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「龍を操る者」

洛陽での董卓との戦いが鎮められたのもつかの間、


今度はこの戦いを起こした張本人である于吉が現れて秦の始皇帝を甦らせるという恐ろしい計画が明かされた!


それを阻止するため三国は力を合わせ、于吉を止めようとする!


そして一刀は于吉の放った刺客である士皇を足止めするため一人残るのだった。


士皇「意外と優しい奴じゃないか、あいつら(桃香達)がいると怪我するからって先にいかせるなんてな 」


一刀「こう見えても昔から姉さんに男は女を守るものだって教わっているからね、厄介なお前の相手は俺がしてやるぜ! 」


スッ!


一刀は聖魔閻龍神刀を構える!


士皇「賢い判断だがバカな奴だな、自分から死を望むなんてな! 」


ジャキンッ!!


士皇も魔槍・ダークランスを構えた。


そしてその頃、于吉の計画を阻止すべく向かった愛紗達は


ダダッ!!


于吉の計画を阻止すべく邪魔してくる兵馬俑を蹴散らしながら洛陽の城に向かっていた。


愛紗「于吉というものが何故洛陽に拠点を置いたのかを不思議に思っていたが 」


星「まさか洛陽にある始皇帝の墓が狙いだったなんてな 」


鈴々「でも始皇帝を復活させてどうするつもりなのだ? 」


朱里「知らないんですか鈴々ちゃん、始皇帝の話を!? 」


鈴々「知らないのだ 」


はっきり言う鈴々


雛里「始皇帝という人物は秦の国の優れた王様でした。ですが不老長寿の薬を徐福に持ち逃げされて怒った始皇帝は民や兵を虐殺しまくり、最期には一人で1000を越す兵と戦って死んだんです 」


※実在の始皇帝とは話が違います


翠「じゃあ、そんな強い奴が復活でもされたら!? 」


朱里「この大陸は滅びてしまうでしょう。始皇帝の力は恋さんや一刀さんを軽く越すほどの武人です!? 」


そんな奴が復活したら大変なことが起きてしまう!愛紗達は絶対にそれを阻止しなくてはならなかった。


華琳「ちょっと麗羽!早く来なさいよ! 」


麗羽「お待ちなさいな!走るとカツラがずれてしまいますのよ! 」


カツラを押さえながら走る麗羽はあきらかにお荷物であった。(置いてくとうるさい)


そして愛紗達が近づいてくるのを見た于吉は


于吉「やはり三国の将相手では兵馬俑は役に立ちませんね、仕方がないですねこいつらを使うとしましょう 」


スッ!


于吉は札を数枚取り出すと


于吉「行きなさい傀儡(くぐつ)兵! 」


シュシュッ!


愛紗達のところに札を投げた。


鈴々「にゃにゃっ!?何かが飛んでくるのだ!? 」


いち早く于吉が何かをしたのに気づく三国連合だが


シュバッ!


一足遅く、術が発動してしまった。


傀儡兵達『ギィーッ!于吉様の邪魔をする奴は敵なり! 』


愛紗「くっ!こうなったらこいつらを先に倒すしかないようだな!? 」


華琳「厄介な相手ね!? 」


蓮華「でも戦うしかないな! 」


ジャキンッ!!


得物を構えて傀儡兵に立ち向かう三国連合


麗羽「おーほっほっほっ!では皆さん頑張ってくださいまし、わたくしは休ませてもらいますからね 」


斗詩「麗羽様も戦ってください!? 」


猪々子「真面目に戦わないと何進将軍からどんな目に遭わされるかわかりませんよ!? 」


麗羽「(ドキッ!?)仕方がありませんわね、この袁紹本初の真の実力を見せてあげますわ! 」


珍しく麗羽もこれ以上お仕置きをうけないためにヤル気満々であった。


一方その頃、


一刀「ハァッ! 」


ブォンッ!!


士皇「ちっ! 」


ガキンッ!!


一刀と士皇の戦いはまったく互角であった。


こうなるとどちらか一方の気が緩んだ方が負けてしまう!


一刀「(愛紗達が心配だけど今はこいつを倒すことに専念するんだ!) 」


もし一刀が士皇に負けた場合、士皇は于吉の邪魔をしようとする愛紗達を殺しにいくだろう。


大事な人を守るため一刀は頑張るのだった。


そして…


一刀「でりゃーっ!! 」


ガッキーンッ!!


士皇「なっ!? 」


一刀が士皇のダークランスを弾き飛ばした!


一刀「もらったぜ! 」


スッ!


その隙を逃さず、士皇を攻める一刀


だが士皇の様子が何かおかしかった。


士皇「そうか、お前が戦いたいだなんて珍しいじゃないか! 」


士皇が独り言を言うと


ゴォッ!!


一刀「(何だこれは!?) 」


士皇から物凄い気が出てきた。


士皇「俺は昔から体に龍を飼っているんでな、龍が相手に応じて出現するようになっているんだ。いでよ、強獄斧龍! 」


士皇が言うと


ゴォーッ!!


士皇の後ろから斧と剣を足し合わせた姿をした龍が現れた!


一刀「まさか龍だと!? 」


士皇「いくら貴様でも龍が相手では何もできまい!くらえっ! 」


ゴォーッ!!


士皇と龍が気を溜めると


士皇「『絶望の魔龍撃(ダーク・テンペスト)』! 」


ゴォーッ!!


闇の邪悪な気を一刀に放った!


一刀「なにっ!? 」


キィーンッ!!


一刀「ぐほーっ!? 」


ドッカーンッ!!


闇の気は一刀に当たって爆発した。


士皇「ハハッ!この技を食らって生きていた奴はいない!私の勝ちだ! 」


そしてその頃、


桃香「きゃっ!? 」


ガキンッ!!


愛紗「姉上!? 」


傀儡兵「邪魔するものは死ぬがよい! 」


桃香が傀儡兵にやられて殺されそうになる!


回りの人は自分の相手をしているため助けられない!


傀儡兵「死ねっ! 」


ブォンッ!!


そして傀儡兵の剣が桃香に降り下ろされたその時!


パァーッ!!


桃香「えっ!? 」


桃香の持つ剣・靖王伝家から光が放たれ


傀儡兵「ギャーッ!! 」


ジューッ!!


傀儡兵は浄化されていった。


于吉「まさかあの剣は!?あの劉備というものが持っていたなんて、ならば始皇帝復活より先に劉備を殺す必要がありますね! 」


次回、第3章決着!(の予定)

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