであった。


管輅「わかりました。そこまで言うのでしたら教えましょう。まず最初に言っておきたいことがあります 」


管輅の口が開くと


管輅「北郷さんをこの世界に連れてきたのは私です! 」


全員『な…なんだって!? 』


管輅の口から衝撃の一言が放たれた!


愛紗「そ…それはどういうことだ!? 」


管輅「皆さんも知っての通り、于吉が闇の気を集めて始皇帝を復活させようとしたのを知ってますよね 」


星「確かにその通りだが、奴はそれ以前にも黄巾党との戦いで闇の気が集まる予定だったと言っていたぞ 」


管輅「それは于吉の言う通りです。本来の歴史なら黄巾党の戦いで闇の気がたまり、皆さんは全滅する予定だったんです! 」


だがそれも一刀の登場により阻止されたのだった。


一刀「でもどうして俺をこの世界に呼んだんだ? 」


管輅「それは北郷さんが光の気で溢れていたからです。闇の気を消すには膨大なる光の気の持ち主しかできない仕事なんです。だからあの日、北郷さんを強制ではありますがこの世界に連れてきたんです。ですが于吉が消滅し、闇の気を恐れる必要がなくなったので北郷さんの役目が終わったわけです 」


なんとも勝手な話なのだが


管輅「話は本題に戻り、元の世界に帰す方法を教えましょう 」


管輅の口が開いた。


管輅「北郷さんを元の世界に帰すにはこの瑠陳より西、東、北にある3つの宝石が必要なんです 」


鈴々「3つの宝石!? 」


管輅「その宝石を10日以内に瑠陳にある祭壇に収めるんです 」


朱里「何故10日以内なんですか? 」


管輅「今から10日後に数百年に一度起きる皆既(かいき)日食が起きるからです 」


一刀「皆既日食だって!? 」


皆既日食の言葉に驚く一刀


桃香「一刀さん、その怪奇日食ってなに? 」


鈴々「お化けがご飯を毎日食べるのかなのだ? 」


字が違う!


ちなみに皆既日食とは太陽が月で隠れて完全に消えてしまう現象である。


管輅「もしその日までに宝石を集めないと次に元の世界に帰るのは10年か100年、それ以上かもしれません!ですが宝石を取るには3つの力が必要なんです! 」


一刀「なるほど、だったら急いでいくまでだ! 」


ダッ!


一刀は急いで駆け出そうとするが


愛紗「お待ちください一刀殿! 」


ぐいっ!!


一刀「ぐえっ!? 」


愛紗が一刀の襟を引っ張って食い止めた。


愛紗「何のために我々が来ているんですか!一人で解決しようとしないでください! 」


桃香「愛紗ちゃんの言う通りだよ! 」


鈴々「今度は鈴々達がお兄ちゃんをお助けする番なのだ! 」


星「宝石集めを手伝いますぞ! 」


翠「まっ!仕方ないからな! 」


紫苑「任せてくださいな! 」


タンポポ「タンポポも頑張っちゃうよ♪ 」


桔梗「今から腕がなりますわい! 」


伽留「任せてよね♪ 」


焔耶「と…桃香様が協力するなら協力してやる! 」


美以「頑張るにゃ♪ 」


全員何があっても一刀と共に頑張ろうとする決意であった。


一刀「み…みんな、ありがとう! 」


愛紗「泣いている時間はありませんよ!早く宝石を取りに行かなくては 」


桃香「だったら誰が誰と行くか(くじ)を作らなくちゃね♪ 」


星「ではこの趙子龍が籤を作りましょう… 」


翠「ちょっと待て!桃香や星だと絶対不正するだろ! 」


朱里「そうです!ここは公平に一刀さんに籤を作ってもらいましょう! 」


一刀「えっ!?俺が作るの!? 」


そして一刀達が話をしている近くでは…


麗羽「(おーほっほっほっ!近くで声が聞こえたので聞いてみたら宝石ですって!その宝石はみんなわたくしがもらいますわ!) 」


麗羽が悪巧みをたくらんでいた。


そして偶然にも同時刻


華琳「明日は全軍率いて西にいくわよ! 」


瑠陳の西側に曹操(華琳)


雪蓮「私の勘が東に行った方がいいって言っているから明日は全軍率いて東に行くわよ♪ 」


瑠陳の東側に孫策(雪蓮)


月「それでは明日は北の方の治安を調べにいきますから皆さんでいきましょう 」


瑠陳の北側に董卓(月)が向かっていた!


次話より3つの宝石探しが始まります!


各軍の行動はいかに!?

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