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「新たなる旅立ち3」

一刀がいつものように寝ていると元の世界から一刀を呼ぶ小百合姉と一刃が現れた。


二人の話によると北にある瑠陳の街にいる管輅という人物が一刀を元の世界に帰す方法を知るという。


そして翌日の朝


一刀「(元の世界に帰る方法か、確かに帰れるのなら帰りたいけど前に言われたある世界を平和に変えてほしいという願いはどうするんだろう?それに瑠陳ってどこだ?…) 」


一刀がその事を考えていると


バシンッ!!☆ミ


一刀「いたっ!? 」


いきなり誰かに殴られた


愛紗「一刀殿!鍛練中によそ見をするなんて油断しすぎです! 」


一刀「へっ!?鍛練中… 」


一刀が回りを見てみると


お昼になり場は鍛練場であった。


どうやら気づかないうちにお昼になってしまったようだ。


愛紗「朝から上の空していて何か悩んでいるのですか?それなら話してください! 」


一刀「あぁ、実は… 」


ハッ!


とここで一刀は言いとどまる。


一刀「(もし俺が元の世界に帰るために旅をしようなんて言ったら…) 」


〜一刀の想像〜


一刀「元の世界に帰るために旅をしたいんだ! 」


一刀が言うと


愛紗「なっ…何ですって!?一刀殿が心配ですので私もついていきます! 」


鈴々「愛紗がいくなら鈴々も行くのだ! 」


桃香「私もいきます! 」


とこんな具合になって全員で行くに違いない。


〜想像終了〜


一刀「(村のこともあるしそれはダメだ!) 」


一刀は昔から何かあると自分だけで何とかしようというタイプである。


自分の旅にみんなを巻き込むわけにはいかなかった。


愛紗「どうしたんですか一刀殿?実は…どうしたんですか? 」


愛紗が聞くと


一刀「じ…実は… 」


ここで一刀がとった策は


一刀「あ…愛紗の今日の下着の色が気になって集中できなかったんだよ!? 」


誤魔化すことにする一刀


愛紗「なっ!?///朝からそのようなことを考えるなんて精神がたるんでいる証拠です!今日はみっしり鍛練しますから覚悟してください! 」


それは嫌だが真実を話すよりはマシだと思う一刀


すると


星「ならばその悩みを解消して差し上げようではないか 」


スッ!


星が愛紗の後ろに回り


バサッ!!


愛紗のスカートをめくり上げた


愛紗「きゃあっ!?/// 」


ガバッ!


慌ててスカートを押さえる愛紗だが


星「して一刀殿、色はどうでしたかな? 」


一刀「水色の紐パン! 」


バッチリ一刀に見られてしまった。


星「ちなみに私の下着も見ますか?今日の下着の色は肌色ですぞ 」


一刀「えっ!?それって!? 」


星「そう、穿()いてな… 」


星が最後まで言おうとすると


愛紗「いい加減にしろ!!♯ 」


ゴチンッ!!☆ミ


星「じょ…冗談だというのに!? 」


一刀「なぜ俺まで!? 」


愛紗「フンッ!!♯ 」


愛紗のゲンコツが一刀と星の頭に落ちるのだった。


しばらくして


朱里「瑠陳ですか? 」


一刀「そう、行商人からそんな街があるって聞いたんだけど朱里は知ってる? 」


一刀は瑠陳について軍師である朱里に聞いてみることにした。


朱里「私は知りませんけど雛里ちゃんは知ってる? 」


雛里「私も知らないよ 」


一刀「そうか、なら仕方ないな 」


朱里「仕方ないって何がですか? 」


一刀「い…いやっ!?こっちの話だからさ!? 」


危うく旅に出ることがバレそうになる一刀であった。


その時!


桔梗「瑠陳なら(わし)が知っておるぞ 」


会話を聞いていた桔梗が現れた。


一刀「ホントなの桔梗!? 」


※桃花村に来て仲間になった桔梗は一刀達に真名を預けています。


桔梗「本当じゃとも儂が子供の頃、そのような街があったと聞いておるぞ 」


桔梗が言うと


一刀「桔梗が子供の頃か、それなら30年ほど昔だから街があるかどうかもわからないな 」


桔梗「ほほぅ♯ 」


この一刀の言葉に桔梗がキレてしまい


※しばらくお待ちください


一刀「す…すみませんでした!? 」


桔梗「わかればよろしい! 」


しばらく経つと、そこには一刀が震えながら土下座して謝り


朱里「はわわ〜!? 」


雛里「あわわ〜!? 」


ブルブルッ!


朱里と雛里は抱き合いながら震えていた。


桔梗「話は戻るが儂が聞いた話では特に目立つような街ではないと聞いたぞ 」


一刀「なるほどね 」


そしてその後、一刀はみんなに隠れながら旅に必要なものを買い揃え


その日の夕食の時間


鈴々「ごちそうさまなのだ! 」


璃々「ごちそうさま! 」


紫苑「あらあら璃々、口にご飯がついているわよ 」


璃々「鈴々お姉ちゃんだってお口にご飯がついてるよ 」


璃々ちゃんに言われてしまう鈴々


いつも通りの夕食だが


一刀「・・・ 」


一刀だけは様子が違っていた。


一刀「(これがみんなとする最後の団欒か、俺が元の世界に帰ったらもう二度と見ることがないんだな) 」


悲しそうな顔をする一刀に


鈴々「お兄ちゃん、そんな顔してどうしたのだ? 」


鈴々が心配して聞いてくる。


一刀「いや、別に何もないよ!? 」


もしこのまま一刀が村から出ていったらみんなが心配してしまう。


そして心配をかけさせたくないと思った一刀は


一刀「そういえば今日のご飯は誰が作ったんだっけ? 」


桃香「今日は私が紫苑さんに教わったチャーハンを作ったんだよ。おいしかった? 」


桃香が一刀に言うと


一刀「そうか桃香が作ったのか、どうりでマズイはずだよ 」


一刀が言った直後


ズシャーッ!!


焔耶が一刀をテーブルに叩きつけた!


焔耶「貴様!もう一度言ってみろ!その舌を引き抜いてやる!♯ 」


焔耶が言うと


一刀「知ってるか?人は図星を言われると一番キレるらしいぜ 」


一刀が焔耶に言い返す


焔耶「貴様!殺してやる!♯ 」


翠「やめなって焔耶!? 」


ガシッ!!


一刀に殴りかかろうとする焔耶を翠が押さえる!


一刀「そんなことで怒るなんてこの村にいる奴らはバカばかりな奴らばかりだぜ 」


そんな一刀に


バシンッ!!


愛紗が平手を食らわした!


愛紗「一刀殿、何を言っているのですか!あなたらしくもない、そのような人は今すぐ村から出ていきなさい! 」


ビシッ!!


愛紗が一刀に言い放つと


一刀「わかったよ!出ていってやるよ! 」


ダッ!


一刀はその場から立ち去っていった。


タンポポ「愛紗もお兄さんも一体どうしちゃったの〜!? 」


その場が暗くなる。


しばらくして次の日の朝方


スッ!


一刀「(まさか愛紗が協力するような形になるなんてな) 」


元々一刀はみんなと喧嘩別れをするつもりであった。


一刀「それじゃあみんな、さよならだ 」


キィッ…


そして一刀が屋敷を出たその時!


愛紗「やはりそのような行動をしましたか 」


一刀「!? 」


いきなり愛紗の声が聞こえてきて


スッ!


木の後ろから愛紗が現れた。


一刀「愛紗、何で!? 」


桃香「愛紗ちゃんだけじゃないよ 」


ババッ!!


そして桃香達も屋敷の回りから現れた。


星「前から一刀殿は何かをしようとすると喧嘩別れをしようとしますからな 」


鈴々「お兄ちゃんは単純なのだ 」


鈴々に言われたくない


桃香「愛紗ちゃんはいち早くそれを察したから協力するような形をしたんだよ 」


翠「一体何があったんだよ話してくれよ! 」


みんなに言い寄られた一刀だが


一刀「・・・ 」


一刀は何も言おうとしない


愛紗「一刀殿、言いたくないのなら言わなくても構いません。ですがあなたが旅立つというなら私もついていきます! 」


一刀「えっ!? 」


愛紗「あなたはほっておくといつも傷だらけになりますからね 」


桃香「私も行くよ! 」


鈴々「鈴々も行くのだ! 」


星「無論、私もですぞ 」


翠「あたしもな! 」


タンポポ「タンポポも〜♪ 」


焔耶「桃香様が行くなら私が護衛しなくてはなるまい! 」


紫苑「今回の旅は私もいきますわ 」


璃々「璃々も行く〜 」


桔梗「儂も行きますぞ 」


朱里「私もいきます! 」


雛里「私もでしゅ! 」


伽留「私を残していかないよね? 」


美以「美以達も行くのにゃ〜♪ 」


トラ達『にゃ〜♪ 』


結局全員が行く気になってしまった。


一刀「ちょ…ちょっとみんな待ってくれよ!? 」


愛紗「あなたに拒否権はありません。この事はすでに庄屋にも話を通していますので 」


と言われた一刀は


一刀「わかったよ、みんなで行こうぜ! 」


そしてこの後、一刀はみんなに瑠陳に行く理由を話し一行は瑠陳に向かうのだった。


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