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「馬超、曹操を狙う」

久しぶりの更新です。連載していた作品が一つ終わって時間に余裕ができたので投稿しました。(また次回から新作を投稿するので不定期投稿になりますが)

馬超を一刀達が泊まっている宿においてから一夜が明けた。


そして次の日の朝


愛紗「ほぅ、馬超はある人を追って故郷の西涼からやって来たのか 」


愛紗達は真名は交換していないが馬超とすっかり打ち解けていた。


馬超「あぁ、名前は教えられないけどな 」


星「確か西涼には当主である馬騰殿がいたはずだがよく許してくれたものだな 」


星が言うと


馬超「・・・ 」


馬超は黙りこんだ。


鈴々「馬超はどうしたのだ? 」


一刀「さぁね? 」


一刀達が不思議に思っていると


ゴォンゴォンッ!


突然銅鑼(どら)の音が鳴り響き


ササッ!


人々が避けて一本の大きな道を作り上げた。


愛紗「何が起きるんだ? 」


鈴々「おじちゃん、何が始まるのだ? 」


鈴々が側にいたおじちゃんに聞いてみると


おじちゃん「この村に国のお偉いさんが通るからみんな道を開けているんだよ 」


一刀「なるほど大名行列みたいなもんか 」


星「それはさておき誰が通るのだ? 」


星がおじちゃんに聞くと



おじちゃん「確か曹操とか… 」


ビクンッ!


おじちゃんの話を聞いた馬超は


馬超「あんの野郎! 」


ダダッ!


血相変えて大きな道に向かっていった。


愛紗「待て馬超!? 」


一刀「追いかけるぞ!? 」


ダダッ!


一刀達も馬超の後を追っていった。


パカポコッ


その頃、大きな道には金髪縦ロールを2つ構えた女の子が大きな馬に乗り、その左右を赤い服を着た黒髪のロングの女性と青い服を着た水色の髪の女性が金髪縦ロールを守るように馬に乗っていた。


金髪縦ロール「この国は平和ね 」


黒髪ロング「曹操様が納めている国はどこもかしこも平和に違いありませんよ 」


この金髪縦ロールの女の子は実は曹操孟徳(真名は華琳)である。


そして黒髪ロングは夏侯惇(真名は春蘭)、水色の髪は夏侯淵(真名は秋蘭)という名であった。


華琳「だけども争いを起こしてこそ平和が起きるのよ!もっと国を大きくするには戦をしなければ 」


春蘭「その通りです曹操様 」


華琳達が話をしていると


馬超「曹操覚悟ー! 」


ダダッ!


馬超が十文字槍・銀閃を構えて華琳に突っ込んできた。


ジャキンッ!


銀閃は華琳をとらえようとするが


ガキンッ!


おしくも春蘭の大剣・七星餓狼に食い止められてしまった。


馬超「くそっ!ならもう一度! 」


サッ!


馬超は春蘭から距離をとって再び攻めようとするが


一刀「落ち着けよ馬超! 」


ガシリッ!


後ろからやって来た一刀に捕まれてしまった。


馬超「(このあたしが気配を感じれなかったなんて!?)放せ北郷!曹操はあたしが殺してやるんだ! 」


じたばた!


一刀に押さえつけながらも暴れる馬超に対して


一刀「そんなに暴れると!? 」


むにっ!


馬超「/// 」


馬超が暴れたせいで一刀は馬超の胸を揉んでしまいその瞬間


馬超「このエロエロ魔神がー!♯どこ触ってやがるんだ!♯ 」


一刀「不可抗力…ぐほっ 」


ドカカッ!


馬超の標的は華琳から一刀に切り替わり、一刀は馬超にボコボコにされた。


愛紗「馬超、大丈夫か!? 」


鈴々「急に飛び出してどうしたのだ? 」


そしてようやく愛紗達が馬超の元にたどり着くと


星「ほぅ、これはまたすごいことに 」


ボローン


そこには馬超にボコボコにされた一刀が倒れていた。


みんなが一刀に夢中になっていると


華琳「春蘭・秋蘭!この者をとらえなさい! 」


春蘭・秋蘭『はっ! 』


シュバッ! ガシッ!


華琳に命じられて二人は馬超を取り押さえた。


馬超「しまった油断しちまった!? 」


そして華琳は押さえつけられている馬超の顔を見ると


華琳「あら、あなたは確か西涼太守である馬騰の娘だったわね。あのマヌケな馬騰にこんないい娘がいたとは驚きね 」


父である馬騰を馬鹿にされた馬超は


馬超「うるさい!父を殺した敵討ちだあたしと勝負しろ! 」


愛紗達『!? 』


この言葉に愛紗達は驚いた。曹操は馬超の父である馬騰を殺したという事実が衝撃であった。


華琳「親の敵討ちに私と戦えっていうの?その心意気は買ってあげるけどこれから死ぬあなたとどうやって戦うというのかしら? 」



愛紗達『!? 』


またも愛紗達に衝撃が走った。


華琳は愛紗達を見ると


華琳「見たところ馬超の仲間らしいけど何故そうなるのか不思議なようね。答えは簡単よ、太守である私に刃を向けたものは即刻死刑!これは当然なのよ 」


華琳が言うと


華琳「それではさよならね 」


サッ!


華琳が去ろうとすると


愛紗「待ってくれ曹操殿! 」


ビシッ!


愛紗が華琳を呼び止めた。


華琳「しつこいわね、今さら何を… 」


くるっ


華琳が愛紗の方を向くと



ドッキーンッ!


華琳は愛紗に心を打たれた。


華琳「(やっだー!黒髪の山賊狩りの関羽じゃなーい!?強くて美しいって聞いたから我が軍に入れようと思ったけどこれはチャンスだわ///) 」


もんもん


華琳が一人で妄想していると


愛紗「私達と馬騰は同じ宿に泊まっただけの仲だが殺されるというのを黙ってみておれん!どうか馬超の命を助けて頂きたい! 」


スッ


愛紗が頭を下げて華琳に頼むと


華琳「そうねぇ、私の条件をのむというのなら馬超を殺すのは見逃してもいいわよ 」


華琳が言うと


愛紗「わかった条件をのもうだから馬超の命は助けてくれ! 」


愛紗が華琳に頼むと


華琳「いいわ、馬超の命は助けてあげる 」


愛紗「よかった(ホッ) 」


華琳「ただし条件として関羽!あなたは今夜私と(ねや)で過ごすのよ! 」


ビシッ!


愛紗「なっ!?閨だと/// 」



この時愛紗は曹操の噂話を思い出した。曹操は女好きで気に入った女は閨に連れ込んで〈ピー〉することを


華琳「嫌ならいいのよ馬超は殺すし、天下の関雲長が一度決めたことから逃げ出したって噂になるからね 」


華琳はいたいところをついてくる。


そして迷ったあげく愛紗の返答は


愛紗「わかった!私でよければ付き合おう! 」


華琳と閨を共にすることを決意した。


華琳「商談成立よ。春蘭、馬超は牢に入れときなさい!では関羽、また夜にね 」


スッ


そして華琳は去っていった。


鈴々「星、曹操は愛紗を閨に呼んで何するのだ? 」



星「それはだなぁ… 」


星が鈴々に話そうとすると


愛紗「鈴々にはまだ早い!♯ 」


星「おやおや 」


愛紗に怒鳴られてしまった。


そして夜が来て


愛紗は華琳が用意した天幕の閨で裸になっていた。


愛紗「(うぅっ、馬超を助けるためとはいえ私のはじめてを曹操にやるなんて) 」


愛紗は今さらながら後悔していた。ちなみに条件は愛紗一人だというので星と鈴々は宿に泊まっている。


ヒラッ


華琳「うふふっ!関羽はしっとりつやつやできれいね 」


華琳が天幕にタオル一枚を巻いて入ると


バサッ


華琳「さぁ、閨の時間よ! 」


華琳はタオルを脱ぎ捨てて愛紗に襲いかかろうとする。


愛紗「(もうダメだ!?) 」


そして華琳と愛紗の肌が触れ合おうとしたその時!



ガシャンッ!


刺客「曹操、お命頂戴する! 」


華琳の命を狙う刺客が天幕の上から剣を突き立てて襲いかかってきた。


愛紗「(まずい!?得物は置いてきてしまったから反撃できない!?) 」


愛紗がどうにもできずに戸惑っていたその時!


バリンッ!


一刀「このくせ者がー!♯ 」


刺客が降りてきたすぐ後に天幕の上から一刀が現れた。


愛紗「一刀殿!? 」


華琳「!? 」


突然の一刀の登場に驚く二人


そして現れた一刀は


一刀「くらえーっ!♯ 」


ドカッ!


刺客「ぐえっ!? 」


刺客に一撃食らわせると



刺客「ちっ!邪魔者がいたとはな!?ここは退却だ 」



サッ!


刺客が逃げようとすると



一刀「逃がすかよ待てー! 」


ダッ!


一刀も刺客の後を追っていった。


そんな騒動が起きたあと、天幕に取り残された裸の愛紗と華琳は


華琳「あの男は確か馬超に殴られていた情けない男ね。でもその情けない男に助けられるなんてね 」


スッ


華琳はタオルを巻くと


華琳「もう帰ってもいいわよ、あの男に免じて勘弁してあげるわ 」


愛紗「えっ!? 」


華琳「春蘭!関羽を送ってあげなさい!だけど私はあなたを諦めた訳じゃないからね、いつか必ずや私と閨を過ごしてもらうわよ♪ 」


愛紗「(ぞくっ!?) 」


その言葉に恐怖を感じる愛紗だった。


しばらくして、愛紗が春蘭に送られていると


春蘭「喜ぶがよい、華琳様が馬超を解放してもよいと言った。馬超と共に帰るがよい 」


愛紗「う、うむ 」


愛紗は何か考え事をしていた。


愛紗「なぁ夏侯惇殿、ひとつ聞くが曹操殿は本当に馬騰殿を殺したのか?私にはあの者が人殺しするようには思えないのだが 」


春蘭「・・・ 」


愛紗の言葉に春蘭は黙りこんだ。


そして


春蘭「関羽よ、お前は人を見る目は確かなようだな。いいだろう信じてくれるかわからないが真実を教えてやる 」


春蘭は話を開始した。


ちなみにこの小説はアニメにそっていますので春蘭は眼帯をせず両目があります。

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