「一刀VS連合軍」
洛陽にて董卓軍VS連合軍の戦いが始まった。
だが董卓軍はいきなり主力である霞と恋を出陣させ連合軍を混乱させる。
おまけに董卓軍の力は知っているものでも以前より大きく力が上回っていた。
そして霞VS春蘭が戦っていると麗羽が差し向けた刺客の弓が霞を襲う!
危うし霞!だがその時、霞を救ったのは一刀であった。
一刀は董卓軍を全軍引き上げさせると一人で連合軍全員と戦おうとするのであった。
洛陽の城
この事態に驚いたのは連合軍だけではなく、城から見ていた張譲も驚いていた。
張譲「何が起きてるんだ!?張遼(霞)と呂布(恋)がいきなり去ったと思ったらあの男が現れるなんて!?しかもたった一人で連合軍を食い止めるだと!? 」
もし一刀が連合軍を通したならば自分の悪事がバレるかもしれない。
そう思って張譲は戦いを見続けていた。
麗羽「フッ!一人でこの場を守りきるですって、バカな人もいますわね。皆さん、やっておしまい! 」
ビシッ!
麗羽はみんなに指示を出すが
しーんっ
誰一人として動く人はいなかった。
麗羽「みなさんどうしましたの!? 」
猪々子「麗羽様、そりゃ無茶ってもんですよ 」
斗詩「北郷さんの実力は恐ろしく強いんですよ 」
誰もが一刀の武勇伝を知っているため向かうものはいなかった。
そんなとき
一刀「どうしたどうした?連合軍ってのはたった一人の男ですら攻撃できない臆病者の集団か? 」
連合軍を挑発する一刀
麗羽「なんですって…モゴモゴっ!? 」
猪々子「麗羽様落ち着いてください!? 」
斗詩「先にキレたら負けですよ!? 」
暴れようとする麗羽を押さえつける二人
一刀「(ちっ!向かってこなくちゃ話にならないのに!こうなったら仕方がない!) 」
スッ!
そこで一刀は麗羽のいる方向を見ると
一刀「そこのオバサン!悔しかったらかかってきな!あっかんべー!おしりぺんぺ〜ん♪ 」
パンパンッ!
一刀が麗羽にお尻を向けて叩き、挑発すると
ブチンッ!!♯
麗羽の何かがキレてしまい
麗羽「な〜んですってーっ!!♯皆さん、総大将命令です!あの男を八つ裂きにしてやりなさい!♯ 」
袁紹軍『は…はいっ!? 』
ダダッ!!
麗羽の命令で一刀に向けて進軍する袁紹軍
スッ!
だが一刀は
一刀「『俄龍四神弾』! 」
ドゴォッ!!
袁紹軍『ぎゃーっ!? 』
袁紹軍を必殺技でぶっ飛ばした。
袁紹軍『ならば弓を食らえ! 』
シュシュンッ!!
一刀に近づいてはダメだと気づいた軍は弓で遠距離攻撃をする。
だが一刀にはそんなもの無意味であった。
一刀「『俄龍混沌炎撃』! 」
ドゴォッ!! シュンッ
一刀は闇の気を放って弓を消滅させる。
袁紹軍『何だよあいつ!?同じ人間とは思えない 』
袁紹軍はすっかり一刀の武力にびびってしまった。
一刀「どうしたどうした!!連合軍ってのはこの程度なのか! 」
なおも連合軍を挑発する一刀
愛紗「(一刀殿、何故このようなことをするのですか!) 」
あの普段は優しい一刀が愛紗達と敵対し、鈴々にさえ暴行を加えるなんて何かがおかしいとすぐに気づいたがその理由まではわからなかった。
愛紗が心配していると
星「しかし愛紗よ、妙だと思わんか? 」
愛紗「何がだ星よ? 」
星が愛紗に話しかけてきた。
星「もし本当に一刀殿が董卓軍に寝返ったのならば一人で残るより張遼達と残ればよかろう。そして先程から我々を挑発しては正々堂々挑ませている。これは一人で守るには不利なことだ 」
確かに一刀が連合軍を挑発したおかげで連合軍は卑怯な手や奇襲を使わなくなった。
もし使えば連合軍はたった一人相手に卑怯な手を使ったと噂されて卑怯者呼ばわりされてしまうからだ。
星「そして一刀殿はこちらから挑ませては追い払うだけを繰り返している。まるで少し前の董卓軍と同じように時間稼ぎでもしているかのように… 」
確かに一刀の行動は1歩進んではまた下がるような感じであった。
鈴々「何故お兄ちゃんは時間稼ぎしてるのだ? 」
星「それはわからんが、先に張遼達が戻ったのが引っ掛かってな 」
星が言うと
スッ!
翠「おい愛紗、どこいく気だよ? 」
愛紗は得物の青龍偃月刀を持ってどこかにいこうとする。
愛紗「決まっているだろう。一刀殿と戦うのだ 」
朱里「はわわ!?本気ですか愛紗さん!? 」
愛紗「本気だとも、一刀殿の目的が時間稼ぎで何者かにこの戦いを見てほしいなら協力するまでだ! 」
ダッ!
愛紗は一刀の方へ駆け上がる!
一刀「んっ! 」
一刀がそれに気づくと
愛紗「ハァッ! 」
ブォンッ!!
愛紗は一刀に偃月刀を振り下ろした!
ガキンッ!!
一刀は愛紗の一撃を受け止める!
一刀「(どうやら俺がしていることがわかったようだな愛紗) 」
愛紗「(私はあなたを信じています!) 」
カンカンッ!!
そして二人はそのまま戦いを続ける!
それを見ていた鈴々達は
鈴々「愛紗だけずるいのだ!鈴々もお兄ちゃんと戦うのだ! 」
翠「あたしだって! 」
星「では私も参るとするか! 」
ダッ!
愛紗に加勢をしに一刀の方に向かっていく!
更に
華琳「(なるほどね、あの優男のしそうなことだわ)春蘭、あなたも行きなさい! 」
春蘭「わかりました華琳様! 」
雪蓮「前から一度一刀と戦ってみたかったのよね〜♪ 」
ダダッ!!
一刀の考えを察知して他の軍も愛紗に加勢して一刀の方へやって来た。
一刀「(いくらなんでも6人(愛紗、鈴々、星、翠、春蘭、雪蓮)が相手じゃ本気出さないとヤバいかもな!?) 」
一方その頃、洛陽の城
張譲「ふむふむっ!北郷の奴が一人だとやられる危険があるからずっと監視をしていたがあいつ、なかなかの武力を持っているではないか!あいつの武力さえあればこの国、いや大陸を支配できるくらい簡単だな! 」
張譲が城から戦いを監視していると
?「悪いけど、あんたに大陸支配はムリよ! 」
張譲「なんだとっ! 」
くるっ
後ろから声が聞こえてきたので張譲が振り返ると
バンッ!
そこには詠、霞、恋、ねねの董卓軍主要人物がいた。
張譲「お前達何をしている!早く戦いにいかないか!♯ 」
張譲が怒鳴ると
ねね「もうお前の言うことなんて聞かないのです! 」
霞「右に同じや! 」
張譲の命令を拒む霞達
張譲「バカめ!私に逆らうと董卓がどうなるか… 」
ところがだ
月「私がどうかしましたか? 」
スッ!
董卓軍の後ろから監禁されているはずの董卓(月)が現れた。
張譲「お前は董卓!?何故ここに!? 」
恋「…全て一刀が考えた 」
詠「今からあんたに教えてあげるわよ!あのバカチ〇コの策をね! 」
実は一刀が董卓軍に来た時、こんなことが起きたのだ。
それは一刀が董卓軍に来た時のこと…
一刀「俺に策がある! 」
霞「策? 」
恋「…一刀、何する? 」
一刀「今から恋と張遼で連合軍を攻めて時間稼ぎをしてもらう。その間に俺は董卓の気を探して居場所を見つけ出す 」
気を扱う一刀は気の流れをたどって人探しもできるのだ。(ただし、集中しないとできないので普段はあまり使わない)
一刀「賈駆(詠)には城の道筋を、陳宮には張譲の見張りをしてもらいたい 」
一刀が一通り作戦を話すと
詠「そんなの無茶じゃないの!? 」
ねね「そうなのです!恋殿達がいない間にねね達を連合軍に差し出す気に決まっているのです! 」
一刀に文句を言う二人だが
恋「…恋は一刀を信じる 」
霞「こいつとは一度戦ったからな、ウチも信じるで♪ 」
一刀を信じる二人
一刀「ありがとう恋、張りょ… 」
霞「霞でええよ、ウチの真名あずけたる♪ 」
一刀「わかったよ霞、俺も終わり次第すぐに駆けつける!ついでに連合軍と長く戦えるよう二人に合った構えを教えておくよ 」
ということがあったのだ。
詠「そしてその後、あんたが駆けつけたバカチ〇コに気をとられているうちにボク達が月を救出しにいったわけさ! 」
ねね「見張りもあらかじめヘボが倒していたから楽だったのです! 」
霞「覚悟はええか張譲! 」
恋「…お前は絶対に許さない! 」
ジリジリッ…
張譲「くっ!? 」
人質がいなくなった今、張譲はもはや恐れる存在ではなくジリジリと部屋の隅に追い詰められていく!
だが
張譲「私はここで捕まるわけにはいかない! 」
グイッ!
張譲がぶら下がっていたヒモを引っ張った瞬間!
ガコンッ!
董卓軍『あっ!? 』
張譲の足元の床が抜けて張譲はこの場から脱出した。
張譲「フフフッ!もしものために作っておいた非常口が役に立ったようだね、去らばだ! 」
フッ!
張譲はこの場から姿を消してしまった。
霞「しまった!?逃げられてもうた!? 」
ねね「早く追いかけるのです! 」
すぐに追いかけようとする董卓軍だが
バタンッ!!
張譲が出た入り口が閉じてしまった。
恋「…しまった!? 」
月「詠ちゃんどうしよう!? 」
おろおろする月に
詠「とにかく!恋とねねはバカチ〇コのところに、残りのボクらは張譲の追跡よ! 」
霞「わかったで! 」
恋「…任せる! 」
ねね「行くのです! 」
月「一刀さん、無事でいてください! 」
その頃、一刀はというと
一刀「ハァハァ… 」
さすがの一刀も気の出しすぎと6VS1の戦いにより傷ついていた。
愛紗「(一刀殿、あんなに傷ついてしまって!?) 」
一刀を心配する愛紗
とその時!
スッ!
愛紗「(えっ!?) 」
張譲「お前さえいなければ、計画は完璧だったんだーっ! 」
城から逃げ出した張譲が小刀を持って一刀の背後に現れ
ブスッ!!
全員『・・・!? 』
一刀の背中に小刀を突き刺した。
普通なら気配で気づく一刀だが背後からは誰も来ないと思って油断していた。
華琳「なっ!? 」
蓮華「うそっ!? 」
美羽「ふえっ!? 」
麗羽「あの方は張譲さん!?なんで!? 」
いきなりの張譲の登場と行動に驚く連合軍
張譲「(勝った!) 」
一刀に小刀を突き刺したことで勝利を確信する張譲だが
ガシッ!
張譲「えっ!? 」
誰かに頭を掴まれ、見てみると
一刀「お前、俺を怒らしたな♯ 」
ゴゴゴッ…!!♯
そこには一刀がいた。
張譲「バ…バカな!?小刀とはいえ確かに突き刺したんだぞ!?なのに何故死なない!?痛くないのか!? 」
驚く張譲だが
一刀「これくらい、あの娘(月)が苦しんだ痛みに比べれば痛くないんだよ!♯ 」
ゴッチーンッ!!☆ミ
張譲「がはっ!? 」
一刀に頭突きを食らわせてのびる張譲
しばらくして
その後、月達がやって来た。
麗羽「おーほっほっほっ!悪人自らが来るなんて好都合♪皆さん、引っ捕らえなさい! 」
と命令する麗羽だが
しーんっ…
もはや誰も麗羽の指示を聞く人はいなかった。
麗羽「皆さんどうしましたの!わたくしに逆らうと大将軍から厳しい罰が…ってあれ? 」
今の大将軍は張譲である。
その張譲があんなことをすればクビは確実だ。
となると…
何進「次の大将軍はわしのようじゃな! 」
バンッ!
そこへ何進将軍が現れた。
元々行方がわからないので大将軍の地位を下ろされた何進だったが行方がわかれば大将軍に戻れるのだった。
何進「では判決を言い渡す!皆のものに罪はなし!袁紹は悪徳な指示及び、わしを馬鹿者扱いした罪により、地位剥奪を申し渡す!その他の者に罪はなし! 」
麗羽「なっ!? 」
猪々子「そういえば麗羽様、坊主になってお寺に入るとも言ってましたよ 」
何進「ならばそうするがよい! 」
麗羽「ちょっと!? 」
泣き面に蜂な麗羽であった。(悪いことに悪いことが重なること)
そして一刀はというと
一刀「いたた…!?愛紗、もっと優しく治療を… 」
愛紗「心配させた罰です!我慢してください! 」
ギュッ!
愛紗から治療をうけていた。
その時!
スッ!
月「あのぅ一刀さん、私達のために色々とありがとうございます 」
月が一刀にお礼を言いにやって来た。
一刀「お礼なんて別にいいよ、俺が勝手にしたことだしね 」
月「それでは私の気がすみません!ですからお礼を受け取ってください! 」
スッ!
そして月は一刀に近づくと
チュッ♪
一刀の頬にキスをした。
月「へぅ〜、私にはこれくらいしかお礼ができませんから/// 」
一刀「ゆ…月/// 」
ちなみに一刀は董卓軍から真名を預かっていた。
スッ!
そして月が一刀にキスした後、恋が一刀の前に現れ
チュッ♪
月がした反対側の一刀の頬にキスをした。
恋「…月だけずるいから恋もする 」
一刀「ずるいって/// 」
それだけでキスするのは勇気がいる。
だがその直後
ギランッ!!♯
一刀「(ビクッ!?) 」
後ろから悪寒を感じた一刀が振り向くと
愛紗「楽しそうですね一刀殿♯ 」
桃香「私達すごーく心配したのにねぇ♯ 」
そこには顔は笑顔だが心は笑っていない愛紗と桃香がいた。
一刀「あの二人共!? 」
愛紗「安心してください。一刀殿は怪我人ですから殴りはしません 」
さすがに怪我人を殴るほど愛紗は鬼ではなかった。
愛紗「ですが治療として傷口に塩を塗ってあげますよ♯ 」
桃香「それとも辛子の方がいいかな?♯ 」
ゴゴゴッ…!!♯
一刀「あのぅ!? 」
更に悲劇が一刀を襲う。
詠「このバカチ〇コ、よくも月の唇を♯ 」
ねね「ち〜ん〜きゅ〜う〜キ…♯ 」
一刀「ひっ!? 」
※この後、一刀がどうなったかは読者の想像に任せます。
次回、于吉あらわる!