「フランチェスカ学園学園祭前編」
はじめの設定として
本編と違い一刀と愛紗の関係は幼馴染みであるため愛紗は一刀を呼び捨て
大浴場
ガラッ!
愛紗「(キョロキョロっ!) 」
桃香「何してるの愛紗ちゃん? 」
愛紗「いや、いつもの展開ならば一刀が先に風呂に入っていたりお湯の中に潜んでいるのでな 」
用心深い愛紗であった。
鈴々「いくらお兄ちゃんでも全女子が集まる女湯に入ってきたらすぐ見つかるのだ 」
愛紗「それもそうだな、たまには気にせず入るとしよう 」
今回くらいは一刀を気にしないことにする愛紗
すると浴場では
麗羽「おーほっほっほっ!この大浴場ができたのも生徒会長であるわたくしのおかげなのですから感謝いたしなさい! 」
元々この場所はシャワールームだったのだが生徒会長である麗羽が権限を利用して大浴場に改良した。
華琳「まぁ今回ばかりはしたくないけど麗羽に感謝しなくちゃね 」
桂花「そうですね華琳様 」
秋蘭「しかしジャグジーや死海風呂(浮きやすい風呂)までつけるのは大変だと思うが… 」
春蘭「秋蘭、こまかいことは気にするな。はげるぞ 」
デコハゲの春蘭に言われたくない
麗羽「それにしても少し湯気が濃いですわね 」
もわ〜
小説なのでわからないが先程から湯気がたくさん出ていた。
麗羽「陳琳さん、換気扇を回しなさい 」
陳琳「いいですよ 」
カチッ! ブゥーンッ!
陳琳は換気扇のスイッチを入れる
猪々子「これで湯気に対する苦情が解消されたな♪ 」
斗詩「誰から苦情がくるんだろう? 」
パァーッ!
そして湯気が晴れていくと
桃香「あれっ?知らない子がいるよ 」
浴場に知らない子が入っていた。
愛紗「(じろーっ!) 」
?「(・・・!?) 」
知らない子を不信に思ってじろりと見つめる愛紗
すると
愛紗「あっ!紫苑先生、相変わらず大きな胸ですね 」
愛紗が入り口の方を見て言った瞬間…
くるっ!
一刀「なにっ紫苑先生だと!どこだ!? 」
知らない子の正体は一刀であり一刀は本性をさらけ出して直ぐ様入り口の方を見るが
しーんっ…
一刀「あれっ!? 」
そこに紫苑先生の姿はなく代わりに…
ゴゴゴッ…!!♯
一刀「はっ!? 」
一刀の後ろから鬼のような視線が流れてきた。
愛紗「お前という奴はーっ!!♯ 」
ドガバキンッ!!
一刀「ぎゃーっ!? 」
隠れて入るのがダメならば女装して入ればよしと考えた一刀だが作戦は失敗に終わり女子数名からお仕置きを受ける一刀であった。
そして次の日、ここは東京のどこかにある聖フランチェスカ学園
今日はこの場所であるお祭りが開かれようとしていた。
それは第〇回フランチェスカ学園学園祭である。
そして今日の学園祭に向けて各組が準備をしていた。
愛紗達の組
ぺたぺたっ
鈴々「できたのだ! 」
愛紗「こら鈴々、文字が逆ではないか! 」
桃香「もう鈴々ちゃんったら 」
桃香はにゃんばん島から帰宅後、一刀と一緒にいたいという理由で学園に転入し、愛紗と鈴々の親に気に入られて養子になったのであった。
朱里「これでうちの組の準備は終わりですね 」
星「準備とは結構疲れるものだな 」
翠「お前(星)は特に何もしていなかっただろうが! 」
ちなみに愛紗達の出し物はというと
バンッ!
『はわわメイドカフェ』
原作の朱里のような服を着るカフェである。
桃香「満場一致でこれに決まってよかったね♪ 」
愛紗「今日は頑張るとしよう! 」
全員『おうっ! 』
とそこへ
郵便「ちわ〜、郵便です。諸葛朱里さんいますか? 」
朱里「はわわ!?私ですけど何か? 」
郵便「鳳統という人からお手紙です 」
朱里「はわわ!?雛里ちゃんからですか!? 」
バサッ!
手紙を受け取った朱里は早速手紙を広げて読んでみる。
鈴々「雛里って誰なのだ? 」
星「知らんのか?油揚げの中に酢飯がつまった… 」
翠「そりゃ稲荷鮨だろ! 」
愛紗「どうやら朱里の知り合いだそうだが手紙には何と書かれているのだ? 」
朱里「え〜と、今日の学園祭の日からフランチェスカ学園に転入してくるそうです。それで学園を案内してほしいと 」
桃香「朱里ちゃんの友達がくるの!だったらお店はいいから案内してきなよ! 」
朱里「でも… 」
朱里はなかなか行きたがらない。何故かというとメイドカフェなので当然料理が必要なのだがこの組で料理がまともなのは朱里だけであり、その朱里が抜けると店に大打撃がくるのだ!
星「残念ながら私もこれから翠と共にメンマ研究会の準備があるから店には出られないからな 」
翠「えっ!?そんな話聞いてな… 」
翠が最後まで言おうとすると
星「協力しなければこの間お漏らししたことをバラすぞ(ボソッ) 」
翠「あ〜、そういえばそういう話だったよな!? 」
脅迫される翠
愛紗「朱里よ、店の料理のことなら心配するな、私が料理を… 」
鈴々「お兄ちゃんに頼むのだ!お兄ちゃんの料理の腕はピカイチだから大丈夫なのだ 」
お兄ちゃんこと一刀の料理の腕は神の舌を持つ華琳の舌を唸らせる(うならせる)ほどの腕前であり申し訳ないのだが
一刀「悪いがそれは無理だ 」
バッ!
噂をすれば影という言葉の通り一刀が現れた。
鈴々「お兄ちゃんなのだ! 」
朱里「無理ってどういうことですか? 」
一刀「学園祭の日は前もって約束した各組の協力をしなくちゃならないんでな、これから華琳の所にいかなくちゃならないんだ 」
編入生である一刀は組をもっていないため学園祭は自由なのだ。
一刀「今からだと一番最後になるがそれでもよければ来てやるからな 」
スッ!
そして一刀は去っていった。
愛紗「まったくあいつは何を考えているのだ!こうなったら私が料理を… 」
桃香「私達で頑張るしかないよね! 」
鈴々「なのだ! 」
一方その頃、華琳の組
華琳「私の組の出し物は却下というわけなの? 」
稟「はい却下です! 」
華琳の言葉に風紀委員である稟が返す
華琳の組の出し物は単なるドリンクバーなのだが
稟「この『女性限定!華琳様の足についたドリンクを舐める』というのは風紀を乱します! 」
桂花「何よ!華琳様の美しい素足を舐めることができるいいアイディアじゃない! 」
稟「ダメといったらダメです!風紀委員が認めない出し物は却下です! 」
このままでは華琳の出し物が無くなってしまう。
そんなとき
一刀「別にいいんじゃないの 」
バッ!
華琳「一刀! 」
桂花「ゲッ!?全身精液男!? 」
一刀が華琳の組に現れた。
稟「一刀さん、あなたが何を言おうと風紀を乱すような出し物は… 」
色々と言う稟
スッ!
そして一刀が稟の耳元に近づいて
一刀「お客として店に入れば華琳の素足を舐め放題なのになぁ〜♪(ボソッ) 」
囁く(ささやく)と
稟「か…華琳さんの美しい素足を舐め放題…(ブバッ!!) 」
バタリッ!!
鼻血を出して倒れる稟
一刀「返答は? 」
稟「きょ…許可します! 」
華琳のサービスのために許可する風紀委員
華琳「ありがとうね一刀、お礼にあなたなら特別に素足ドリンクしてもいいわよ 」
華琳は一刀に言うが
サラ〜っ
一刀はすでにいなかった。
華琳「今日は濃き使ってやるから覚悟なさい♯ 」
その頃、蓮華の組
蓮華「我が組のバンドは認めないだと!? 」
風「そうなのですよ〜。風紀委員の風が許可しませんよ〜 」
蓮華の組は確かにバンドであり問題無さそうな感じなのだが…
風「衣装に問題があるのですよ、そのような下半身が露出した衣装は認めないのですよ 」
バンドの衣装は呉軍親衛隊の服(原作での思春の服)なのだが下着はサラシフンドシであった。
思春 「貴様!フンドシのどこがいけないというのだ!♯ 」
風「破廉恥じゃないですか〜。とにかく許可できないのですよ〜 」
このままでは蓮華の組はバンドをできなくなってしまう!
そんなとき!
にゃ〜
どこからか猫の鳴き声が聞こえてきた。
鳴き声の聞こえてきた方を見てみると
一刀「よしよし 」
一刀が猫を抱いていた。
一刀「風、猫抱いてみたいだろ?許可してくれたら抱いてもいいけどな 」
風「ムムッ!?お兄さん、風がそのような誘惑に乗るような人物だとでも思うのですか? 」
一刀「思う! 」
風「わかってるじゃないですかお兄さん、許可するから抱かせてくださいよ〜♪ 」
猫抱きたさにあっさり許可する風紀委員
蓮華「ありがとう一刀 」
一刀「まぁ学園祭出ないのはつまらないし、蓮華のフンドシ姿も見てみたいしね♪ 」
蓮華「なっ!?/// 」
サラ〜っ
そして一刀は去っていった。
一刀「さていよいよ学園祭の開始だぜ! 」
はたしてどうなるのやら?